#宇宙
#時空の輪廻転生物語 第Ⅹ章第99節
織姫さんの言っている「世界が弾け飛んだり凍結したり潰れたり」というのは、続編第5節で少しだけ言及されていたビッグバンの反対の現象(あくまでも一つの仮説ですが)「ビッグリップ」「ビッグチル」「ビッグクランチ」の事です。
ビッグバンの逆なので、つまりは宇宙が終わる際に起こるとされる現象の事で、ビッグリップは「宇宙に存在する全ての物質が、加速によってある時点でバラバラになる事」、ビッグチルはビッグフリ
#時空の輪廻転生物語 第Ⅹ章第98節
さて、解説文が終わらなすぎて(書きたい事が多すぎて)少し時間をオーバーしてしまいましたが、本日も投稿しておきます。
次節にて第Ⅹ章が終わりとなり、その次の最終章(第100節)にてこの時空物語は一旦幕を下ろす事となります。
長かった物語もあと少しで終わりとなりますので、今しばらくお付き合いいただければと思います m(_ _)m
(今節の表紙絵の聖と神護の背後に描いているのが、第88節の最後にチ
#時空の輪廻転生物語 第Ⅹ章第97節
今節のやたら長いタイトルは、実際に存在する四字熟語を組み合わせたものであり、それぞれの四字熟語の意味は大体馬叉斗さんが説明してくれているものと相違ありません。
ですがこのタイトル自体を何処かから引っ張り出してきたワケではなく、組み合わせ自体は著者が勝手にくっつけ合わせたものです。
第94節の最後に出てきた白い箱の中に入っていたものがこの言葉が綴られた旗で、馬咲さんが書き遺していたものを統馬さん
#時空の輪廻転生物語 第Ⅹ章第95節
今節のタイトルである「敬天愛人」は、西郷隆盛が座右の銘としていた事で有名な言葉かとは思いますが、一応解説しておきます。
敬天愛人とは「天を敬い人を愛する」事を示した四字熟語で、天は「天地自然を司る道理」を指し、人は「自己を含む人類全て」そして「人々によって築かれる生活や社会」の事を指しているそうです。
元々は、明治時代の啓蒙思想家であり教育者でもある中村正直の造語との事。
若葉さんが言ってい
#時空の輪廻転生物語 第Ⅸ章第93節
以前どこかでそれっぽい事を書いたかと思いますが、地球の化身さんとして描いている存在はクトゥルフ神話の代表的な邪神である【クトゥルフ】をモデルにしています。
クトゥルフは水の象徴であり、タコのような姿にコウモリの羽根が生えた姿でよく紹介されていますね。
神護がやたらとクトゥルフ(というか地球の化身さん)と縁があったのは、クトゥルフが神話の中でルルイエという海底神殿のような場所で復活の日まで眠って
#時空の輪廻転生物語 第Ⅸ章第92節
今回の解説は長めになるかと思いますので、時間がある時にお読みいただければと思います。
ただし結構コアな解説になってしまう可能性がありますので、読み流してくださっても構いません。
(この年末の時期に、なかなか鬱々としたストーリー内容で申し訳ありません m(_ _)m)
今節に出てきたメインの宇宙生命であるネアデルタは、クトゥルフ神話の中でもかなり有名な【ニャルラトホテプ】という邪神をモデルにし
#時空の輪廻転生物語 第Ⅸ章第90節
ネアデルタは(ティアによる時空の歪みが云々という話は置いておくとして)理屈的には他の宇宙生命達よりも長きにわたり地球にいるという事になっているので、人間を含めた地球上に存在する者達について観察するという事をずっとしてきています。
その上、ティア自身の訴えを聞いたり、人の願い(この場合、神護の願い)を読み取る能力も持っているので、その願いの反対を実行する事など容易なのでしょう。
そして「宇宙を弄
#時空の輪廻転生物語 第Ⅸ章第88節
薫楼が「僕達のような存在は」云々と言っているのは、第57節で言及されていたニホンオオカミの話を踏まえての事です。
そういえば、最近またニホンオオカミについての研究が色々と為されているようですね。
最後の方で誓也が話している【セフィロトの樹】【クリフォトの樹】というのは、ユダヤ教の神秘思想【カバラ】に関連するものです。
#時空の輪廻転生物語 第Ⅸ章第87節
最初の方で誓也がユニポンの真の姿(第69節の表紙絵のあれ)に驚いていますが、これは誓也が今まで自分の意識の中や夢の世界でユニポンを認識していた際は、例の「ゆるキャラ」のような姿だったからです。
第69節で力が暴走した時も現実世界での意識がほとんど無いような状態だった為、この真の姿をまともに見るのは初めてでした。
(ユニポンが真の姿で話をしている時は、実際に言葉を発しているわけではなくテレパシー