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ママだって人間だ。


【思わぬ共通点】


私は今、ハマっているドラマがあります。
週末の深夜にやっている某ドラマ。

夢の教員になったのに、仕事がストレスでたまらなくて、何かあるたびにお腹が痛くなっちゃうZ世代の女性教員が主人公。彼女は、本業の授業以外にやることが多すぎる現状への不満や愚痴を、普段からSNSの裏アカウントに投稿しています。そのアカウントの名前が

「先生だって人間だ」

私は、このドラマで描かれる教員という仕事のブラックさに共感の嵐。
この感じ、まさに…。

いや~。本当に先生って、“奉仕の精神”で押し通される仕事が多すぎますよね。

どれだけ必死にやったところで、みんな口をそろえて、
「先生なんだからこれくらいやって当たり前」
「先生としてこうあるべき」
「先生は生徒の手本にならないと」
「先生はかわいい生徒のために尽くして当然」

「だってあなた、自分が先生になりたくてなったんでしょ。
大変なことぐらい、わかってたよね?それならもっと頑張らないと」
なんて言う始末。

みなさんもありませんか?

ちょっと
「仕事しんどいなぁ」
とボヤいただけで

「その仕事好きでやってるんじゃないの?」
「そんなの仕方ないじゃん」
「他の人もそれくらいは乗り越えてるよ」

いやいやいや、そういうこと言いたいんじゃないねん!みたいな。

こういう状況を考えていて気づいたんです。
あぁ、ママっていう役割も一緒やなって。

女性も、夢にまで見たかわいい我が子に会いたくて、愛しい子のママになりたくて、妊娠出産を乗り越えるわけですが・・・

待っているのは、想像以上に壮絶な産後の体力低下と、全然思い通りにならない育児。からの、ボロボロのメンタル。

そんなとき、
「あなた、自分がなりたくてママになったんでしょ。
大変なことぐらい、わかってたよね?それならもっと頑張らないと」
なんて言われたらどうですか?

もうやってられないですよね。
でも、それでも、なんとかやろうとしちゃうのがママ。

自分のことなんて後回しで、なりふり構わず、我が子のために一生懸命やっちゃうんです。

というか、
「ママなんだからこれくらいやって当たり前」
「ママとしてこうあるべき」
「ママは子どもの手本にならないと」
「ママはかわいい我が子のために尽くして当然」

この「ママだから」「ママとして」という呪いは、第三者というよりも、自分が自分にかけてしまっていることが多いです。

実際、私がそうでした。

【「良いママ」になりたい】


娘は第一子ということもあり、妊娠がわかった時から、
「ママとして、いろいろちゃんとできるようにならないと」
「ママになるんやから、もっとしっかりしないと」
私の心の中にはずっと、そんな思いが強くありました。

だから、ずっと「正解」を探して検索しまくり、「失敗」しないように先回りして、効率よく確実に「良い子育て」ができるように、「良いママ」になれるように、必死でした。

それは決して、無理をしていたのではなく、あくまでも私がしたいからそうしていただけです。誰かに頼まれたわけでも、プレッシャーをかけられたわけでもありません。検索するたびに出てくるSNSのキラキラママに憧れて、
「私もこんなしっかりした良いママになりたい」
「私も、毎日楽しく子育てしたい」
「かわいい我が子のために、できることはすべて全力で頑張りたい」
そんな気持ちが原動力になっていたと思います。

この気持ちは、出産が近づくにつれて、どんどん大きくなっていきました。
ピークは、出産直後です。私は産後ハイになり、その日は1日眠れませんでした。友達や親戚に、娘が生まれたことを連絡し、「おめでとう」と言ってもらう度に、テンションが上がっていきました。

そして初めてあげたおっぱい。

抱き方もぎこちなくて定まらないし、娘も初めてのことだからうまく咥えてくれない。何より一番辛かったのが…

「えーーーーー。全然出ぇへんやん…」

おっぱいはカチカチでいっぱい入ってそうなのに、10〜15㏄しか出ていませんでした。

そんなときに限って、周りのママさん達はすごく上手に授乳してるように見えるんですよね。

「なんで私もママになったのにできひんのやろう…いつになったらうまいことできるようになるんやろ」

さらに、その焦りに追い打ちをかけてくるのが、授乳後に必ずする体重測定。

「うーん…なかなか増えへんなぁ…私のおっぱいじゃ足りひんのやろか」

ミルクも足して混合で飲ませていましたが、なかなか体重が増えないのは、私の母乳の出が悪いのが原因だと捉えていました。

「個人差があるって聞いてたけど、勝手に、私は大丈夫って思ってた…小さめに生まれたのに、小さいままやったらどうしよ。」

少しでも母乳の量を増やすために、看護師さんに毎日おっぱいマッサージをしてもらうのですが…これが痛いのなんのって!!!

でも、しないと乳腺炎も怖いし…
おっぱいの痛みと、思うように母乳が出ない虚しさとで、私のママとしての自信はどんどん奪われていきました。

「こんなはずじゃなかった…」
(1回目)

母乳でさえこんなにうまくいかないのに、離乳食なんてもうわけがわからない…。不安すぎる。ママなんだから、しっかりしないと。娘のために一つ一つちゃんとしないと。でも、どれだけネットで調べても、ピンとくるものがない。娘に合うやり方ってどれ?頑張り方がわからない。何か、娘と私を助けてくれる良い方法ってないのかな…。

〈 答えは思わぬところにあった 〉


こんなときに出会えたのが、赤ちゃんのための薬膳『BABY薬膳』でした。

「母乳をたっぷりとあげられなくてかわいそう」とか
「もっと強い子に生んであげられたらよかった」とか
そういうことではない!

絶対に、自分を責めないこと!!

誰も悪くない。人間誰しも、自分にあるもので戦うしかない。
親からもらってくるエネルギーが少なくても、後々減ってきても、そのあと自分で食事などから生み出すエネルギーをしっかりと作り出せる子にしてあげればいいだけ。

赤ちゃんは、生まれたときから日々確実に成長している。

そもそも、なぜ子どもに離乳食を食べてほしいの?
離乳食を食べることでどうなってほしいの?
うまくいかないときに『目の前の我が子の育ち』という視点はある?

「一般的じゃない」「マニュアルはこうじゃない」
そんな「~ない」ことによる、プラスの面を探してみると、きっと何かあるはず。

学べば学ぶほど、目からウロコでした!
BABY薬膳のおかげで、イレギュラーをポジティブに捉える意識が身に付きました。

ママとしての自覚が足りないとか、技術不足とか、躾ができてないとか、そういうことではなく、赤ちゃんは基本、本能のまま素直に生きている。

どれだけ世の中にマニュアルがたくさんあったとしても、そこに「我が子」のことは書いていない。親が見立てを取るしかない。

だから、BABY薬膳で「我が子の見立て」を取るための知識や考え方を身に付け、磨いていくことで、他の子と比べない楽しい子育てができるようになったのです。

どれだけ検索しても、ピンとこなかったのは当たり前。
だって、「自分と我が子」に正解の軸があったのですから。

私自身が「これが今この子に必要なんや」「これでいいんや」と思える捉え方を学べたことで、少しずつ、日々の我が子の成長を実感し、幸せな気持ちで育児に励むことができるようになりました。BABY薬膳のおかげで、育児のことだけでなく、生き方・考え方が大きく変わったのです。

はい、めでたしめでたし(^^♪

・・・ではなかったんですよね~~。

【呪いは続く】


こういうことって、実際に経験できない男性にはよくわからないんですよね。妊娠したのも、出産をしたのも、授乳するのもママ。退院してから子どもと初めて一緒に暮らすパパは、しばらく父親として仮免許状態。

薬膳で子育てを楽しめるようになっても、夫とのこの温度差が、私を苦しめました。育児の次は、パートナーシップの問題です。

「娘を授かったときから、私達はもうパパとママやのに、夫はいつまで子どもみたいなこと言ってるねん」

退院後、夫の言動一つ一つにイライラ。
「なんで気づかんのかな」
「先それじゃなくて娘のこと1番にしてよ」
「そのやり方じゃなくて…」
「もっと興味持って観察して先々動いて!」

そして
「パパなんやから」
「パパとして」
夫にも、こうあるべきという呪いをかけていきました。

「一緒に親になったのに、なんで私ばっかりやらなあかんの?しんどいんやからもっと助けてよ」
「こんなにやってるんやから、もっと労りの言葉かけてくれてもええんちゃうの?2人の子どもやのに、私がやるのが当たり前じゃないんやけど」

夫の顔を見れば、出てくるのはキツい言葉ばかり。
夫婦で仲良く協力して育児を頑張りたいだけなのに、なんでわかってくれないのかというイライラばかりが募りました。

「こんなはずじゃなかった…」
(2回目)

娘のために、自分がやりたくてやっていたはずなのに。いつの間にか、やることが増えるたびに、夫にも同等の育児の負担を求めるようになっていきました。

それだけじゃなく、夫は娘や私のことにも興味があるのかないのかよくわからなくなってきて…。私は、もっと夫と娘のことや今日1日の出来事について話したいし聞いてほしいのに、熱を込めて話しても聞いてるんだか聞いてないんだか。

恥ずかしげもなく言うと、私は夫のことがめちゃくちゃ好きなんです。
付き合っているときから今までずーっと大好きで、心の底から「この人と結婚してよかったー!地球に生まれてよかったー!」って思っているんです。
娘のことも、大好きな夫との子どもだからこそ、より一層愛おしくてたまらないのに。あれ?夫はそうじゃないん…?何を考えてるのかよくわからない。

そんなモヤモヤが蓄積されていき、産後、夫との関わり方に自信が持てなくなっていきました。もっとこっちを見てほしい、頑張ってるのも知ってほしい。でも、何て伝えたらいいかわからない。本音を言って嫌われたらどうしよう。いらないことを言って、がっかりされたらどうしよう。

気づけば、夫の顔色や反応を見ながら話しかけるように。

すると、あんなに大好きだった夫と、一緒にいても全然楽しくなくなってしまいました。何を見ても笑えなくなって、出てくるのは深いため息ばかり。夫がやってくれたことに対しても、イライラこそすれ、ありがとうの気持ちもわいてこない。むしろ、「もっと◯◯してほしかった」そんな不満や要求ばかり。

〈 1日の中で、一番話をする相手 〉


そんなときに出会ったのが、カラーコミュニケーションでした。

「自己理解は最大の他者理解。あなたの心の色は何色ですか?」
その言葉に吸い寄せられるように、学ぶことを決めました。

私の心の色?わからない。夫に変わってほしいと思っていたけど、そもそも私はどうしたいんだっけ…?

ありのままの自分で、夫と仲良くしたい。
家族みんなでにこにこ暮らしたい。
自分のことをもっと好きになりたい。
そのために、自分のことをもっと知りたい!

学び始めてまず、人は1日6万回思考することを知りました。
それがいわば「自分との対話」だそうです。
これを豊かにすることが、人生を豊かにするコツ。

でも、人はみんな自分のことは自分が一番知っている「つもり」になってしまうんですね。それで、相手ばかりを知ろうとして、自分を蔑ろにしてしまって、相手の感情に振り回されてしまう。

だから、大切なのは自分と仲良くすること。
自分の心の色を知って、気持ちに寄り添って、丁寧に耳を傾けてあげる。

そして、人がみんな生まれた時から100%持っている自己肯定感を「戻して」あげる。

赤ちゃんは、生まれたときから全力で感情表現したり、チャレンジしたりしますよね?でも、だんだん大人になるにつれて、人の目を気にするようになったり、失敗を怖がるようになったり、過去に囚われるようになったりして、人生の過程で自己肯定感が減ってしまうんです。

そこで、自分の心の色を知ることで、自分はかけがえのない大切な存在だという感覚を摂り戻し、自分のだめなところも含めて自分自身をまるっと受け止めてあげるんです。

すると、自分に対する根拠のない自信(なんかできる気がする!私だから大丈夫だ!失敗してもなんとかなる!)がついてきます。

そうしたら、当たり前に愛されている感覚「自己受容」の土台が整い、自己肯定感を戻すことができるんですね。

さらに、「人は、長所で尊敬されて、短所で愛される」

この言葉を知った瞬間、私の中の
「ママとしてしっかりしないと」が
ガッシャーンと崩れ去っていきました。

「どんくさいとこも、
すぐイライラしてしまうとこも、
ぜ~~んぶひっくるめて私やから、
私は私のままでいいんや!」
スッと肩の力が抜けていきました。

まずは、自分が自分を一番大切にして、満たしてあげよう。愛してあげよう。
ずっと「夫に認めてほしい」と他人軸だった私が、自分軸に変われたのです。

今までは、「本当は◯◯したいけど、ママになったんだから、どんなときも娘が最優先」「私が我慢したらいい。ママとして、イライラした姿はなるべく見せないようにしないと」と自分の本音を抑えることが癖になっていました。

でも、カラーコミュニケーションを学んで
「自分を大事にすること、自分の本音を見ることはわがままじゃない」
と思えるようになり、夫に同じ負担を求めることも減っていきました。

さらに、「ママとして妻として頑張らないと夫から愛されない」と思っていたのが、「大丈夫。どうせ、私は私のままで愛されている!」と思えるように。

自分の心の色を知り、受け止められるようになったことが、心の余裕につながりました。

〈 心の色を知るために大切なこと 〉


じゃあ、なぜ心の色を知れば、相手にも寄り添うことができるのか?
心の色とは、色彩心理学と発達心理学に基づいて、価値観や性格、気質などを4つのカラータイプ(レッド、イエロー、ピンク、ブルー)に分けて示したものです。

人それぞれ、心の色が違い、価値観が違い、心に響く言葉も違う。
言われて嬉しい言葉も、やる気が出る言葉も違う。
だから、それぞれの心の色に合わせた言葉がけ・対応をすることで、円滑なコミュニケーションが図れるようになるんです。
どんなカラータイプでも大切なことは「話を聴く」こと。
聴くことは、相手を丸ごと受け止めるということ。
それが、相手に安心感を与え、心地よく過ごすことができるようになるんです。

相手の話を聴いていくなかで、「あ、この人はこのカラーが強く出るタイプなんだな」とわかると、その時点で自分と相手を分けて捉えることができるようになり、一歩引いて相手への適切な対応が考えられるようになって、相手の感情に振り回されることがなくなります。

そこで私は気づきました。
「夫に、もっと私の話を聴いてほしいとずーっと思っていたけど、私は夫の話に耳を傾けていたかな…?」

それからというもの、夫の心の色を深く知るために、夫の話を聴くことを心がけました。すると、夫の心の色が見え、私の言葉かけや関わり方が変わり、穏やかに会話ができるように。

私の心のトゲトゲも、一つ一つ抜けていきました。心に色濃くかかっていたモヤが消え、息が詰まるようなどんよりした空気も、すっきりとなくなりました。

【ご機嫌に生きていきたいなら】


やっぱり、自分を大事にできていないときや、自分が満たされていないときは、相手に腹が立ったり、優しくできなかったり、責めたくなるんですよね。そしたら、相手への感謝も感じられなくなって、心が荒んでいく。するとまた自分は満たされない。という負の無限ループ。

ママだって人間だもの。

ずっとしっかりするなんてできないよ。
ちゃんとしたくてもそんな元気ないよ。
頑張り方がわからないよ。
笑いたくても笑えないよ。

わかります!!!
私もそうでした。

だからまずは、ママこそ、自分が自分に寄り添ってあげること、自分を満たしてあげることがめちゃくちゃ大切なんです。

でもこれって、よく聞く言葉ですが、「じゃあどうしたらええねん!」ってなりません?瞑想とか、花を買って飾るとか、アロマを焚くとかいろいろあるけど、なんかどれも私には合わなさそう…というか続かなさそう…。育児や家事やっててそんな暇ないわ!私はそう思ってました。

でも、薬膳とカラーだけは、私がご機嫌に生きていくための、一生の軸にできる。
そう思えたんです。

まず、薬膳。
食べることは一生続くこと。
食べること自体も大好きな私。
(別に料理は得意じゃないけど)

食べもので自分や家族の健康を守れるって最高じゃない?心も整うって素敵すぎん?

次に、カラーコミュニケーション。
生まれたときから死ぬまで、私と付き合っていくのは私自身。だから、自分との対話も、一生続くこと。
自分の心を自分で満たしながら、周りの人たちとにこにこ過ごせたら最幸じゃない?

え、この2つ掛け合わせたら
めちゃくちゃHAPPYな
子育てできるやん!!

ということで

ママだって人間だ!

ちゃんとしなきゃなんて思わなくていいよ。
笑えないときもあっていいよ。
どんなあなたも愛されてるよ。
自分への寄り添い方や整え方を知れば、
自分らしく楽しい子育てが
できるようになるよ。

肩の力抜いて
薬膳とカラーの力で
一緒に今しかない子育て
めいいっぱい楽しみましょう♡


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