【写真】御池(みそぎ池)、朝
3月某日、よく晴れた朝。
池のほとりにはじまる、日本神話の旅。
黄泉の国から戻った伊邪那岐命が禊を行い、さまざまな神が生まれたその最後に、左眼から天照大御神、右眼から月読命、鼻から建速須佐之男命の三貴子が生まれた。
その舞台、みそぎ池(阿波岐原森林公園 市民の森 内)。
あっけないほどすぐに辿り着く
写真のとおり、それほど大きな池ではない。しかも探しやすく、車を駐車したその前に池がある、ということに少し拍子抜けした。
ただ、だから神秘的な雰囲気が損なわれているかというと、そうではないところも不思議といえば不思議で。
鏡面のような水面に空と緑が映りこむ
静かな水面の上に、周囲の緑が映りこんで、光を反射していた。
大きな亀が、蓮の葉の間から顔を出していた。
観光客らしい人々の姿はあったけれど、広々とした公園内ということもあってか、騒々しくはない。
今回の神話の旅で最初に、しかもこれほどの天気のいい午前中に訪れることができた。それにまず、感謝を。