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止まらない愛

花の話です。

このところ雨のせいか、早めに眠気が襲ってくるので、
(今日は夕飯を早めに食べて、早くお風呂に入って、
まったりしないで、すぐ寝よう)と思いながら帰って来た。

お客様が来ていた。

我が家はいつも誰かしら訪ねてくる。

「今日は誰も来なかったの?珍しいね」と会話になるくらいだ。


「欲しいならカラーあげるよ。持ってくるから」

ただいま、いつもお世話様です、と挨拶を交わしたあとで、
親戚のおばさんが語る。

いつも身綺麗にして、働き者で、お掃除好きで、お世話好きだ。

そしてどんな仕事もとても丁寧。

畑に困るくらいカラーが増えているので、
小さな苗をたくさん持ってきてくれるとのこと。

「えっ黄色のもあるの?すごい楽しみ~」

白と黄色のカラーを交互に植えて、
大きくなったさまを想像するだけで楽しい。

植えたい場所は、もちろんあそこ!と決まっているが、
あの辺の草取りが楽になると思うとそれも嬉しい。

予定を突き合わせて、持ってきてくれる日にちを約束した。

植えつけできるように、あれこれしておかなければ。

ボーッと頭の中で、私の花畑を想像すると、
大きなカラーがすっきりと並んでいてため息が出そうになる。

この調子で、増えてきた背の高いガウラをどこに植えようか、
結論が出そうになっている。

芍薬が6本植えてあるところの間はどうだろうか。

交互に植えると芍薬が咲き終わった後に、
ガウラがふわふわと咲きだしてくる。

花の時期も花姿も対照的だ。

ふわふわとかちかち。

上を向いて咲く花と、自由に空中をただよって咲く小さな花。

背後のルピナスも終わってしまうので、何か、何か、何か、
アガパンサスはどうだろうか?

3年目で咲こうとしているアガパンサスはなんていう名前だっただろう?

できれば、同じものがいい。

今年のうちに球根を植えてしまいたい。

高いので、「春のクロッカスいっぱい計画」は来年に持ち越そうと思う。

花のラベルは、100円ショップのカゴにドンと入れているだけなので、
取り出して名前を探す。

途中、いつも覚えきれない背の高い忘れな草みたいな花の情報が出てきた。

「アンチューサ・アズレア・ドロップモア」

何年たっても覚えられる気がしない大型でワイルドな青い花だ。

トゲトゲが痛いのが難点で、仏花には向かないし、
花瓶にも差そうという気になれない花。

野に咲かせておくのが一番似合う、しかも存在感のある花だ。

だけど、痛い。

痛いのが覚えられない要因かもしれない。

ところが、植えたアガパンサスのラベルが行方不明。

どうやら咲いた花を見て、そこから調べていくしかないものと思われる。

ああ~楽しみ~♡

花のラベルを見ていると、
雑草と思って抜いてしまったかもと思うのもあり、心臓に悪い。

オレンジのエキナセアが見当たらない気がする。

ホタルブクロも(もーっこのサルビアめ!)と思って、
抜いてしまった気がする。

サンダーソニアもそうだ。

やはり基本に戻って、名前を書いて目印も差し込んでおかなければ。

ああ、楽しい~♡




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