ネトフリは人生を豊かにするのか否か
否。
ネトフリがあると、
さらに簡単に娯楽を楽しむことができてしまう。
「楽しさ」が手軽なものになると、
今度は密度を求めるようになる。
いかに短い時間で濃い経験をし、楽しさを感じられるかということにとらわれてしまう。
その結果、動画は1.5倍速で観るし、通勤の片手間にネトフリを見るし、周りの人よりも凝縮された楽しさに手を出し始める。
それに、
「いつでもどこでも楽しめる」
というのは、
「希少性や有限性をとりはらう」
ということでもあって、
朝食のパンに塗るジャムのように
ナイフで平たくのばしてしまうから、
パンの耳の方まで塗ることはできるけど
ジャムが乗っていることは当たり前になって、
どこから食べても同じ味になる。
常に手に届くところにあるものに
高い密度を求め続けるなんて贅沢が過ぎないかと
僕はそんなことを危ぶんでいる。
忖度なしに
率直に申し上げると、
僕はNetflixが大好きだ。
たとえ次の日朝が早くても、
深夜2時くらいまではSFを一気見するくらい。
ジャムもできる限り広く塗りたい派だ。
余白なんて作らずに、一面真っ赤にしたい。
美味しい部分が多いほど嬉しい。
でも、
真ん中にだけジャムがあった頃のワクワクは、
もう2度と思い出せないから、
ちょっぴり寂しかったりもする。
もつなべ
あちーと声に出したくなるような暑さで
溶けそうです。お水たくさん飲みましょう。
本当に梅雨だよね?嘘ついてないよね?と、
誰か空に確認しておいてください。
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