騙されたとも思わないのお話。
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ぎんぎん、こんにちは、ノウト！
知れば見えてくる、という話を
前回させていただきました。
だまし絵と言うジャンルの絵画があります。代表的なものとしてはルビンの壺と言う作品があり、簡単に説明するとひとつの絵の中で見え方が異なる絵が存在している絵です。この絵の場合、壺とタイトルがある通り壺の絵ともうひとつの絵が隠されています。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。
壺の絵として見れば壺の絵です。もうひとつは横顔が隠されています。2つのシンメトリーの横顔が左右に向き合っている作品です。
他にもさまざまなだまし絵が存在します。ご興味があればネットなどで検索をすればたくさん出てくると思います。
それがだまし絵だと知らなければ、横顔なんてずっと見えてこなかったかもしれません。
このだまし絵の面白いところは、横顔が見えている間は壺が見えないところです。この現象のことをゲシュタルトと言うみたいです。人はひとつのゲシュタルトしか発動できないので、同じ絵を見ているのにも関わらずふたつ同時に見ることができないらしいです。しかし交互に瞬時に見ることは可能で、瞬時にゲシュタルトも変わる変えることができるらしいです。
ゲシュタルト【(ドイツ)Gestalt】 の解説
《形態・姿などの意》知覚現象や認識活動を説明する概念で、部分の総和としてとらえられない合体構造に備わっている、特有の全体的構造をいう。形態。
「ゲシュタルト崩壊」なんて表現を聞くこと読むことがあります。それはどんな状態なのかと言えば、このルビンの壺の絵を見た時に壺でもなく横顔でもなく見える状態に陥ったときですね。壺と横顔のゲシュタルトがなくなってしまったから見えなくなった状態。さまざまなモノにゲシュタルトがありますから、全部が見えなくなるわけではありません。
つまりは、壺をどんなものかを認識できなくなったかんじですかね。壺を知らない状態ですね。そうなると壺は見えない存在になってしまいます。
ボクが「ゲシュタルト崩壊」を耳にする場合、そのモノの新しい情報が入り今までのそれのゲシュタルトが崩壊したと言う意味合いで使われていることが多いので、新しいゲシュタルトがすぐさま出来上がっていそうな気もします。
早い話が、見る目が変わった的に使われている感じですかね。
広告の役割は、こういう新しい価値をつけることもひとつだと思います。
ゲシュタルト崩壊ではなくゲシュタルト再構築です。そんな言葉はないのですけれど。
何々しながら、何々をする。音楽を聴きながら車の運転をするとか。歌いながら掃除をするとか。のことをマルチタスクなんて言われたりします。
パソコンならば同時進行でCPUやメモリなどが演算をしているのだと思います。人間も脳が同時進行で考えているのでしょうか、と思ったり思わなかったりしています。
音楽を聴くことや歌を歌うことは、脳が普通に無意識にやっている気もしますし、慣れていなければ車の運転中に話しかけても聞く耳がなかったえりする人もいますから、同時進行の脳の処理速度も個人差がありそうですかね。慣れればできるようになることは処理能力とはまた別の話ですかね。パソコンは慣れても処理能力のスピードは変わらなかったり、処理できないモノは処理できませんものね。パソコンと人間の脳は似ているようで全く違いますから、そこらへんは同軸に語ってはいけないかもしれません。
車を運転しているときに、脳がリラックス状態になっているのでしょうか、アイデアやコピー案などが思いつくことがよくあります。いかんせん、運転中なのでメモをとれないし覚えようとすることがなかなか大変なのですけれど、よく思いつきます。
流れる景色が脳を刺激しているのかもしれませんね。でもそれだと、助手席に乗せてもらっているときも思いつかなければつじつまが合いません。つまりは助手席では思いつくことがさほどないですからね。もしかすると、同じ空間に誰かがいることで緊張感がでているのかもしれませんね。
「運転しているときも、緊張感は持ってほしいものだね」と私からのお願いが届いた。
「いや、運転中はリラックス状態のほうが視野も広くなり冷静な判断もできるからいいんじゃないの」とボクはお願いを却下した。
「確かにそうだね」とあっさりと納得をした。
「手に汗にぎるくらい緊張していても逆に危ないと思うんだよ」納得をしている私にさらに緊張の良くないところをあげてみた。
「手汗もそうだね。でも緊張してもキミは手汗なんてかかないから、それは緊張のバロメーターにはならないんじゃないかい」違う方向でボクが攻められている。
「運転する前に人って書いて飲みこんでるからね、手汗をかかないんだよ」と緊張しないおまじないをしていることを打ち明けた。
「そんなことをしているところなんて一度も見たことないよ」
「心の中でだけどね」
「心の中かい」と今日も私の冷静なツッコミだ。
手のひらに人という字を書いて車に乗り込んだので、このあたりで。
みな様のごコメント、ご意見、ご感想、ご批評などなど
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