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育児を楽に。気も楽に。:りくとんの家族エッセイ

こんにちは、りくとんです。今回は、あまり知られていない育児お役立ちアプリについて触れてみたいと思います。私自身めちゃくちゃ活用しているし、本当にコレがなければ煮詰まっていただろうと思う神アプリ。向き不向きあると思いますが、ご紹介していきます。

私の育児の悩み

まず初めに、私にとっての育児の悩み。それは、主人の育児分野での協力が得られないことです。(協力する気がないと言う意味ではなくて、実際のスケジュール的に無理な相談であると言う意味です。)

原則として、子供を主人が見る間に私が何かをする、と言うことが我が家ではできません。ママ友とのお出かけはもちろん、月1の日用品のまとめ買い、大学主催の同窓会、会社の忘年会、そもそも家でのお風呂でさえ。原則娘との2人行動なのです。

そんな中で困るのが、娘が『行かない』と言ったときの外出や、移動中に車内で寝付いてしまったとき。

家の中であれば、お昼寝中20分くらい目を離してお風呂に入っても経験上大丈夫。でも、買い物に外出する場合には置いていくわけにも行きませんし、例え起きていても4歳でお留守番というのはちょっと心許ないですよね。

別に何もしてくれなくていい。ただ、娘がきちんと寝ているか、悪さをせずにいるかをモニターできるだけでいい。我が家の人手不足は、おもに「見守りの目不足」と言う形で現れています。

きっかけはノルウェーの育児常識

その国にはその国の育児常識があります。私にとって、目から鱗の育児常識はノルウェーの赤ちゃんのお昼寝事情でした。

ノルウェーでのお昼寝は基本屋外、大型のベビーカーの中で行われます。実はこのお昼寝中、両親は子供を外に置いたままカフェでティータイムというのが日常の光景だそう。ちなみに、ベビーカーの中には『ベビーコール』と呼ばれる音声モニターが設置されており、子供が起きて泣き出せばすぐにお迎えに行けるようになっています。

ノルウェー式育児は、確か娘が生後2ヶ月くらいの頃にNHKかなにかの育児番組で見たと記憶しています。

近い将来ワンオペ育児になることがわかっていた私。遅からず限界が来る予感のあった私に、この情報は突如射した光明でした。このノルウェーのシステムをどうにか日本式に取り入れられないかと考えてあれこれグッズを探した結果、この『我が神アプリ』に出会うに至ったのです。

モニター探しの紆余曲折

モニターを探すにあたり、最初私は下のような『ベビーモニター』から探し始めました。しかして、見ての通りいかんせん高価。

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『自分の自由時間を作るために購入する商品』としては些か高いし、屋内使用に限る点もノルウェーのものと比べ自由度が劣ります。

私が使いたいシチュエーションは、お出かけしている最中に車内で子供が寝てしまった際、その様子をモバイル端末でモニターできるもの。できれば車の様子が見れるビデオ機能があり、こちらからの声も届く仕様が良い。

ですから、電波強度の弱いBluetooth接続ではなく、最低限『同WiFiエリアでの接続が可能』な端末。でも、外出先で不安なく使うことを考えれば、通信料がかかってもパケット使用での通信が可能なものが望ましい…そこまで考えて、はたと気がつきます。

『これってビデオ電話とかSkypeとか、zoomの常時接続と似ているような??』

その気づきが、スマホアプリに目を向けるきっかけになりました。

神アプリ、その名は『ベビーモニター3G』

アプリで調べてみると意外にもベビーモニターアプリは数多くヒットしました。しかし、無料アプリはWiFi接続のみで外出には向かなかったり、制限時間があるなど『お昼寝』の途中で切れてしまう可能性があったりと、機能面で少し不安が残ります。

いくつか試用アプリを試した結果、私が落ち着いたのは『ベビーモニター3G』という有料アプリでした。

これは、手持ちの端末が二台あればその片方を『親機』もう片方を『子機』として、ベビーモニターがわりに使えるアプリ。我が家では、イラスト作成に使うiPadを『子機』、普段電話などをするiPhoneを『親機』として使っています(使う都度、親機、子機は入れ替え可能)

このアプリの最大のメリットは、WiFi接続以外でも接続できること。例えば買い物に出た場合でも使用が可能です。

具体的には、

・眠った子供を家に置き、WiFi接続で子供の様子を見ながら庭の草むしりをする
・眠った子供はエアコンをかけた車内に置き、3G回線で繋いでビデオ確認しながらスーパーで買い物、カフェでお茶などをする

ようなことも可能でした。ビデオに切り替えれば車内の子供の寝顔も確認できます。(基本的には子供が起きたり泣いたりした場合に親機に通知が来る仕様ですが、うちでは基本ビデオつなぎっぱなしで寝顔を見ながらお茶をしたりしていましたね。)

任意のタイミングで子機を通じて話しかけることができるので、思いの外早く起きた時は、親機から「おはよう!今お迎えに行ってるから少し待っててね」と話しかけながら車に向かったりしていました。(どこだろう?と辺りを探している間に親が来るので、隠れんぼのような感じで楽しんでいるようでしたよ。)

モニターを使うメリット

私にとって、ベビモニターという選択は気楽に育児をする上で大切なものでした。基本がワンオペですから、出来るだけ手を抜けるところは抜いて、息はつけるときにつく。積極的に息抜きポイントを作るための画期的なツールだったわけです。

また副産物として、このツールは『お留守番』サポーターにもなってくれました。

娘は、一歳になる前からこのモニターに慣れて育ちました。なので4歳の今、モニターを繋いだ状態でならお留守番ができるようになっています。

たとえば、近くのコンビニに買い物に行くけど一緒に行く?と聞くと、『テレビ見とく!』と断ってきます。モニターがなければ『一緒来てくれんと困る!』と押し問答になりますが、モニターがあれば「じゃあ困ったときは教えてよ!」と短時間席を外すことができるわけです。(たまに娘から『ポテチ買ってきてー』とモニター越しにご要望が届くこともありますが)

将来的には、この『モニター』を徐々に『ビデオ電話』に、そして『電話』にとステップアップすることで、常時目配りのお留守番から必要時にフォローするお留守番に移行できるだろうと踏んでいます。

まとめ

『子供のためを思えば、きちんと親の目で見てあげなくちゃ!!』という言葉を聞きます。ごもっともですね。でもそれは、保護者にその余力がある場合に限ると思います。

ベビーハーネスもそうですよね。「手を繋いであげればそんな犬みたいな紐つけなくてもいいじゃない。親の怠慢よ!」って批判があります。

でも、それが万人にとって真実ならそんなツールは生まれないんです。少なからず需要があるから供給がある。この供給を使うか使わないか、どのように使うかは、その『育児』の主体者がきちんと考えて決めるべき問題だと思います。

今回紹介したアプリも、こんなものを使わずに精神的に健全に育児ができるならそれに越したことはないでしょう。でも、一定数の需要があるのなら広く認知されて欲しいな、と思って今回紹介させてもらいました。

困ってる養育者に届いたら嬉しいです。



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りくとん@PSWなママライター
駆け出しライター「りくとん」です。諸事情で居住エリアでのPSW活動ができなくなってしまいましたが、オンラインPSWとして頑張りたいと思います。皆様のサポート、どうぞよろしくお願いします!

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