今日の君は明日の君のために種を植える

何気ない日々
幸せの種を植えて
それは小さな芽を出して

愛でて摘んで冠にして
自分にそっとかぶせる
いつかそんな日がきっとくる。

今日の君は
明日の君のために
生きているのだから。

今日という１日を
君はどう過ごしただろう。

何もできなかった

そんな思いにとらわれるときは
ないだろうか。

自分はダメな人間だ

自己嫌悪に陥る日が
これまでに何度もあったかもしれない。

そんなことはないよ

今日の君は
明日の君のために
何かをきっと
残しているはずだから。

些細な出来事は
日常という流れがあまりに速すぎて
そのことにさえも
気づけずに埋もれてしまう。

それは

たとえば

朝、身近かにいてくれる誰かに
笑顔でおはようの挨拶をしたこと。

たとえば
ご飯を食べてて
「美味しいね」と顔を見合わせたこと。

思い出の写真に
「懐かしい」と過去を振り返ったこと。

noteにアップした記事に
顔も知らない誰かが「いいね」を
押してくれたこと。

それは

君のパワーとなって
明日の君を勇気づける。

君は
本を1ページだけ開いて
閉じてしまったかもしれない。

ああ
読めなかったなんて
嘆く必要はない。
それは
1ページの知識を
得ることができたことを意味している。

ほっと息をついて
庭に咲き始めた
薔薇の花の美しさに
しばし時を忘れたかもしれない。
それは
君の感受性を養った貴重なひとときだ。

友だちのラインに
メッセージを送って
返信を受け取ったよね。
絆という宝物を
確かめ合えた素晴らしい瞬間だ。

君は
悩んで悩んで
一行も書けなかった。
たしかに逡巡したかもしれない。
だが
いつかその思考は目を覚ます。

君は
今日という日に
「成果」や「結果」という花を
摘み取ることができなかった。

でも

未来に
花咲く種を植えている。

しかも
君の気づかぬうちに。

今日１日を
じっと家の中で
何もできずにだらだらと
過ごしてしまった。

そのことに対して
もやもやが心にあるとしたら

いつか
そのもやもやした思いを
すっきりさせるために
君の脳は
こっそり準備を始めている。

君の無意識は
君の知らないところで
ちゃんと
君の希望を叶えるために
動きだしてるんだ。

大切なのは
希望をもつことだ
そして信じる

今日は
明日のために存在している。

今日を過ごせたことは
明日を迎えることが
できるということだ。

ありがとう
　　　今日の自分

頑張ろう
　　　明日の自分

今日植えた種は
明日から少しずつ成長を始める
そのうえ
君は明日のために
種を植え続ける。

今日という日に植えた種は
いつか

　きっと花開いて
　　冠となって
君の頭を飾ることだろう。

だから

明日の君を

諦めてはいけない

さあ
明日の君に会いにいこうか。