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実りのないタネの話

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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

雑踏での会話、という話を前回させていただきました。

雑踏のなか、人込みのなか、隣り合わせた人と会話を楽しむことは多いと思います。偶然隣り合わせた人に突然話しかけることはなかなかありませんが友人や知人なんかだと気軽に手軽に話しかけられると思います。目的地に向かうべく歩きながら雑踏を人込みをBGMに会話を楽しむ。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

目的地がありますから、歩きながらですから、そんな大切な話はしないはずです。つまりは、雑談です。

その目的地までの場つなぎ的な会話で長くもなく短くもない会話が求められます。重くもなく軽くもない、いや、雑談の場合は軽くても何の支障もないので多いに大いに結構です。

「雨、降りそうですね」なんてどうでもいい話しても多いに大いに結構。
「そうですね、傘持ってきました?」なんて返されたりして。
「持ってきませんでした、予報では降らないなんて言われてたんで」なんてリサーチはしてるアピールなんかしちゃったりして。
「ですよね、私も持っていないんで、降ってきたら、コンビニかどこかで買いましょう」と、提案してみせて。

これだけじゃ、話が目的地までは持ちませんがとっかかりとしてはこんな感じでいいんじゃないでしょうか。そこからは、さらに軽い話なったもいいと思いますし、コンビニの話になってもいいと思ったり思わなかったりします。

この雑談の目的は場つなぎですから、なんの実りもない話でいいと思います。実りはない話ですが、あちらこちらにタネは転がっているかもしれませんからそこは気を付けなければなりません。その種が何のタネなのかはわかりませんが、どんなタネを持ち合わせているかで後々の芽の出方が違って来たりするかもしれません。

だからと言って、タネ目当てに雑談を試みようとするとなかなかタネは見つからなかったりします。
相手に何か探られている感が伝わっているかもしれません。そうなると、タネはなかなか落としてはくれません。

それはもう実りを求めていたりするので、タネはあくまでタネで、土を耕しタネを埋め芽を出し葉ができ蕾ができ花が咲きそしてようやく実ができる。

実ができるまではまだまだたくさんの工程があったりなかったりします。

しかし、現実の世界ではしばしばいきなり実ってしまうなんてこともあったりなかったりするので、不思議です。
相手方にタネを拾われていたって可能性もありますね。

野球のあるシーズンに慣れてきたのに野球がない日はどうしていいかわからないので、このあたりで。


ありがとうございます。

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