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ハイボールシンデレラ

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#お家デート

ハイボールシンデレラ13〜開かれたオートロック〜

ハイボールシンデレラ13〜開かれたオートロック〜

ー僕は今、マキさんの家の最寄駅から、スマートフォンのマップを開き、彼女の自宅への経路を歩いている。

あれから、しばらくブサイクなウサギと目を合わせていたのだが、思考の動きが再開した僕は、「家って、マキさんの?(笑)」と返した。

全く面白くない内容なのだが、あえて(笑)を付けたのは、僕の勘違いであった時に、冗談で聞いたという事にするための予防線である。

通知音と共にマキさんと表示された画面をま

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ハイボールシンデレラ14〜割としっかりとした作りの部屋〜

ハイボールシンデレラ14〜割としっかりとした作りの部屋〜

割としっかりとした作りのエレベーターに入り、僕はマキさんが住む階数のボタンを押した。

到着を知らせる音と共に、エレベーターの扉が開くと、割としっかりとした扉が並ぶ道へと続いていた。

その道を、割としっかりとしたライト達が照らしていて、僕は割としっかりとした作りの道を進んだ。

確実に僕よりも良い所に住んでいるな。

……「保育士」は、多忙だというしな。

その割には、低所得なので早期退職する保

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ハイボールシンデレラ15〜「バスソルト」の香り〜

ハイボールシンデレラ15〜「バスソルト」の香り〜

「じゃあ、ハイボールいただこうかな!」

太ももに目が行ってしまうのを誤魔化すように僕は思ったよりも大声で答えてしまった。

あまりの大声に少し驚いていた顔をしていたマキさんだったが、「…あぁ、うん。…じゃあ作るね。」と、準備を始めてくれた。

2つ並んだ同じデザインのグラスに、マキさんがウイスキーを注ぐと、大きな氷がカランッと音を立てた。

それを小さな蝶のモチーフが付いた、可愛らしいマドラーで

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