金沢1泊ひとり旅~ひがし茶屋街・金沢港編~
金沢旅行の2日目です。1日目はこちら。
チェックアウトして荷物をホテルに預け、朝ごはんを食べにひがし茶屋街へ。
歩くかタクシーかバスか迷ったのですが、金沢駅に着いたらちょうどバスが来たので乗り込みました。タイムリー。三連休明けの平日なので、昨日よりだいぶ空いています。
バスを降りて少し歩きました。何しろ蒸し暑くて体力が奪われるので、バスに乗って良かったと思う。金沢の蒸し暑さを忘れていた。
川辺でぼーっとしたいなぁと思ったけど、ぼーっとできるような湿度ではありませんでした。
寝不足だったのも、ちょっときつかったです。最近、熟眠障害になってしまったのですが、枕が変わると余計に眠れませんでした。(宿泊したドーミーインのお部屋環境は最高だったのですが。)
🔹ひがし茶屋街
🔸cafeたもん
タレントのMEGUMIがオーナーの有名なパンケーキ屋さんです。好きなタレントなので、以前にテレビで見て気になっていました。地元でもないのになぜ金沢?と思ったのですが、好きな地域でビジネスで貢献したかったようです。
連休明けの平日、朝9時前だったので店内には数組。日本人と外国人、半々ぐらい。
モーニングメニューの「地鶏卵と能登豚ソーセージのパンケーキ」を注文しました。ドリンクは8種類から選べるので、パイナップルジュースに。
普段、朝ごはんらしい朝ごはんを食べないので、旅の朝食ってワクワクするよね。朝からパイナップルジュースなんて、日常で飲まないからね。
古民家カフェなので良い雰囲気です。2階にはまだお客さんが入っていなかったと思うのですが、スタッフがお掃除をしていたらしく、パタパタと音が聞こえたので、子供の頃に祖父母の家(古い一軒家)に遊びに行ったことを懐かしく思い出したり。
野菜はシャキシャキ、ソーセージはプリプリ。パンケーキは、想像の何倍以上もふわっふわでメレンゲ感(卵白)が強かったです。
卵白を泡立てて作るスフレタイプのパンケーキは何度か食べたことがありますが、ここまでメレンゲ感があるものは初めてかも。ふわふわに加えて、甘さが控えめなのでゼロキロカロリーかな?って思っちゃう。とろっとろの濃厚チーズソースがぴったりで、あまじょっぱさの至福を感じました。
お土産にパンケーキミックスを購入し、自宅で再現してみたのですが、あのふわふわは私の実力では無理だった。メレンゲを泡立てるの久しぶりにやったけどめんどくさい(笑)ハンドミキサーがないので手動です。お店で食べるのが一番だな。
また金沢を訪れる機会があれば行きたいです。シーズナルメニューにいちじくがあって、いちじく好きとしてはこれも食べたかったなー!
(モーニングの時間帯はやっていない)
🔸街並み
ひがし茶屋街に来たのは何年ぶりだろう、見覚えのあるお店をちらほら見かけて、記憶がうっすら蘇って来ます。旅行中にこういう感覚を思い出すのも楽しいひととき。
暑くて朦朧として来たので、バスでいったん金沢駅に戻ります。
ひがし茶屋街などの人気観光地へのバスは東口から出ますが、反対側の西口バス乗り場へ向かう。地元の人が利用するバスの他、空港行きのバスも出ています。
海が見たくて「金沢港クルーズターミナル」を目指します。初めてなので楽しみ。
30分ぐらいバスに乗りました。終点の金沢港で降りたのは、私含めて2人だけ。
🔹金沢港クルーズターミナル
今回の旅行で調べるまで、金沢にこんな立派なクルーズターミナルがあったなんて知りませんでした。
もともと金沢港はありましたが、クルーズターミナルは2020年にオープンしたと、館内の展示を読んで知りました。ここから出港するわけでなく、様々なクルーズ船が寄港するそうです。
私にとって身近なターミナルは、横浜の大さん橋かな。豪華客船の船旅はしたことがないけれど、ターミナル近辺に遊びに行くだけで非日常を味わえるので好きなのです。
「歳を取ったら船旅は良いよ(重い荷物持っての移動もないし)」と人生の先輩から聞くので、その機会を楽しみに生きるぞ。
2階に展望台があります。
海の向こう側に陸地が見えます。陸続きになっており、「五郎島町」というところらしい。聞いたことのない地名だなぁ、どんな人たちが生活しているのかな?と妄想。
気持ち良過ぎて、しばしぼーっと瞑想しつつ、寝不足なので寝落ちしました。平日なので人が少なかったけれど、団体の観光バスも乗り付けるようで、急におばちゃん達が押し寄せてガヤガヤする時間帯もありました。
観光バスの停車時間が短いらしく、「あと何分でバス出る?」「もう暑いからバスに戻りたい」など、自由な会話を繰り広げていたおばちゃん達。
2階にガラス張りで海が一望できるレストランがあるのですが、残念ながら臨時休業でした。三連休明けだからなぁ。ここでコーヒー飲みたかったなぁ。
2階にはイベントスペースもあり、イベントが行われていました。地元の方に有効活用されているようです。
1階の待合室エリアは誰でも使えます。
地元民らしきご年配の方が読書をされていました。近所にこんな開放的で気分が上がるターミナルがあったら、私も読書しに来ちゃうなぁ。いいなぁ。
港なので近くに魚市があります。歩いて10分ほどなのですが、それでもこの日は暑くてなかなかの疲労でした。
🔹金沢港いきいき魚市
規模としては、だいぶ小さいです。連休明けのせいか、やはりここでも臨時休業の魚屋さんもあり、オープンしている店舗は少な目。
営業していた魚屋さんで、朝獲れの鯵をさばいてもらいました。
身が締まっていて歯ごたえ抜群。フレッシュで、味もしっかりしていて美味しかった。
寿司屋が1件だけあります。事前に調べており、メニューはコースのみで要予約だったので、今回は遠慮しました。(モーニングからそんなに時間が経っていないので、コースを食べられる自信がなく。)
評判が良いようなので、いつか訪れたい。
ちなみに金沢で海鮮と言えば近江町市場が有名だと思いますが、私の選択肢には入らないかなぁ。最後に行ったのは何年前だったか忘れましたが、「もう来なくていいな」と思いました。
観光地の雰囲気が好きな人、1度は行ってみたい人には良いかもしれません。
<参考動画>
さらに近くの観光地へ足を伸ばします。車はそれなりに通っていますが、歩行者が少ないので、のんびりした雰囲気。癒し。
🔹ヤマト糀パーク(ヤマト醤油味噌 本社)
「ヤマト醤油味噌」の本社。石川県大野町は、千葉県野田・同銚子・兵庫県龍野・香川県小豆島と並んで醤油の五大名産地の一つとして知られるそうです。メーカー名は知っているものの、五大名産地とは知りませんでした。
ヤマト醤油味噌の歴史を知ったり、商品を食べたり、お土産を買ったりして楽しめます。料理教室のような体験プログラムもありました。敷地内はさほど広くはありませんが、意外と充実の内容。
パーク内の「金沢チーズケーキ専門店 こめトはな」で休憩。
もともと、「港の近くでお茶できる所はないかな?」と調べたところ、このチーズケーキ専門店にたどり着きました。なので、「ヤマト糀パーク」のことは後から知りました。
金沢大野の発酵技術を活かし、店内工房で手作りしているそうです。
欲張って、ブリュレのチーズケーキ(一番人気)と、季節限定の金沢ブルーベリーをチョイス。小ぶりなのですが、ずっしり、しっかりしているので2個は多過ぎた(笑)
「発酵食美人食堂」も美味しそうでした。ランチは要予約のようです。発酵食、良いよねぇ。
お土産にフリーズドライの味噌汁を買いました。味噌汁が大好きで、会社ではいつもお昼にフリーズドライの味噌汁を飲んでいます。生みそタイプだと手が汚れて面倒だし、味もフリーズドライの方が好き。
これが大当たりでした。めちゃくちゃ美味しい!価格設定は高めだと思いますが、味噌の味が濃厚で味わい深くて、今まで飲んだことのあるフリーズドライの味噌汁の中で一番美味しい。買って良かった。
通販もできるし、私の行動範囲内だと秋葉原のCHABARAにも置いているようなので、調達しに行こうと思います。
再び、金沢港クルーズターミナルへ戻ります。バスの本数が少ないので乗り遅れたらアウトです。時間厳守。
今日も、金沢のバスの運転手さんは特別に親切だなぁと思うことがありました。ありがたい。
夕方の新幹線で東京へ帰りました。暑くて寝不足でしんどい中、意外と歩けた。今度はもっと涼しい季節に来たいなぁ。
🔹お土産
🔸のどぐろ柿の葉寿司
チーズケーキでお腹がいっぱいになっていたので、帰宅してから金沢駅のお土産街「あんと」で買った「のどぐろの柿の葉寿司」を食べました。脂が適度にのっていて美味しい。
🔸ルビーロマン
超高級な石川のオリジナルぶどう「ルビーロマン」。「あんと」のお土産物屋さんで、4粒1,400円で売っていたのです。
果物が好きなので、何ごとも経験と思って(食いしん坊なだけ)買ってみました。この写真だとわかりづらいと思いますが、だいぶ大粒です。
巨峰よりも大きいです。藤稔の自然交雑品種とのこと。
ドキドキしながら食べましたが、大粒で柔らかいので果汁がじゅわーっ!と口の中いっぱいに広がります。想像以上のじゅわー!甘すぎず酸味も強くなくて、味が良い、美味しいー!1,400円が秒で消えました。
次回は1房買うぜ!(石川にはなんほお金落としてもええですからね)
金沢土産として定番、辻口パティシェの「YUKIZURI」にもルビーロマン味が期間限定で販売されていました。これも美味しいけど、やっぱりルビーロマンそのものが食べたい。
🔸金澤文鳥
金沢土産として有名ですが、初めて買いました。外側は文鳥、中身は羊羹です。映えるし、お土産に喜ばれます。
「加賀棒茶味」は、加賀棒茶味の羊羹の中にナッツが入っています。しっとり羊羹とザックザクのピーナッツ、とても不思議な組み合わせですが、ありです。
その他、「加賀紅茶味」はドライフルーツ、「白い珈琲味」はかのこ豆と組み合わせているそうです。
🔹八重洲いしかわテラス
旅行から帰って来てからも、なんとなく石川が恋しくて、会社帰りに東京駅近くの「八重洲いしかわテラス」へ寄ってしまいました。食料品や伝統工芸品の他、イートインコーナーが設置されており、お酒やおつまみ、ソフトクリームを食べることができます。
「五郎島金時ソフト」には、半解凍の大学芋が乗っかっています。シャリシャリ。ソフトクリーム自体がとてもねっとりとした質感なので、めちゃくちゃお芋と合います。ソフトクリームにはうるさいのですが、これはかなり好みのタイプ。
そして「五郎島」と聞いてピンときました。金沢港から見えた、向こう岸の地域だ!
次回、金沢港から向こう岸を眺めたら、お芋のこと思い出すんだろうな(笑)石川にお芋の名産地があるって、知らなかったな。
また、金沢名物「じろあめ」を練り込んだソフトクリーム(醤油付き)もめっちゃ美味しいです。じろあめなだけに、ねっとりと舌に絡みつく感じ。お醤油もまた合うのです。
そして、このお醤油もこの旅で訪問した「ヤマト醤油味噌」の「アイスにかけるしょうゆ」でした。いしかわテラス内でも販売しています。
自分が実際に訪問した時の思い出と共に、東京で楽しむ金沢の味もいいなぁ。
震災後に初めて訪れ、金沢は以前と同じように機能しているように見えましたが(従妹たちも普通に暮らしている)、まだまだ大変な地域があります。
私にとってなじみのある県なだけに、自分ができる範囲で応援したり、また遊びに行きたいと思いました。