副業から始めて本業にできたスポーツ栄養士。これから学ぶ人に意識してほしいこととは
短大卒業後、会社で働きながら副業でスポーツの仕事をしていた佐藤彩香さん。フリーになってからは、Jリーグクラブなど複数のチーム・アスリートと契約を結び、栄養のサポートを専業としています。スポーツ栄養士として、Ascenders Collegeの講師として大切にしていることをお聞きしました。
Q.現在のお仕事を教えてください。
アスリートへの栄養指導や食事提供を仕事にしています。
特定のチームに専属というわけではなく、いくつかのところと契約を結ばせていただいていて。どうしても紹介の形でお仕事をいただくことが多いので、現状はサッカーが大半、それ以外にバスケットボールや陸上競技にも携わらせていただいています。
Q.最初からアスリートのサポートをメインにされているのでしょうか?
大学を卒業して最初の3年は、サプリメントの会社と保育園に勤務しました。ただ、その頃からスポーツに関わる仕事はしたかったので、仕事が終わった後や土日の時間を使って、ご縁のあるチームに行かせていただいていました。
当時は副業という形でしたが、徐々に経験が積み重なってきたことで、フリーとなり今に至ります。
Q.スポーツ栄養士として心掛けていることを教えてください。
もしかするとこれを読んでいる方の中にも、“栄養士のサポート”“栄養指導”と聞くと「これは食べちゃダメ」「これを食べなさい」などと厳しく言われることをイメージする方がいるかもしれません。
だからこそ私は、できる限りワクワクした気持ちで栄養のサポートや指導を受けてほしいと考えています。具体的には、選手自身が選択できるようにする。「こういう食材がいいのでは?」といったヒントを与えることはありますが、最後に決めるのは自分、という風にすることで、選手自身も「自分が決めたこと」として責任を持って取り組めるように感じるんです。
Q.スポーツ栄養士を育てる講師として、どんなことを大事にしていますか?
「アウトプットすること」を大事にしています。
私は今、スポーツ栄養指導を担当しているのですが、それこそ講義自体が症例検討やワークとアウトプットが欠かせません。それにインプットだけでは現場では通用しませんし、積極的に参加して発言することで、学びを深めるチャンスを逃さないでいてほしいなと考えています。
もちろん、そのためには発言しやすい空気感も必要です。ですので私自身も、安心安全な雰囲気と言いますか(笑)、質問しやすい環境づくり、百人いれば百通りの答えがあるのだよということを都度伝えていけるようにしています。そうして自分なりの最大限のアウトプットができれば、成長にもつながるんじゃないかなと考えているんです。
Q.受講生を始め、スポーツ現場を目指す人に向けて、アドバイスをお願いします!
スポーツに関わる仕事を目指しているなら、積極的に現場へ出てほしいです。学ぶことも大切ですが、実践してみて初めてわかること・学べる要素というのもあると思います。
私も引き続き現場での仕事を大事にしていこうと思っているので、そうやってお互いがスポーツに関わり続けた結果、講義を受けてくださっていた方といつかJリーグなどの試合でお会いすることができたら、とても嬉しいです!
~一児の母でもある佐藤さんが、“家庭と仕事”について語ったコラムはこちら~
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