なんで詩を書く
なんで詩を書くんだろう
楽しいから…だけではないような気がする
書くことが好きでノートに書きまくった学生時代。
誰かに見せようなんて、思った事はない。
小学生の頃は
学校の廊下の掲示板に懸賞の応募があると出していた気がする
だけど、あれは詩ではなく、
詩を書いて送ってもみてもらえなかった
いつからか、誰かに見せるものではなくなり
こっそり書いていた。
人に見せない
これはモチベを下げる事になり
書かなくなった。
ひょんな出来事からまた書き始め
ひょんな事からXやnoteに書くように
詩集を出す訳でなく
浮かんだ言葉の列を並べて喜んだ
誰かに見せるつもりじゃなかった詩
誰からも見られなかった詩
毎日、投稿する事で見てくれる人が増えた
独り言のように呟く詩を
誰かが見てくれる
それだけで良かった
だが、不安が現れた
繋がりが広がれば広がるほど
その繋がりが怖くなる
いつか、私に対して嫌悪感を覚えて
離れていってしまうのでは?と
グループの中の孤独感
それを感じてしまう
集まりに参加する事は勉強になる
だから、参加したい
だけど
だけど
と二の舞を踏む
「私はここにいていいの?」
「仕方なくここにいさせてくれてるんじゃないの」
こんな想いがぐるぐるする
学生時代の
「なんで?いつも私達のグループなの!」
あの子の言葉が壁になる
仲間でいたい
でも、邪魔になってる…
その壁がいつまで経っても
私の行手を遮り笑う
はじめまして
必死に笑う
もじもじ声にならないように
声に力を込める
話に割り込まないように
タイミングを測る
人と触れ合わずに作っていた詩が
詩を通して人と触れ合うことになった
オーバーかな
自意識過剰かな
自答自問する
みんな普通に話してるのにな
だけど
これが成長するという事だろう
みんなの話を聞いて
いや、それは違う!
と否定せずに
まず、受け入れていく
私には私のやり方があるように
相手には相手のやり方がある
十人十色
やり方も考え方もたくさんある
詩の作り方
詩の表現方法
堅物な頭では硬い詩ができてしまう
私はなんで詩を作っている?
色んな想いが交差していて
今は混乱している
ただ言える事は
詩を書くようになって
こんなに色んな詩人さんに会えたのは
奇跡だという事
私は詩集を作るほどの創作力はない
けれど、作りたいから詩を作る
そこに理由なんてない
色んな想いを詰めた詩をこれからも書く
それだけだ。