大切な人に死にたいと言われた時
友人が「死にたい」と言うほど人生に絶望している状況に直面するとき、どうにかしてその人の助けになりたいという思いが湧き上がる。
だが、その気持ちは実はとても複雑で、時には自分の無力さに直面させられることもある。
「何かできることはないか」と手を差し伸べようとする行為は、一見すると思いやりに満ちたものに見えるが、もしかしたら無意識のうちに自分が「その人の人生を変えたい」とさえ思ってしまっているのかもしれない。
友人が苦しんでいるとき、その痛みを共有したいと感じるのは当然だ。