ザッハトルテとオレンジとチョコレートのパフェを食べながら、不埒にも仏性について考えてみる
先日、日本橋三越に入っている喫茶「ウィーン」で、お友達とスイーツを食べながらおしゃべりしました。
そこで、「大愚和尚」の一問一答という動画の話になり、いかに和尚が一つの質問に丁寧に答えているかの話になりました。
なかでも、「仏性」についての語りが心に響いたので共有します。
大愚和尚の説く仏性
和尚曰く、仏性とは悟りを開く可能性であるとのこと。
さらに踏み込んで「その人なりの感性を精一杯発揮して生きていく」と説きました。
このとき生きる=修行になるんだなぁ。
それぞれ感性は違い、捉え方が異なりますから、他人と較べてどうこういう話ではない。
その人なりのの感性をはたらかせて、それが社会の役に立ったり、人を喜ばせたり、苦しみに寄り添うことになったりすれば、自ずとその人なりの生きる道を見つけられるというのです。
カレーの味
ここである料理人さんの話が出ました。その人は毎日ミシュランに載ることを目標にカレーを作っておられるそうです。
その方が言うには、作る人や環境によって味が変わるものだけど、盛り付け方や運ぶ人によっても味は変わるというのです。
そこまでの味の差を見極めるのも凄いですが、確かにそれはそうだということがありました。
夜に食べて美味しかったイタリアレストラン。ランチに行ったら混んでて、ウェイトレスをしてた女性が気持ちが動転し始めたのです。
はたして運ばれてきた料理は、なんだか気の抜けた感じでした。気もそぞろという味のだったんです。
一緒に食べる人が好きな人かどうかでも、美味しさが変わるという経験はよくあると思います。
パフェの味
さて、楽しみにしてたオレンジとチョコレートのパフェですが、残念ながらイマイチだったんです。
原因はわからないけど、お店の雰囲気もまるで気が抜けたサイダーみたいでした。
それでも仲良しの友人との会話は楽しかったので、マイナス要因を越える時間となり、何の問題もなかったけど。
今、まだ緊急事態宣言が出されたなかで、飲食業の人は大変だと思います。そりゃ自暴自棄にもなるでしょう。
でも、テイクアウトに力を入れたり、ランチに全ての力を注いだり、皆さん頑張ってる。
せめても近場のお店はできる限り通いたいな。ちょっと不安な時は、仲良しの人と行くといいですよね。
私たちの応援が、お店の味を美味しくするかもしれないなぁ。ちょっとだけ仏性に近づけたかな。