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【写真】犬島散歩 -宝伝港(岡山)→犬島

 犬島。

 何度か足を運んでいる。前に訪れたのは、1年以上前。

 高松港から直島、豊島を経由して、時間をかなりかけて訪ねていた。

 今回は初めて、岡山の宝伝港から訪れた、島散歩の記録。



宝伝港まで

 晩秋、明るい朝@岡山。

 友人の車で、宝伝港までのドライブ。

 高速道路を使い、1時間程度の旅。位置関係はこんな感じだ。

 混雑した市街地を抜けて、やがて空が大きく見えた。

 小さな港。

 船の前に、切符売り場。とても感じのいい女性スタッフと、しばし談笑した。

 そして船は動き出す。

 ずっと手を振ってくれている友人。見えなくなるまで、手を振り続けた。

 海鳥。

 いつもの、高松港から直島、豊島、犬島ルートだと、片道2時間ほどはかかる。

 それに対して宝伝港ルートは10分程度。距離にしてたった3kmなのだ。拍子抜けするくらい近い。

 犬島港。


チケットセンターから近代化産業遺産群へ

 島の玄関口、犬島港。

 チケットセンターを背にすると、近代化産業遺産群の煙突も望める。


犬島精錬所美術館入口へ

 一軒貸しのコテージを横にみながら、進む。

 美術館入口。この看板は、雰囲気を出すために風化させたたと、説明で聴いたことがある。

 敷き詰められているのは、カラミ煉瓦。

 ガイドによるツアーについては、この記事に書いた。

 美術館入口。

犬島精錬所美術館

犬島精錬所美術館は、犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地中熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトといえます。

同上

 その背後に、近代化産業遺産群が広がる。

近代化産業遺産

1909年に地元資本によって建設された犬島製錬所は、煙害対策や原料輸送の利便性から、島に建設されたものの、銅価格の大暴落によってわずか10年で操業を終えました。現在の犬島には銅の製錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や煙突など、かつての大規模な製錬所を彷彿とさせる多くの遺構が良好な形で残されており、日本の産業発展の過程に置いて革新的な役割を果たした遺構として、平成19年度経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」に認定されました。

同上

 この小さな池の横の小径を、あとで通ることになる。


発電所跡

 近代化産業遺産のなかで、最も好きな場所。


小径から海岸へ

 新しくできた小径。ここから海側に抜けることができる。

 池越しに、さきほどの発電所跡を望む。

 やがて、森の奥に、

 視界が開けた。


キャンプ場、静かな海

 来た道をおさらいすると、このようになる。①から②へ、そして⑪。

 遠くに、1人、2人の人影が見えるだけ。

 キャンプ場付近。

 季節外れのキャンプサイトの向こうに、犬の彫刻が見えた。この近辺には、学生によるパブリックアート作品が点在している。


再び、犬島港へ

 来た道を戻る。船の時間が近い。

 次の目的地へ。




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