12 けがき
こんにちは!やまだです。
今日もお付き合いくださいね(^^)
けがきは、材料を加工する際に必要となる印付けをすることをいいます。例えば、切断をする前の印付けなどです。けがきには、「さしがね」や「直角定規」、「けびき」といった工具を使います。僕は主にさしがねを使うことが多かったです。切断をする際のけがきには、「切りしろ」と「削りしろ」を考慮しておく必要があります。「切りしろ」はのこぎりの幅分の溝を考慮したものです。
「切りしろ」と「削りしろ」を考慮してけがきをします。引く線は実際に切り取る「材料取り寸法線」と、削るなどして実際の部品の長さになる「仕上がり寸法線」を引いておきましょう。仕上がり寸法線と仕上がり寸法線の間は4mm程度。材料取り寸法線はこの仕上がり寸法線と仕上がり寸法線の間(それぞれ2mm程度離す)にしましょう。ですが、実際は必ずしもこうではありませんので、臨機応変に対応しましょう。
また、けがきは材料のどの部分から引いてもいいわけではありません。基準となる面=基準面を決めて、そこからの長さを測るようにしましょう。基準面は縦幅と横幅の基準となるところの計2箇所を決めましょう。
材料は切り分けると所在が不明になることが多々あります。部品ごとに部品番号や氏名を書いておくと紛失防止につながるでしょう。切り分けた材料は、どうしてか落としてなくしてしまうものなので…。
よい物をつくるためには、よいけがきからです。長さが間違っていたり、線が曲がっていたりすると正確につくれません。丁寧にけがきをし、何度も見直しましょう。切ってからでは遅いですからね!