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2022年ベストアルバム&ベストソング

2022年に聞いたアルバム(発売は2022年じゃないものも)の中からベスト10枚と、聞いた曲の中からベストソング10曲を選びました。特に順位はつけておらず、聞いた順に並べているだけです。


2022年ベストアルバム

・宇多田 ヒカル「BADモード」
・Rei「QUILT」
・ASIAN KUNG-FU GENERATION「プラネットフォークス」
・藤井風「LOVE ALL SERVE ALL」
・SOIL & ”PIMP”SESSIONS「LOST IN TOKYO」
・細野晴臣「銀河鉄道の夜」
・岸田繁「リラックマと岸田さん」 ~リラックマとカオルさん・リラックマと遊園地 オリジナル・サウンドトラック~
・633「SIX HUNDRED THIRTY THREE」
・SKY-HI「THE DEBUT」
・ELLEGARDEN「The End of Yesterday」

・宇多田 ヒカル「BADモード」

「最愛」の主題歌「君に夢中」も良かったけど、「BADモード」が一番のお気に入り。サウンドももちろん好きだけど、歌詞が好きで聞き入りました。1人の大人として、等身大の歌詞に共感するところが多い。

「PINK BLOOD」の、「私の価値がわからないような人に大事にされても無駄」「自分のためにならないような努力はやめた方がいいわ」「自分のことを癒せるのは 自分だけだと気づいたから」などなど、彼女の信念みたいなものに心地良く共感する。

私の好きなジェーン・スーさんによるインタビューも興味深く読みました。

・Rei「QUILT」

様々なミュージシャンとのコラボアルバム、曲調もかっこ良さもバラエティーに富んでいます。中でも「CRAZY! CRAZY! with 東京ゲゲゲイ」がお気に入り。ひときわ大人っぽいReiちゃんがかっこいいのです。

CHAIとの「CHOTTO CHOTTO」は、ReiちゃんがCHAI色に染まっていて面白い。藤原さくらちゃんとはよく共演しているけれど、CHAIとのコラボもいつかライブで見てみたいなー。

Rei&藤原さくらのコラボ「Smile!」はライブで2回ほど聞いたかな。プライベートでも仲良しな2人が楽しそうに、そして互いにリスペクトを持って共演しているのが、めちゃんこ可愛らしくてこちらも笑顔になったなー。サビのハモリもたまらなくキレイで癒しサウンド。

アルバムに参加してくれたゲストがたくさん出演する記念ライブは、日程の都合が合わず配信でしか見れなかったんだけど、長岡亮介、藤原さくら、Ryohuなど色んなアーティストとのコラボが見れて華やかでした。細野晴臣もスペシャルゲストで出たのですが、権利の関係で配信ではカットされていて残念!

・ASIAN KUNG-FU GENERATION「プラネットフォークス」

長い間バンドを見ていると変化を感じるのが楽しいですけど、アジカンも本当に偉大なバンドになったなぁと成熟さを目の当たりにする度に感動します。このアルバムもまさに。
「解放区」の壮大なラストが大好きだし、ライブでもたくさん聞いた「Be Alright」の包容力がすごい。アルバムラストの曲ですが、ライブでも大トリ、最高の終わり方だなといつも幸せな気持ちに包まれました。

ライブで「ダイアローグ」のアウトロが、Oasisの「Rock'N'Roll Star」になってたの楽しかったなぁ。そういう遊び心好き。

・藤井風「LOVE ALL SERVE ALL」

もともと知っている曲がたくさん入っているし、この人が作る曲は全部好きだなと思います。全部キャッチー。仕事しながらよく流していました。ライブ行こうとまでは思わないんだけど(チケット取りづらそうだし)、今思えば2021年のビバラでライブ見れてラッキーだったな。

最近、宗教的なあれこれを指摘をされているみたいですけど、超ライトリスナーなので気にしないかな。

「きらり」、問答無用でテンションが上がる曲。

・SOIL & ”PIMP”SESSIONS「LOST IN TOKYO」

きっかけは、SKY-HIとコラボした「シティオブキメラ」でした。

AメロやラップパートはSKY-HIっぽいんだけど、サビがSKY-HI単体ではまず出て来なさそうな絶妙なけだるさとメロディアスさ。かっこいい!ジャズとラップがナチュラルに混ざりあってアンニュイ。都会の荒んだ町のにおい。今までに聞いたことのないカラーが出ていて新鮮でした。

webのインタビューで、「最初にコラボしようとしていた曲は別の曲」「良くも悪くもソイルと自分がやるとなったら想像するような明確なものだった」と日高くんが話していて、なるほどなと思いました。私も多分そういう曲(アグレッシブ系)を想像していたので、良い意味で裏切られました。

ソイルの社長が、SKY-HIがソイルをラジオでよく選曲していたことを小耳に挟んでいて、「あのSKY-HIが…もしや僕のこと好き?」と、良い意味で異質な存在で気になっていた、いつか声をかけたかった、とラジオで話していました。日高くんはずっとソイルのファンで、コラボ相手が三浦大知という若い年代に及んだ時には「自分にはお声がかからなかったか…」といったん気落ちしたそうです。コラボできて良かったね!

アルバムの曲は、東京の地名がタイトルになっています。「Generation Tree」は代々木だそう(笑)「Meiji-Jingumae ‘Harajuku’」を聞いていると、あの地域一体の晴れやかな空が見える気がします。想像力をよりかきたてられる。

2022年久しぶりにライブ見たのだけど、ソイルの音がかっこ良くて。Nothing's Carved In Stoneはウブさんとひなっちの両翼の駆け上がり強烈だなっていつも思うけど、ソイルはタブさんと栗原さん(サポート)の両翼のクセがすごいと改めて思いました(笑)

「ピンクの女 feat. 向井秀徳」も両者の特徴がうまく絡み合っていて素敵。

アルバム発売後ですが、ドラマ「初恋の悪魔」の主題歌もかっこ良くてお気に入りでした。

・細野晴臣「銀河鉄道の夜」

2022年リリースではありません。子供の頃に見たアニメ「銀河鉄道の夜」が懐かしくなって、およそ37年ぶりに見たところ、サントラにハマりました。当時はもちろん細野晴臣が音楽を担当しているなんてつゆ知らず。

子供向けのアニメにしては、超不穏なサウンド。だから子供の頃に見た時は、「なんだか不気味」というイメージもありました。でも大人になると、その不穏な雰囲気がクセになってしまいます。ロマンチックで少し悲しくて切ないファンタジーにぴったり。

「銀河鉄道の夜」がきっかけで、今年は花巻(宮沢賢治のふるさと)にも旅しました。

・岸田繁「リラックマと岸田さん」 ~リラックマとカオルさん・リラックマと遊園地 オリジナル・サウンドトラック~

ストップモーション・アニメ「リラックマとカオルさん(2019)」と「リラックマと遊園地(2022年)」のサントラ2枚組です。制作はくるりの岸田繁。主題歌はくるりです。

「リラックマとカオルさん」が大好きで、サブスクでサントラを聞いていたのですが、満を持して2枚組のCDが発売されて嬉しかったのです。いつだったか、くるりの岸田氏がインスタでファンの質問に答えてくれたことがあったのですが、「リラックマのサントラCDが欲しい」って送ったら、「欲しい人がたくさんいたら考える」と言うようなアンサーをもらったこともありました。2作目が出たこともあってフィジカル発売となったのでしょう。めでたい。

アニメは、とにかくリラックマたちが可愛くて癒されるのです。そしてリラックマは可愛いだけじゃなく、おっさんみたいな声と仕草なので、ギャップ萌えです。制作は「どーもくん」「こまねこ」などのドワーフ。
「リラックマとカオルさん」の脚本は荻上直子(映画「かもめ食堂」「めがね」等)で、とりわけごく普通の働く女性にとって刺さる内容かなと思います。カオルさんの声は多部未華子だよ。サントラは、どのシーンにもほんわかハマっていて、全てがお気に入り。

主題歌くるりの「SAMPO」、めっちゃ可愛らしい曲です。この時はまだファンファン在籍中だったから、ファンファンのコーラスがすでに懐かしくて染みる。「そもそもどうしたってしょうがない じたばたしたってどうにもならないの ねぇ 教えてリラックマ」、つい口ずさみたくなるフレーズ。

2作目の「リラックマと遊園地」は、脚本がヨーロッパ企画となりました。前作が日常を描いたシリーズだとしたら、今作は遊園地で冒険するスペシャルバージョン。前作は連ドラ、今作は映画版、といった感じ。映像のクオリティーもだいぶ上がったとは思いますし(コマがより滑らかになっている)、引き続き音楽は岸田氏担当で嬉しかったのですが、ストーリーは前作の方が好み。音楽はどっちも好き。

主題歌くるりの「ポケットの中」MVは、なんとくるりとリラックマがコラボ!好きと好きのコラボで感激しました。ものすごくくるりらしい曲。くるりど真ん中。特にアウトロの清涼感溢れる轟音が最高で、幸せと切なさが混ざり合ったようでなんだか泣きたくなる。

雑誌「MUSICA」で、岸田氏がサントラ制作について話していたことも興味深かったです。素人が「可愛い!好き!」と単純に感じる裏に、作家の緻密な音楽制作があるのだなぁと。

「リラックマ」の3作目もあるといいな。

・633「SIX HUNDRED THIRTY THREE」

突如現れた謎の新人覆面バンド。でも知ってる人はみんなその正体を知っている(笑)

エモ・ポップサウンド全開。メンバーと同世代であればみんな通ってきていると思うので、より刺さるのではないかと思います。あの頃みんな大好きだったよね!今でも好きだけどね!「ストレイテナーがエルレガーデンをやってみた」っていう感じもあります。テナーにも確かにこういう要素がある。初期衝動みたいなフレッシュさ。

webのインタビューによれば、“どんなところでも聴いたらハッピーになれる、日々の憂さを晴らすような音楽を作る”というコンセプトだそうで、まさにどの曲も聞いても楽しい気持ちになるので、自然とヘビーローテーションとなりました。

一番のお気に入りは「One Summer Day」。ストレイテナーの「GHOST OF CHRISTMAS PAST」や「Wonderfornia」を連想するような私好みのメロディーで、HAPPYに満ち溢れています。

ライブとアルバムの感想はこちらにもごちゃ混ぜで書いています。

・SKY-HI「THE DEBUT」

前作の「八面六臂」もだいぶ自然体だなと思ったけど、今作はさらにそれを感じます。ちょうど一昨年の12月に「八面六臂」が出たのに、1年でまたアルバム出すの?クソ忙しいのに?と驚きましたが、コンセプトを元に作るのではなく、出てきたものを出す、というラフさを感じます。歌詞にBMSGメンバーの名前も出てくるし、前作に引き続きBMSGメンバーも参加している。ガチガチにコンセプチュアルなアルバムではなく、日々の生活から出てきたものを並べる感じならやりやすいだろうし、日高くんは今そういうモードなんだろうと言うことがよくわかります。

リード曲の「Happy Boss Day」、サビがものすごく耳に残る。ミドルテンポが心地よい。リリース日がちょうどお誕生日でしたね。

「Tiger Style feat. Aile The Shota, JUNON, LEO」は、ショウタ、ジュノン、レオ、日高くん、全員寅年メンバーで。思い付きでこういうことやれるのも今のモードなんだろう。特にジュノンにびっくりさせられました。歌もの担当のイメージが強いので、こういうラップやるんだ!って。「I'm J from J to the space aye,」に燃えたぎる。
SKY-HIいわく、「ジュノンがこういうのハマるってわかってた」というようなことをラジオで言ってたけど、私は意外だったよ!

The Debut

大人になんてなりたくない
お金があっても生きられない
腹いっぱいの夢を見たい
うるさいなバカ I don't give a fuck

誰かになんてなりたくない
有名になっても変わりゃしない
仕事しながら遊んでたい
裸になったら抱き合いたい

仲間がたくさん一人じゃない
いつでも大丈夫 鍵かけない
何もしないでも生きていたい
何かしたいから今日も辛い

笑わせたい 笑われたくない
成功したい 失敗もしたい
悪者は なりたくない
でもいい人は うさんくさい

お隣さん ごめんなさい
お隣さん マジごめんなさい
お金いっぱいでも稼いでたい
稼いだら 人に使いたいな

ありがとう

初めて聞いた時、なんてシンプルなんだろう、日高くんもこんな直球の歌詞書くんだっていう衝撃がありました、ちょっと泣けてしまうぐらいに。「うるさいなバカ」ってジャイアンみたい(笑)「稼いだら 人に使いたいな」っていうフレーズも、日高くんらしくて胸が詰まるな。

ラジオで「広がる売れると考えるのを1回やめたくて、純粋性・ピュアネス・衝動・少年性・好きに音楽で遊ぶ、という感覚を突き詰めようとしていたら、本当にクソガキみたいな曲ができちゃった(笑)」と言っていました。なるほどなぁ。そのクソガキ具合にストレートにやられました。

前作の「八面六臂」に引き続いて、SKY-HIが伸び伸びと楽しそうなのが手に取るように感じられてこちらも楽しいです。

・ELLEGARDEN「The End of Yesterday」

復活後初めてのライブハウスツアーに行けずそれなりに落ち込みましたので、新譜を発売日(年末)に買ったもののすぐに開封できず、ちょっとだけ寝かせてから年明けに聞きました。まだ落ち込みは完全に癒えていないので、ツアーのセットリストも見ることができていないめんどくさいオタクです。

「Mountain Top」をライブで初めて聞いた時、「おお、こういうのが出てくるのか。どっしりとしたミドルテンポが刺さる。大人なエルレだな」と思ったので、なんとなくアルバムの方向性も予測できました。

「Mountain Top」を初めて聞いた時の気持ちなどはこちらに。

予測通り、今の等身大のエルレが作るアルバムだなぁ、と。全体的にすごく爽やかで洗練されていて、西海岸の風を感じます。ロスでレコーディングしたから、その風までパッケージングされているみたい。昔のパンキッシュで時にアグレッシブなエルレとはまた一味違っていて、多くの経験を経たことがすごくよくわかって面白い。

各種インタビューなどでも「昔みたいな曲を作ろうと思えばできる(Red HotとかSupernovaみたいな)、そうじゃないものを」と細美さんが話していましたが、まさに。今のエルレガーデンのアルバムとしてすごくしっくり。

中でも好きなのが「瓶に入れた手紙」です。ものすごくメロディアスで気持ちの良い曲、ギターソロも爽快。曲調はエルレだなって思うのだけれど、今のエルレだからこその味わいがある。

「チーズケーキ・ファクトリー」は年末のレディクレでやったそうで羨ましい。見に行った友人が絶賛していました。ライブで人気曲になりそうだなぁ。「チーズケーキ・ファクトリー」ってハワイの有名なお店だけど(昔、確か二子玉にもあった気がするが)、そこのことなのかな?ネーミング可愛い。イントロの楽し気な感じ、ふとゼブラヘッドを連想。曲自体はゼブラヘッドより落ち着いた雰囲気だけどね。

「Perfect Summer」は、フーバスタンクの「Reason」みたいなエモ爽やかさ!エルレもなんだか大人になったなぁ。まあ大人なんですけど(笑)

どことなく「No.13」に通じるサウンドを感じます。やんちゃな「No.13」が、大人に変貌したような。曲同士の繋がりなんてないと思いますけど、サウンドの感じね。

まだまだ聞き込めていないので、これからいっぱい聞く。

2022年ベストソング

上記のアルバムに入っている曲は抜いたつもり。こちらも聞いた順に並べたのみ。

・kZm × 佐藤千亜妃、池田智子 × TENDRE
 「水星」×「今夜はブギー・バック nice vocal」
・UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta」
・山下達郎「LOVE'S ON FIRE」
・BE:FIRST「Bye-Good-Bye」
・Ado「新時代」
・水曜日のカンパネラ「招き猫」
・XIIX「スプレー」
・THE KEBABS「ともだちのうた」
・UNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」
・BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」

・kZm × 佐藤千亜妃、池田智子 × TENDRE「水星」×「今夜はブギー・バック nice vocal」

「ほろよい」のCM曲。絶妙なマッシュアップにやられました。男女混声が心地良く耳に入って来る。

新しいバージョンも良いですね。

・UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta」

2022年のマイナンバーワンソングです。理由としては、
・今までのユニゾンにないサウンド(ストリングスのラインに翻弄された)
・過去のタイバニ曲から断然パワーアップした歌詞の力強さ
・まっさらな気持ちでライブで初聞きできたインパクト

ツアーでたくさん聞いた時もとても感動したけれど、何より「タイバニ2」のオープニング映像と共に聞く時の高揚感が何にも代えがたくて素晴らしいなと、見る度に感動しています。何度見ても感動する。ヒーロー達にこの上なくぴったり!

・山下達郎「LOVE'S ON FIRE」

11年ぶりにアルバムが出ると言うことで、世の中が山下達郎一色になってた時期、ラジオでもテレビでもよく流れてしました。「LOVE'S ON FIRE」はシンセがインパクトあって、達郎さんがこんな曲を作るのか!と言う驚きが。中学生の時から聞いているミュージシャンと言うこともあるし、何聞いてもしっくり来てしまうような安心感もあります。

・BE:FIRST「Bye-Good-Bye」

彼らの曲の中で「Shining One」が一番好きなのですが、「Bye-Good-Bye」はそれに迫る勢いでお気に入りとなりました。全てのサウンドの絡み合い、ビートが心地良くて最高。コレオも可愛くてお気に入り。

・Ado「新時代」

初めて聞いた時、「このオールドなシンセは一体?」と不思議に思って調べたら作詞・作曲が中田ヤスタカで納得しました。聞く度に高揚が止まらない。張り上げる声も痺れるけど、柔らかく可愛く歌う箇所もあって、1曲の中できゅんと来るポイントがたくさんあります。
年末のCDJで生でAdoの歌唱を聞くことができて大満足。できれば歌っているお顔が見たかったけど!(無理です)

・水曜日のカンパネラ「招き猫」

ボーカルが詩羽に変わってからライブはご無沙汰です。でも詩羽もケンモチサウンドにぴったりのボーカリストですね。
水カンらしいオリエンタルサウンドとユーモアがありつつ、歌詞にやられてしまいました。姿は猫だけど、中身はエリート経営コンサル。「福を招き招き招き招き入れるのだ 我のこの肉球で」と言う歌詞とメロディーにどことなく哀愁を感じて、何故かわからないけれど泣けてくるのです。

・XIIX「スプレー feat. SKY-HI & 谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)」

大好きで相当聞きました。Spotifyだとナンバーワン再生ソングだった、Spotify以外でも聞いてますけど。

ゲストに盟友のSKY-HIと、大先輩の谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)がバリトンサックスで参加しています。初めて聞いた時、「今夜はブギーバック」を連想。あの頃の僕らが色んなことを経て、今に至って素敵な音楽を奏でていることの素晴らしさに感動するし、ある程度の人生経験を経て来た大人ならノスタルジーを感じると言うか、アンセムのような雰囲気もあって、何度聞いても胸が弾みます。「喜び悲しみ半分半分でsanity」っていう歌詞もお気に入り。

XIIXのツアーファイナル渋谷公演では、SKY-HIと谷中さんがサプライズ登場して演奏したのも思い出深い。通常のライブでは、SKY-HIのラップパートを宏介が歌い、歌詞も「日高さん→斎藤さん」「ダチのケイスケ→ダチのすってぃ(すってぃがベースでアンサー)」という流れも聞きどころ。

スカパラに宏介がゲストボーカルとして参加した「白と黒のモントゥーノ」の時もギターを携えていたのに、「スプレー」では完全にハンドマイクに挑戦。チャレンジし続ける宏介の姿もたまらないなーと思っています。

・THE KEBABS「ともだちのうた」

新井さんが病で「OTODAMA'22」出演がキャンセルとなった際に、急きょ作成され、披露された新曲。動画撮影&アップがOKとなったお陰で、現地に行けなかった身でもその様子を見ることができて嬉しかったです。この動画もお客さんがアップしてくれたもの。

速攻で作成されたからシンプルなんだけど、やたらとサビメロが胸に響くのです。「元気でいてくれ」の連呼。誰かの元気を願うのって、なんかいいなぁと思ってしみじみ感動するし、元気になった新井さんのギターもエモーショナルで、まるで洋楽の大物ロックバンドみたいな風格を感じます。

最初は会場限定CDだったけど、今は通販でも売っています。

・UNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」

初めて聞いた時に「fake town baby」と同系統(マイナーキーで疾走感に溢れている)だと感じ、私はあまりマイナーで速い曲が得意ではないので、慣れるまで時間がかかるかも、と思ったのですがそんなことなかった。めちゃお気に入りになりました。トラップビートがかっこいい!滾る!妖艶!今ユニゾンのライブで最も聞きたい曲です。

何か新しいことをするに当たり、「バンドではない音が鳴っていたら面白い」と田淵が考えて、トラップビートをebaさんに頼んだそうなのですが、ユニゾンがトラップビートやるとこうなのか、と言う新鮮さと面白さ。

アニメ「ブルーロック」も見ているのですが、アニメのイメージとぴったり合致しているからOP見るのもとても楽しい。ユニゾンのライブで聞くと「ブルーロック」のことは思い出さないけど、「ブルーロック」のOPで見るとユニゾンのことは思い出さない。すごいマジック。田淵、天才か(田淵オタクの戯言)。

・BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」

みんな大好きBUMP OF CHICKEN。新曲を耳にする度に「藤くん、天才か」(さっき聞いたセリフだな)と思うわけですが、「SOUVENIR」も例に漏れず。アニメ「SPY×FAMILY」のOPで聞いて好きになりました。アニメにもぴったりだし、爽やかで心が弾むし、つい一緒に口ずさみたくなる。藤くんの「HEY!」っていいよね!

おまけ

・田淵智也と堀江晶太の「デネブとスピカ」デモ

「アニソン派!」トークライブの投げ銭のお礼としてゲットできた秘蔵データ。田淵がプロデュースしている声優ユニットに提供した「デネブとスピカ」のデモです。
出来立ての田淵デモと、堀江さんがアレンジしたバージョンを聴き比べできるのが非常に興味深かったです。こうして曲はお化粧をしてキラキラに生まれ変わるんだな、と言うことがよくわかる。田淵がたまに「俺はすごくない、編曲がすごい」的なことを言うけど、もちろん田淵もすごいんだけど、そう言いたくなるのもわかると言うか、彼は本当にそう思っているんだろうなと腑に落ちた気がします。

加えて、私は女性の声優さんの歌唱があまり得意ではないので(人によりますが)、インストで聞けたこともありがたかったな。この曲好き。キラキラ具合がユニゾンの「kaleido proud fiesta」に通じるものがある。


2022年ライブ記録

現場74本、配信8本でした。


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