マイケルジョーダンの舌 (謎解き9日目)
-成長-
舌と口蓋(口の中の屋根の部分)が接するポジションにあり、運動と連動して口蓋に対しての舌圧が増せば、“下肢への出力が増す” “握力が増す”という検証データの報告は国内、海外問わず多くあります。
適度な高さの椅子から片足立ちで立ち上がってみてください。
舌が口蓋から離れた状態より、口蓋に着いている方が立ち上がりやすいことがわかると思います。
舌を口蓋にべたっと着いている状態で、立ち上がるのと合わせて、頭蓋骨を押し上げるようなイメージで立つとわかりやすいです。
全身への出力を生むとき、口蓋に着く舌の上方に押す舌圧は上がります。
上方というのは少し語弊があります。
100メートル走のスタート、相撲の立ち合いなどは、頭部を屈曲(顎を引いた状態)で、舌が口蓋の上、前方に圧を高めます。
デッドリフトのチンイング、重いものを持ち上げる。ハンマー投げの遠心力に身体の回転軸を安定させる。などは舌が口蓋の上、後方に圧を高めます。
昔、ダンサーの方から頂いた言葉があります。
「口蓋と横隔膜と土踏まずのアーチは連動していて、それを繋ぐのが舌なんです」
ふむふむ…???
感覚的な言葉で、内容にメカニック的に何の論理もなく、「ほんとかよ…」と思いますが、噛み砕いて、肉付けし、組み直す作業をすれば、説明ができる言葉です。
また後ほど、その話は書こうと思います。
こんな研究報告があります。
“運動経歴なし”グループの最大舌圧は、”運動継続中”グループ、および、“運動を過去に継続していた”グループより有意に低かったという研究データがあります。
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