読書感想ブーーーン

年度が変わりましたね。
私の勤めているポスティングの会社も担当の方が退職してしまって超寂しいです。さみしぃよぉ!!
担当のHさんはサバサバしてるけど、面倒見が良くて細かい気遣いができる方で大好きでしたが、良い人って何故かいなくなりますよね‥。
春は別れの季節です。

新社会人は大変かと思いますが、頑張ってください。
辛かったらすぐ辞めちまえ!

さあさ、本題ダ!

最近読んだ本


あなたの愛人の名前は/島本理生


数年前に社会現象を起こした、ハイティーンの男女が入れ替わる純愛アドベンチャーな映画を彷彿させるタイトル。
しかし、コチラはぜんぜんぜん純愛なんかではなく、文字通り不倫とか浮気とかそんな感じの渋いミドル世代の男女の恋愛模様。
オムニバス形式の短編集です。

冒頭は女性向け風俗の話。
私は気持ち悪いと思ってしまった。
多分、以前にマッサージでセクハラに遭った事があるからだと思う。

パリピの婚約者がいるインドア派の女性が浮気する話は、割とモヤっとした終わり方でしたが、その後に浮気相手の男サイドの話で、彼女の結末が意外な方向に向かっていたのでスカッとしました。
作者はパリピの生態がよくわかってるなあ。
「ストウブでアクアパッツァを作る」件とかね、ウゼェ〜しか出ない!!
ストウブとアクアパッツァってのが軽薄の極みなんだよね。魚の下処理が甘い所とか。
パリピ男、いい奴なんだろうけど一緒には暮らしたく無いですね。

居酒屋の話は不器用な男女がうんぬんカンヌンストーリーなのでなかなかホロっときます。

純愛とか綺麗事に飽きた30代以降の方にオススメかと思います。


少女架刑/吉村昭

吉村昭氏は『破船』がめちゃくちゃ面白くてすっかりハマってしまいましたが、コチラは「死体」「病気」「死」をテーマにしたのか、不気味な短編集です。

まず、冒頭の礫死体を隣の家の女が引き取りに行く話はなんとなく、安部公房の『砂の女』を彷彿させるストーリー。

ボクサーが死ぬ話はミステリーを交えた話でこれまた趣向が違って面白い。
この話が一番面白かったかも。

全てのストーリーが暗く不気味だけど、やっぱりタイトルになってる『少女架刑』は一際不気味だし救われない。
少女が死んでから、検体として売られ、死後も辱めを受けるような話。
生前も不幸なのに、死後も可哀想。
最後の納骨堂の件は描写が神がかってる。

タイトルも厨二病な上に内容もそんな感じなので、中学生で読んだら拗らせそうだ。
江戸川乱歩、夢野久作辺りが好きな方にはオススメです。


実践版!アーユルヴェーダ365日/アカリ・リッピー

コチラは図書館で取り寄せたら、意外と3ヶ月くらい待った本です。
忘れた頃に連絡が(笑)
人気なのかなーと思ったら、割と出たばっかりなのね。
コロナの話題が盛り込まれてたりと情報が新しい。

アーユルヴェーダを取り入れた季節の過ごし方や不調の緩和方法などを紹介してる本。

アーユルヴェーダは最近興味があって、以前アーユルヴェーダのサロンで体質を見てもらった事があるのですが、タイプが3つしかないのにドンピシャ過ぎてビックリした程です。
民間療法系の中では多分一番体質に合っているのかなーと。

私は火の体質が強く、少し風が混ざっている、この本の中では「虎エネルギー」タイプですが、発酵食品がダメなんです。
私はベジタリアンで粗食を心がけているので、発酵食品は大好きなのですが、とにかく体質に合わない。そこを見事に言い当ててるのが、アーユルヴェーダなんです。

ただ、紹介されてるお茶、製品、ギーとかはちょっとハードルが高いです。
ギーは質の良い物はまだまだ高いです。
スパイスティーとかはカルディで売ってたりはするけどね。

表紙はちょっとチャラチャラしてる感がありますが、意外と内容が濃い。
アーユルヴェーダ入門にはめちゃくちゃオススメですね。
(自分の体質がわかってる事が前提ですが)
とにかくわかりやすい!
馬鹿にして借りたのが申し訳ないくらいの良書。

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