ぎじゅつかのやまだせんせい

中学校技術科としての雑念を書いてみますね(^^)

ぎじゅつかのやまだせんせい

中学校技術科としての雑念を書いてみますね(^^)

最近の記事

19 金属の切削・研磨

こんにちは!今日もお付き合いくださいね(^^) 真鍮製ペン立ての実習をしている際、輪郭の加工をしていました。弓のこ、コッピングソーで切断したあと、金工用の大きな棒状のやすりで大まかに削ります。そして、精密やすりで細部を丁寧に削っていきます。とても細かい部分に関しては、100円ショップに駆け込み、すごく細いやすりを買って対応した思い出があります。精密ダイヤモンドやすりってのがあった気がします。 輪郭が整ったら、金属表面の研磨をします。耐水研磨紙を使いました。200番台〜10

    • 18 金属の切断の思い出

      こんにちは! 今日もお付き合いくださいね(^^) 昔、授業で5mm厚の真鍮の板を切り出してペンスタンドを製作していました。その際、金属の切断は人力でやってもらってました。使う工具は「弓のこ」と「コッピングソー」です。コッピングソーはいわゆる糸鋸ですね。弓のこは直線に切るときに使い、コッピングソーは曲線に切るときに使いました。授業ではこの2種類を準備していましたが、結局使われる人気の高いのはコッピングソーでした。やっぱり曲線しか勝たんですね。刃が360度ついているすごい刃です

      • 17 爪楊枝(つまようじ)の有用性

        こんにちは! 今日もお付き合いくださいね(^^) 木工をする際に、僕は爪楊枝を準備します。その理由を以下に述べます。 1 木工用ボンドをのばせる 部品と部品を接着する際に、木工用ボンドを使うと思います。その際に薄く広げて塗りたいときってありますよね。そんなときに爪楊枝があればサッと広げられて便利です。ボンドを適量すくいながら塗るときにも使えます。チューブタイプじゃないボンドのときに活躍しますね。 2 穴をふさぐことができる 下穴や釘の打ち間違いなどで木材には簡単に穴

        • 16 仕上げ

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 組み立てが終わりましたら、仕上げをしましょう。以下の①、②、③の流れで僕はよく行っています。 ①面取り 製品の角張った部分を削りましょう。研磨紙を板に巻き付け、45度程度に傾けながら研磨しましょう。 ②素地研磨 製品の表面を研磨しましょう。傷や汚れ、鉛筆の線など、研磨紙を使って磨きます。鉛筆書きが濃かったりすると、ここで辛い思いをすることがあるかもしれません。消しゴムでもなかなか消せない…! ③刷毛塗り(塗

          15 組み立て

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 部品ができたら組み立てをして製品を設計図どおりつくっていきましょう。最初に部品を配置してみて仮組み立てをしてみましょう。そうすることで、部品と部品の組み合わせが見えてきますね。 次に、部品にくぎ打ちするための準備をしましょう。くぎ打ちのためには、 ①くぎ打ち場所の印付け ②下穴あけ ③接着剤の塗布 を僕はよくやります。 ①くぎ打ち場所の印付け 板の厚みを考慮して印付けします。板の厚みが12mmであれば、6mm

          14 部品加工

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 部品の切断が終わりました。切断が終わった部品に加工を加えて、長さを揃えましょう。けがきの際に印をつけた「仕上がり寸法線」の長さになるまで切削をします。切削には様々な工具を使うことがあります。例えばかんな、のこやすり、ベルトサンダなどを僕はよく使いました。一番早くてきれいなのは、やはりベルトサンダでしょうか。 ベルトサンダの使い方を見ていきます。ベルトサンダは取り付けたベルト状のやすりが高速で回転することで材料を

          13 切断

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 材料の切断には様々な工具を使います。木材には両刃のこぎり、金属には弓のこ、プラスチックにはプラスチックカッターなどなど。他にもたくさん種類があるはずですね。今日は木材の切断を考えたいと思います。 木材の切断には、僕は両刃のこぎりをよく使います。両刃のこぎりには縦引き用の刃と横引き用の刃がついています。木材の繊維方向と平行な向きなら縦引きを、横断する向きなら横引きを使いましょう。のこぎりの刃には、あさりという構造

          12 けがき

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) けがきは、材料を加工する際に必要となる印付けをすることをいいます。例えば、切断をする前の印付けなどです。けがきには、「さしがね」や「直角定規」、「けびき」といった工具を使います。僕は主にさしがねを使うことが多かったです。切断をする際のけがきには、「切りしろ」と「削りしろ」を考慮しておく必要があります。「切りしろ」はのこぎりの幅分の溝を考慮したものです。 「切りしろ」と「削りしろ」を考慮してけがきをします。引く線

          11 製作工程表

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) ものづくりをする際、製作工程表をつくる事が多いです。当てずっぽうにつくって失敗しては残念ですよね。どんな工具で、どんな加工をするのかを実習前にまとめておきましょう。 例えば、木工。僕はよくこんな感じにします。 ①けがき さしがね等を使って材料に印をつけます。 主に材料取り寸法線(切断線)と仕上がり寸法線を引きます。また、部品ごとに部品番号、書ければ小さく名前を書きます。材料紛失を防ぐためです。 ②切断 両刃のこ

          10 工具の管理(ナンバリング)

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 技術の実習では、工具を多く使います。そこで大変なのが「工具の管理」です。管理と一口に言っても様々ですが、今回はナンバリングの話。実習で使う工具はなくなってはいけません。誰かが持っていった、盗まれた、教室内でなくした。様々な事が考えられます。なくなったものを使って事故や怪我、トラブルに発展することもあるでしょう。工具がなくならないようにしましょう。 僕的の工具管理 ①使う工具の数を数えておきましょう。 ②工具に番

          10 工具の管理(ナンバリング)

          9 技術分野の授業展開の流れ

          担当する先生によって様々な授業展開があると思いますが、僕は教科書的な授業展開を目指しています。流れとしては、 ①知識・技能を身につける ②問題発見・課題解決 ③技術と社会・環境 をイメージしています。 例えば、材料と加工の技術で木工をする際には、はじめに材料の性質や特徴、製図や工具の学習をします。次に、導入材等で工具の使い方を扱います。 そして、日常や社会の中にある問題を見つけ、課題を設定します。設定した課題にしたがってつくる物を設計・試作し、製作をします。製作後は、評価

          9 技術分野の授業展開の流れ

          8 実習教材

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 技術科の授業では、実習をすることが多いです。そのため、実習で使う教材を準備する必要があります。僕は基本、教材屋さんがくださるカタログから選んでいます。生徒の私費会計から買ってもらっているので、4月中には「どんな教材で」「いくらかかるのか」をまとめて会計担当に伝えます。 技術科は3学年とも授業をするので、材料と加工、生物育成、エネルギー変換、情報に関する教材を考えて買わなくてはなりません。最近は教材カタログの値段

          7 授業時数

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 中学校で授業をする際、授業時数が決まっています。決まっている回数分だけ1年間に授業をします。これは、学校教育法施行規則の中学校標準授業時数から決まっているそうです。各学年とも1015時間の授業を年間で受けることになります。 また、教科ごとに時数が決まっており、英語なら1、2、3年生でそれぞれ140、140、140。社会なら105、105、140などです。年間で140時間というのは、週に4時間授業をすることになり

          6 校務分掌

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 学校に赴任すると、自身が所属する校務分掌を割り振られます。授業以外の大きな仕事ですね。以下、中学校の話です。 大きい括りで「教務」か「生活指導」があります。東京は生徒指導とは言わないそうです。他にも、「経営」「進路指導」「研修」などに細分化する学校もあるそうです。「教務」の中にも、時間割りや学籍、行事予定作成など。「生活指導」は生徒会や部活動、美化など細かく分かれます。書ききれないくらい細かいです(笑)。僕は教

          5 赴任校の決定

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 教員採用試験に合格すると、各自治体の「教員採用候補者名簿」に載るそうです。載ったあと、配属先が決まります。名簿に載るだけ載って配属されないっていうのも聞いたことがあるのですがどうなんでしょう…? 僕は10月頃合格発表があり、翌年の3月に配属先の連絡をもらいました。3月の下旬だったので、大学の卒業式を終えた辺りでした。そこから、配属先の区の担当の方と面接、赴任校の校長先生と面接と進めていきました。そして、賃貸物件

          4 教員採用試験

          こんにちは!やまだです。 今日もお付き合いくださいね(^^) 公立の教員として働くには、教員採用試験を受けます。正式には、教員採用候補者選考試験というそうです。地方自治体ごとに実施する試験を受けます。多くが一次試験と二次試験を実施します。僕が受けたところは、一次試験は論文と学科試験、二次試験は集団討論と個人面接でした。自治体によっては、模擬授業や実技試験をします。人によっては、採用試験のために予備校や模試に参加して勉強するそうです。 自治体によっては採用の倍率が異なります