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【簡単:小学生向け】蛍光ペンを使った発光実験をやってみよう🖍️🥼

今回は蛍光ペンを使った光の実験をご紹介します\(^o^)/

前回、偏光板の実験でも光について解説しましたが、今回の実験とも重なる部分があるので、まだ見てないよ~!という方は、ぜひ以下のnoteをご覧ください👀


今日は以下の手順で実験していきます!

1.目に見えない紫外線とは?
2.紫外線で蛍光ペンを観察
3.まぜてまぜて自分の光を作ろう



1.目に見えない紫外線とは?

紫外線は太陽光の一部で、人間の目に見えない短い波長の光です。強いエネルギーによって物質に化学的な変化を起こすのが特徴です。
紫外線で起こる変化としてわかりやすいのは日焼け!あとは、トイレのブロワーなど紫外線殺菌として日常の中で使われたりしています。

紫外に反応し、光る物質のことを蛍光物質と言います。
私達の身の回りの蛍光物質は、今回の実験で扱う蛍光ペンやエナジードリンク、バナナ、ナッツ類などがあります。


2.紫外線で蛍光ペンを観察


ここから今日の実験スタートです!

用意するもの

  • 粉末洗剤(蛍光増白剤入りの洗剤)

  • マジカルライトペン(100均で購入できます)またはUVライト

  • 蛍光ペン(分解するので使用済みでOK)

  • スプーン

  • プラスチックカップ

  • スポイト(あれば。100均で購入できます)

  • 小さめジップロック、またはポリ袋


最初に、ペンチなどで、蛍光ペンの芯を引き抜いて、透明のジップロックまたは袋にいれます。

そこにスポイト(あれば)で水をいれます。 水の量は15ml~20ml(大さじ3~4)くらいで大丈夫です。

上から見た感じ
横からみた感じ

水を入れたら、色水が出来るように蛍光ペンの芯を押してインクを出します。

出来たら、透明のプラスチックカップに移します。
じゃーん!完成✨️

同じく、黄色と緑色の蛍光ペンでも同様の手順で色水を作ります

きれい~!🥺

水で溶かしても、蛍光ペンと変わらないピンク・黄色・緑ですが、UVライトを当てても同じ色になるのでしょうか。。。?

また今回は、蛍光ペンだけじゃなくて、洗濯用の粉洗剤も用意してみました!

プラスチックカップの底が
見えなくなるくらいの量を入れてください!
そしてまたまた
プラスチックカップ半分くらいまでお水を入れます。
その後、スプーンでよく混ぜます。
こんな感じ。

ピンク・黄色・緑・洗剤が揃いました!では紫外線を当ててみましょう!

まずは、洗剤にUVライトを当ててみます。
目で見た時の色は白色でしたが、UVライトを当てると青色の光を放ちます。

蛍光ペンの黄色はUVライトを当てると、少し黄緑っぽい光になりました。

蛍光ペンのピンク色にUVライトを当てると、赤色のようなオレンジ色っぽい光になりました。

最後、蛍光ペンの緑色にUVライトを当てると、当てる前と同様緑の光を放ちました。


まとめ

洗剤、蛍光ペンにUVライトに当てると、以下のようになりました!

洗剤の白→青の光
黄色→黄緑の光
ピンク→赤っぽいオレンジの光
緑→緑の光


3.まぜてまぜて自分の光を作ろう

ここからは、色水をブレンドしてオリジナルの光を作ってみましょう!
絵の具の場合は混ぜれば混ぜるほど黒っぽい色になります(色の三元色)。

今日試すのは「光の色」なので、光の場合は沢山混ぜるほど色が明るく白色になるという特徴があります💡😯これを光の三原色と言います。
なので、目で見える色で白色を作ろうとするより、UVライトを当てて光る時の色を考えながら作りと思い通りにできるかも。。?


今回UVライトを当てた時の光の色に、黄色がなかったので、最初に黄色を作ってみようと思います!
黄色を作るにあたってちょっと考えながら作業をしてみましょう。
色水をUVライトに当てた時、それぞれ色によって光る量が違ったと思います。ボヤっと光ったものもあれば、はっきり光るものもありました。
そう、、、思う光の色を作るには、色だけでなく光の量も関係してきまます!
そのあたりを考えながら、いざ、スタート!

洗剤を入れた後、緑色を入れます。
光を当てながら調整していきます。
まだ緑に近いな・・
青が足りないんだ!

洗剤を更に入れてみると・・
じゃーん!黄色になりました✨️


黄色を作るポイント

洗濯用洗剤は、今回の実験でははっきりとした光ではなかったため、光る強さが弱いと考えました。なので多めに入れてみるのがコツです。かといって、多めに入れすぎると青色が強くなり、緑色に戻ってしまうので注意しましょう⚠


では次に、白色を作ってみましょう!
絵の具とは違い、混ぜれば混ぜるほどUVライトに当てた時の光の色は白に近づきます。
また色の割合だけでなく、光量を考えて作る必要があります。
よく光る色については、少量を意識する。割合をバランスよく見ながら、どんな色を混ぜたら白色の光になるかを考えてやってみましょう!

さっき作った黄色にどんどん色を足して、今度は白色を作っていきます。
黄色から白に近づけるために、洗剤を足していきました。

すると・・・


UVライトを当てずに見た時

UVライトを当てて見た時

じゃーん!

白色が完成しました!

そして今度は紫色を作ってみます!
さきほど作ったピンク色に洗剤を足していきます。

見た目はピンクですが・・
UVライトを当てると紫になりました!!


身近にある光の三原色の紹介

改めて光の三原色は青・緑・赤です!光の場合はこの3つの色の組み合わせでほぼすべての色ができます。テレビや、PCのディスプレイには、この3原色が使用されています。

本当にこの三原色なのか、PCの画面の白色の部分を顕微鏡で見てみました!

おー!青・緑・赤の三原色ですね~!


次に、写真の水色で囲っているスライドの黄色部分を見てみました!
黄色を作るには赤色と緑色が必要なので、ちょっぴり青色が少ないのがわかると思います、、!

水色は、緑色と青色でできているので、
スライドの水色部分も見てみると・・

青色と緑色の2色でしたっ!

ピンク色も見てみたいと思います。

赤色と青色でした!

普段何気なくみているディスプレイ画面ですが、3色の光の組み合わせで様々な色が映し出されているんですね、不思議。

顕微鏡でディスプレイ画面を実際に見てみたい!という方は、ハンディタイプの顕微鏡がおすすめです。
今回使ったのはこちら。Amazonで購入できます!


今回の光の実験、いかがだったでしょうか?
普段の生活に不可欠な光について考える機会になったら嬉しいです。
光り方を考えながらオリジナルの色を作りだす実験は、絵の具で色を作るのとはまた違った感覚を楽しめると思います\(^^)/
お家にあるもの&100均で買えるもので楽しめるのでぜひやってみてくださいね✨️
あ、、!それと、紹介した食べ物が本当に光るのか、UVライトで確認してみてください😉🍌

・・・


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