⚫️🟢旧正月おめでとう@日本語学校

今年は1月29日が旧正月だった。
パート勤め先の日本語学校にはベトナムや中国からの留学生さん達がいる。


私の個人的な考え

 故国ではお正月なのに、留学先が全く無関係に完全に通常授業だったら。もし私が外国に留学して、12月31日も1月1日も通常授業に通常アルバイトだったら、とても寂しく感じると思う。
 特に旧正月は①かつては日本も祝っていた伝統的な祝日である(なんで西洋暦に合わせちゃったんだ?)、②沖縄県の一部等、今でも日本国内に旧正月を祝う地域がある、③勤め先には旧正月を祝う国からの留学生がとても多い、ので、お菓子を配るぐらいはしようと思っていた。

お菓子購入の注意点

当日私が授業をするクラスにはヒンドゥー教徒やイスラーム教徒の学生さんもいるので、①ゼラチンやアミノ酸、乳化剤※等、獣肉由来の成分が入っていないこと、②だけど日本文化を楽しめるように和風なもの、と考え、前日にスーパーで購入した。
※乳化剤について以前ある企業に問い合わせたら、その企業の人は「大豆由来と書いてあっても動物由来の成分が皆無ではない場合がある」と言っていたので、できるだけ避けるようにしている。
 有名なメーカーのお菓子だと「(商品名英字表記) halal 」とネット検索すればハラールかどうかがわかるし、halalではなくvegetarianとかveganで検索すればヴェジタリアン対応のお菓子が見つかる。
 ハラールにこだわると牛ゼラチンを使ったものを買ってしまいかねないので注意。世界中にヴェジタリアンが増えているから、動物由来成分は避けるのが無難だ。

旧正月当日

蓋を開けてみたら、休憩時間だか放課後だかに食べるつもりで何人かの学生さんがご馳走を持ってきていた!
✨️バィンチュンだ〜、豚肉を使つているからイスラーム教徒の私には食べられなくて、でもどうしても食べてみたくて鶏肉を代用して作ったことがある。ラー・ゾンという葉っぱを購入して、もち米と皮むき緑豆とヌォクマム漬け肉を綺麗に包んで、一晩中煮込まなければならなくて大変だった!
私「バィンチュンをつくるのに、何時間かかった?」
学生さん「8時間!」
私「大変だね。。。」
この日は意向形の導入で、皆さんに日本語の普通体を使うよう指示していた。

授業時間も少し使ってミニ宴会。多国籍クラスのためか学生さん達の熱心さのためか、
「食べよう!」「食べながら話さないで」「食べてみて」「これは何の肉?」「豚肉が入っている?」「ううん、入っていない」等、
日本語での会話がところどころで聞かれて嬉しかった。
休憩時間には担任の先生や事務の先生、他クラスのお友達も入って学生さん達の料理を堪能。

私が豚肉を食べないと言ったら、豚肉部分を取り除いてバィンチュンをわたしてくれたベトナム人学生さん達。本来は部分的に取り除いても「だめなものはだめ」なんだけれども、
「相手が食べないものを取り除く」という行為は尊重と友好からくる立派な努力だよね。
私はありがたくもらって食べた。以前自分が作ったものと、味が全然違った。

担任の先生「休憩が終わったらこの会を終わります!勉強しますよ!」
指示通り、休憩時間後にしっかり切り替えて勉強していた学生さん達、すごいな。

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