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年収UPしつつ、イベントディレクターへキャリアチェンジ。「自分の作品をつくる」という夢を歩む

エイスリーが展開する、エンタメ業界特化型の総合人材サービス「エンタメ人」。

エンタメ人」では、エンタメ・マスコミ・広告を始めとした業界志望の求職者と、人材を採用したいエンタメ企業の仲介として、マッチングを図る。今回は、その「エンタメ人」を利用し、年収アップしつつ、映像制作会社のプロダクションマネージャーからイベントプロデュース会社のイベントディレクターへキャリアチェンジを叶えた、求職者の屋田(おくだ)さんに話を伺う。


「自分の作品をつくっていきたい」という想い

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—まず最初に、今までのご経歴とお仕事内容についてお聞かせいただけますか。

大学卒業後に、主に企業のCMやミュージックビデオ等の制作を手がける映像制作会社に入社し、プロダクションマネージャーとして約5年従事いたしました。

そして今回エンタメ人を利用して、様々な企業のイベントプロデュースを手掛ける会社に転職し、イベントディレクターとして新たなキャリアをスタートします。

—前職のプロダクションマネージャーの仕事内容についてお聞かせいただけますか。

プロダクションマネージャーは、映像制作に関わる人やモノなどあらゆるものを調整する役割です。

具体的には、
・撮影前のロケ地探しやアポイントメント調整
・スタッフィング(ディレクターやカメラマン、スタイリストの選定)
・撮影・人員に関わるスケジュール管理
・予算の立案・管理
・現場での作業進行・統括
・顧客との金額面での交渉や対応

といった形で企画から納品までのあらゆる部分を管理する仕事ですね。

—本当に映像制作に関わるあらゆることに対応するのですね…。元々映像関連に関わりたくて入社をされたのでしょうか?

そうですね。学生時代からその想いはあり「ロサンゼルスで映画を学びたい!」と思って一度映画留学をしたこともありました。

—学生時代から自分のやりたいことがみえていたんですね。では今回転職を考えるようになったきっかけを教えていただけますか?

2020年頃からふわっと考えてはいたんですが、コロナウイルスの流行を機に、自分のキャリアや今後についてなど、自分自身を見つめ直す時間が増えて本格的に転職を考えるようになりましたね。

仕事がバタバタしていたこともあり、実際に動き出したのは2021年の末頃でしたが…。

—自分のキャリアや今後についてですか…。詳しくお聞かせいただけますか?

5年後、10年後の自分の将来像や目標を考えた時に、今の仕事を続けていても自分の求める理想像には繋がらないと思ったんですよね。

僕は「自分の作品を作っていきたい」という想いが強くありました。
なので、入社当初からディレクターになりたかったんです。

ただ、当時はご縁がなくプロダクションマネージャーとしてのキャリアをスタートしましたが、「キャリアチェンジを行うなら今なのでは!?」と考え転職活動を始めました。


プロデューサーとディレクターの違いについて

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—プロダクションマネージャーとディレクターですか…。両者の違いについて教えていただけますか?

プロダクションマネージャーの場合のキャリアパスとしては、チーフプロダクションマネージャーを経てアシスタントプロデューサー(AP)に進み、その後はプロデューサーになるという流れです。

プロデューサーの仕事内容としては、作品にコミットするというよりは、案件をビジネスとして成立させるためにマネジメントを行うことがメインとなります。

具体的には、クライアントとの商談や、予算やスケジュールの管理など案件の全体的な部分を管理する仕事になっていきます。


一方ディレクターの場合には「作品の中でディレクションを行う」というのがメインの仕事になります。

どういった方向に作品を持っていき、作り上げるのかという制作においての舵取りを行いながら作品を作り上げていく形です。

私は自分の作品を作っていきたいという想いがあったため、ビジネスサイドに寄るプロデューサーというよりは、作品に深くコミットできるポジションのディレクターになりたいと考えていました。


—今回ディレクターにキャリアチェンジされましたが、苦労された点についてお聞かせいただけますでしょうか。

やはり選考ですかね。
書類選考で門限払いされることはよくありましたし、面接で今までの経歴を説明すると「ディレクターってよりはやっぱりプロデューサーとして採用したいんだよね」と言われることも多々ありました。

—それは中々厳しいですね…。エージェントサービスなどは複数利用されていたんでしょうか?

大手のエージェントサービスを2社程利用しましたね、あとはエンタメ人でしょうか。

実は幼馴染が「エンタメ人」を運営するエイスリーさんで働いていまして、その経由でエンタメ特化型エージェントサービスがあると聞き、登録したんです(笑)



同業界・同職種経験者のアドバイザーに支えられ

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—他社サービスと比較して「エンタメ人」はいかがだったでしょうか?

大手のエージェントさんは幅広いジャンルのお仕事をご紹介してくださったり、履歴書の書き方や面接の受け方についてアドバイスしてくださったりなどの手厚いサポートをしていただきました。

ただ、毎日たくさんの求人紹介メールが届き、自分の希望と異なる求人も多く含まれているため、内容の精査に時間を取られることはありました。

また、自分の求めるエンタメや映像関係などの特殊な業界についてはあまり強くないのかなという印象は受けましたね。

一方「エンタメ人」では、紹介された求人は大手エージェントサービスに比べると多くはありませんでした。合計で20求人程度でしょうか。

ただ、自分の希望に合う求人が多かったため、あまり精査の必要がなくて助かったことは覚えています。

また、私の担当のアドバイザーさんが大手映像制作会社でPM経験を積まれていた方だったのでそこは非常に助かりましたね。

—やはりアドバイザーに業界理解があると違うと思いますか。

そうですね、先ほど説明したようなプロダクションマネージャーとディレクターの仕事内容やキャリアパスの違いについても理解してくれているので話が早かったです。

また、アドバイザーさん自身の経験を交えて「自分の思い描く将来像に近づくためにはこういう方法もありますよ」とアドバイスをいただき、とても参考になりました。

それらのアドバイスもあって、面接対策なども今までの経験や実績を元にしっかりアピール行なった結果、キャリアチェンジと年収アップを達成することが出来ました。



キャリアチェンジはゼロからのスタートではない

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—キャリアチェンジをしつつ年収アップも達成されたとは…!面接ではどういったことをお話しされたのでしょうか?

僕のプロダクションマネージャーとしての経験がディレクターというポジションでどういった形で活かせるかをメインにお話ししました。

プロデューサーとしての視点も持ちつつ、ディレクターとして作品作りが出来るハイブリットな人材になりうることを説明し、今までの予算作りの経験や、プロダクションマネージャーとして働く上で培ったコネクションがどう活きるかもアピールしていましたね。

自分のキャリアや実績をディレクターという仕事にリンクさせ、いかに自分が即戦力として活躍できるかという点を意識して面接に臨んでいました。

そこで評価をいただき、結果としてキャリアチェンジと年収アップの二つを叶えることが出来たのかなと思っています。


—ご自身の経験をフルに活かしたプレゼンの結果だったのですね…!確かにそれなら未経験と見られずに即戦力としての条件が提示されますね!

そうですね。僕がアピールした部分と会社が求めている人物像がうまくマッチしたことも要因の一つだとは思いますが、今までの経験を活かす形で転職活動ができたのは非常に良かったです。

僕はこの転職活動でディレクターのポジションにつくことが第一目標だったので、ここは必須で達成したい部分でしたが、付随して給与アップも望んでいたことだったのでどちらも達成できたのは素直に嬉しかったです。

   
—次に入社される会社でやっていきたいことについてもお聞かせいただけますか?

次の会社では大きなイベントやファッションショーなどの案件があるので、まずはそこでディレクターとしての実績を積み上げていきたいと思っています。
そして、ディレクター未経験者の僕を採用してくれた会社にいち早く貢献したいと考えています。


—最後にキャリアチェンジを検討されている方々に一言頂戴できますでしょうか。

まずは自分にとって何が大事なのか優先順位をつけ、それが本当にやりたいことなのかを明確にしつつ、自分と向き合って吟味してください。

そして、キャリアアドバイザーさんなどの第三者に相談を行いながら経験や実績を整理し、どういった業界や仕事であれば自分のスキルが活かせるかを探していくことが重要だと考えています。

自己整理をした上で、他者の意見を聞きながら、自分にとっての最適解を見つけていけると、自分が求めている理想に近づくのではないでしょうか。


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