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【写真】快晴,東京. その7 日没,葛西海浜公園

 休日、快晴。葛西臨海公園駅。

 クリスタルビューを通り抜け、葛西臨海公園から、橋を渡って葛西海浜公園へ。※すべての写真の加工は、最小限のトリミング等のみ

■「静かに読書」なら、葛西海浜公園

 この1カ月、自宅兼仕事場からDoor to doorで所要時間1時間半以内(公共交通機関利用)の「夕陽がきれいな海辺」を探してきた。

 人が多くいて「みんなで夕景を眺める」なら、台場か片瀬江ノ島。

 一方、あまり人のいない場所で、膝の上にカメラを抱えながら、暮れていく陽を眺めながら読書と撮影を楽しむのなら、葛西臨海公園の先の、海浜公園だな、というのが、今のところの結論だ。

 臨海公園のほうには、行楽をたのしむ人が多いのだけど、

 海浜公園のほうに入ってバーベキュー場を過ぎると、休日でも人の数はかなり少なくなる。

 水遊びをする子どもたち。

 彼方へと飛んでいく旅客機。

 端の端まで時間をかけて歩き、「立入禁止」の柵(の、向こうは釣り人に人気らしいのだが)は、わたしは越えずに、手前の岩場に座る。

 陽はまだすこし高く、この日はかなり眩しい。

 座ってコーヒーを飲みながら、kindleアプリを立ち上げて、移動中読んできた小説の続きを読み始めた。

 時々ふと目を上げれば、鳥たちが、きれいに整列して飛び去っていく。


■瀬戸内海の島で過ごした時間と繋がる

 目の前を、いろいろな船が通過する。

 この感じどこかで?と思ったら、それは瀬戸内海の島での経験だった。わたしは自分のなかで、直島と繋がっているようだ。


■大きくて丸い太陽が静かに沈んでいく

 日没時間は16時40分すぎ。16時を回ると空が赤く染まっていくのだが、この日の太陽はとにかく丸くて明るいように感じられた。

 少しずつじりじりと、暮れていく。

 16時半になると鳴りだす、海浜公園のほうをもうすぐ(といっても、30分後の17時なのだけど)閉園するというアナウンスが聞こえだしたとき、太陽が完全に見えなくなった。

 この日は、前に書いたように↓ 日没後に富士山のシルエットが立ち上がってくることもなく、

 静かに闇が訪れていた。

 日没後の空、旅客機が再び。

■この日の夕景からのギフト

 夕陽を追いかけている新参者として、同じ夕暮れというのはないものだなと、当たり前のことを毎回思ってしまう。

 ただ、毎回、これが今日の「ギフト」なのだろうと感じる瞬間があって(富士山のシルエットであるとか、夕陽そのものでなく月であったりとか)、この日は間違いなく、燃えるように紅く、でも日暮れ前だから観ていても目がそれほど辛くない、太陽そのものだった。

 このエネルギーに、感謝を。




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