スマホはAndroidな私がClubhouseに参加して3日間で感じた、巷の疑問への答えやユニークなお作法など。
2021年1月に、日本のApp storeに掲載されて爆発的人気になっているClubhouse(クラブハウス)ですが、あなたは始められていますか?
興味あるけどちょっと様子見という方も多いと思います。
私は先日無事登録することができ、3日間ほどじっくり使用してみましたので、気づいたお作法や私の周りでよく聞く疑問への回答などを共有させていただきます。
それにしても、Clubhouseの仕掛人(誰か知りませんがw)は、日本人の特性をうまく使い、芸能人やインフルエンサーからアカウントを配り多くの方にフォローさせるという戦略が、Stayhomeの期間ということも相まってうまくはまりましたね~
●iPhone持ってないとClubhouseに参加できない?
答:NO
この点、実は私誤解していました(恥)。iPhoneでないとClubhouse参加できないのではなく、iOSであれば参加可能です。ただ、今のところ新しいM1Macは無理のようですのでお気を付けください。
私はスマホがAndroid Pixelシリーズなのであきらめていたのですが、ある日iPadで参加できることに気づきClubhouseのアプリをiPadにダウンロードし、携帯番号の認証のみアンドロイド携帯のSMSで済ませ、無事Clubhouseに参加することができました。
Clubhouseの招待は携帯の電話番号ベースなのですが、実際Clubhouseを使用する端末は別でもOKなので、iPhone持っていないと参加できないと思いこんでいる方は要注意です。(私だけかも知れませんがw)
また、タブレットなどで電話番号付きのSIMを別途持っていれば複数のアカウントを作ることも可能です。
●招待は一人2枠のみ?
答:NO (/Yes)
これも多くの方が少し誤解されている点かと思います。
確かにClubhouseに登録している方が未登録の方へ招待ができるのは2名までです。しかし2枠を使い切っても追加されるので厳密には2枠のみではないです。また、後述しますが、2枠を消費せず招待を行うことも可能です。
ちなみに、枠の追加はClubhouseへの貢献度で決まるアルゴリズムになっているようです。
●招待を送ってもらってからでないとClubhouseに登録できない?
答:NO
色々知人にお願いして、招待来てから登録(アカウント作成)するのもいいですが、先にアカウントを作るほうが圧倒的に招待してもらいやすくなります。
アプリDLしてアカウントを作成するとwaitlistに入ります(招待の待機状態)。するとすでにClubhouseに参加されている人の中にあなたの知り合い(連絡先に携帯番号が登録されている方)がいると、その方に”〇〇さんが招待を待っています”的なポップアップが出てきて、waitlistにいる知り合いへの招待を促されます。
このwaitlistへの招待は各自に付与されている2枠を消費しないので、2枠消費しての招待を行うよりも、招待をしてもらえる可能性が高くなります。
ただ、連絡先に登録されている方全てに対してWaitlistの招待が推奨がされるのではないようです。電話番号を登録してからの期間やSNS等のコミュニケーション具合も関係しているとの話を聞きます。
●大部分がフォローワーを増やすためだけのRoomでおもしろくない?
答:NO
確かに、フォローワーを増加させるためだけの相互フォロー部屋が多く立ち上がっています。しかし、それ以外にも様々なテーマ、目的や専門領域、趣味のRoomが立ち上げておられており、通常お金払って得ていたような情報も得ることができ、私自身は勉強になることがとても多いと感じています。
公開されているRoomでは、普段はなかなかコンタクトしにくい方とコネクションができるSeamlessなところもClubhouseのメリットの一つだと思います。
いわゆるインフルエンサーといわれる方の部屋や、ある領域の専門家の部屋などでは、そういった方々の日常会話的な内容からでも有益な情報を得られるということをおっしゃる人も多いです(多分今後課金システムが追加され、そういった内容は無料で聞けなくなる可能性もありますね)。
Clubhouse内のオフレコ会話は他での共有禁止などのルールもあってなのか、セミナーなどでは得れない生の情報が得られていると感じています。
私は乳がん遺伝子検査の会社で働いておりますので、医療者があつまるRoomによく顔を出してました。するとこれまでお金を払って得ていたような貴重な情報や、新しいネットワークを得ることができました。
がんサバイバーの方のお悩みや医療者の苦労、工夫などをお伺いすることができましたし、いろいろなビジネスや活動のお手伝いの話にもつながったりしています。
もっと気軽に参加している方も多いです。有名人、芸能人がスピーカーになって雑談している部屋や(楽屋の会話や家飲みを盗み聞きしている感覚ですねw)、ただゆっくり雑談の部屋、音楽流しているだけの部屋、一緒に仕事/作業するだけの部屋などいろいろで、家事しているときのラジオ替わり、作業中のBGM替わりなどにしている方もいらっしゃいます。
ちなみに、自分のタイムラインに流れてきてほしくないRoomは、長押しして、Hide this roomを選択すると表示できないようにできます。
●意識高い系の人が多くて気後れする?
答:YES/NO
これは、それぞれがどう考えるか感じるかというところだと思います。3日使ってみて、確かに意識高い系の方々が多いという印象はあります。それはそういった属性の方はEarly Adoptorの方が多いので、必然的に日本に入ってきて間もないClubhouseにいち早く登録している方は意識高い系が多くなっているのではないかと思います。
実際、多く見かけるのは、芸能人やマスコミの方々。また、すでに自身でビジネスを行っている方々がビジネスや自己啓発に関する議論をしていたり、InstagramやTwitterへの誘導を目的としている方。他の音声プラットフォーム(Podcast、himaraya、Standfm等)で発信をしている人がリスナーとのコミュニケーション目的にClubhouseでRoomを立てていたりというケースが多くみられました。
今後様々な属性の方々が入ってくると思うので、そういった感じも薄れていくのかと思います。個人的には、初心者だからこそ今入っておくのがいいと思います。
今は、まだみんなClubhouse初心者で、初めましての方が圧倒的です。どのRoomも初心者でも入りやすいですし、Clubhouseの使い方を教えてくれる部屋も多いので、とりあえず入ってとりあえず”聞く専問”しておくや、”わからないこと質問”してみるのもいいと思います。
●Clubhouse独特のお作法は?
新しいプラットフォームなので、運営側もまだ手探りのところがあるかと思いますが。特にスピーカーになった場合のClubhouse特有のお作法や、気づいたテクニックのようなものをいくつか共有します。
- 発言するときは自分のアイコンを口頭で説明できるようにしておく
Roomの雰囲気にもよりますが、大くの場合、初めて発言する際には簡単な自己紹介とどんなアイコンか(その見た目や位置)を伝えるケースが多いです。
事前にアイコンを口頭で説明できるようにしておき、また自分のアイコンの位置を確認し、自己紹介時は「〇〇と申しまして、上から何段目のXXXのアイコンです」などと、簡潔に自分のアイコンを探してもらえるようにすると良いと思います。
その後、簡単に自己紹介しましょう。しかし、自己紹介を長々とするのはマナー違反です(もちろん自己紹介を順番にするというRoomの場合は別ですが)。簡潔に自身が何者かということを伝え、詳細はプロフィール見てください程度がスマートと思います。
アイコンの説明をうまくでき、場所も端的に伝えれれば、特にスピーカーが多数いるRoomでは、誰が発言しているかをRoomの参加者が認識しやすくなり、プロフィールを見てもらいやすく、話も膨らみやすいです。TwitterやInstagramをやっている方は、フォローの機会も増えると思います。
もちろん、モデレーターの指示やRoomの雰囲気で自己紹介とか関係なく事由な発言のRoomもありますので、しばらく様子を見て、そのRoomの流れを把握しておくことも重要ですね。
ちなみにアイコンは数少ないClubhouse上での意思表示のツールなのでいろんな工夫されている方がいます。
‐ 発言しないときはミュートにしておく
どなたがメインで話しているかをわかりやすくするために、発言者以外はミュートしておくのがClubhouseではマナーのようです。
- 発言する際は、モデレーターに一言許可をもらう
どなたかの発言が切れたタイミングで、ミュートを解除し「すみません一言よろしいでしょうか?」「質問があるのですがよろしいでしょうか?」などと、モデレーターに一言許可を投げかけ、Okを得てから発言すると気持ちよく進行していくと思います。
‐ 積極的に、興味のあるモデレーターはフォローしておく
Clubouseでは参加者のアイコンが並びますが、序列があります。
画面の上から、Speakers/Moderator、その次にFollowed By The Speakers(スピーカーからフォローされている人)、その下にOthers In The Room(その他の人)という順番で並んでいます。
ですので、スピーカーからフォローされている人は、たくさんの参加者が並ぶ中でも上のほうに自身のアイコンが表示され、多くの人の目に触れることになります。積極的に興味ある人とはつながっておくとよいと思います。
また、滞在時間が長いほど同じカテゴリーでも上のほうに表示されるようです。
- 拍手の代わりにミュートボタンのオンオフを繰り返す
Clubhouseは音声のみのやり取りで、チャットやいいね的なリアクション機能がないのが特徴です。
とはいえ、リアクションがほしい、したいというときにどうするかというと、拍手の代わりに”ミュートボタン”のオンオフです。各自のアイコンの右下に出る”ミュートボタン”がついたり消えたりするので、拍手しているような感じになります。スピーカーしかできませんが、Clubouseならではですね。
もちろん、発言するときはミュートの解除は忘れないようにw
- プロフールを書いておく
プロフールを記載しておくことで、どんなバックグランドを持っているかなどあなたに興味を持ってもらいやすくなります。TwitterやInstagramはデフォルトでリンクをできるようになっていますので、アカウントをお持ちの方は情報を入力しておくとよいと思います。その後のコミュニケーションが取りやすくなります。
- 退室時の失礼しますは不必要(と思う)
基本的に退室時に「失礼します」などの発言は必要ないようです。もちろん、話の中心になっている時に退室しなければいけないときは別ですが。
ネットやNoteにもいろいろマナーについて書いた記事ありますので、いくつかシェアしますね。
●Clubhouseの規則
他のSNS同様、規約に違反するとアカウント閉鎖される可能性があります。ガイドラインや利用規約(抜粋)を翻訳してくれている方もいらっしゃいますので共有しますね。
通常のSNSで禁止されているようなことはもちろんですが、Clubhouseに特徴的なところは、Clubhouse内のオフレコ情報の録音、無断共有禁止といったところだと思います。
Clubhouseの内容を他のオンライン会議アプリで共有配信しようとしたら、アプリから警告が来たりと、その辺の対策もシステム上施されているようです。
●最後に、デメリットは?
以上、Clubhouseを3日間いじってみて気づいてことを書いてみました。
最初は、ラジオ的な感じかなーと思っていましたが、結構普段なかなか聞けない貴重な情報が得られたりすることに気づき、個人的には今のところとても有用なプラットフォームだと感じています。
ただ、最大のデメリットは、
”時間をだいぶん消費してしまう”ことですね。
すごく非効率なプラットフォームですw
明確に、あるテーマについて「一時間で」など、時間を区切った形でRoomが運用されるケースはまだいいですが、そうでないRoomも多くあります(そうでないほうが多いw)。
基本Agendaなく会話が進んでいくRoomgがほとんどなので、いつ自分にとって有用な話が出てくるかわからないので、結局聞き続けていなければいけないく時間が大分消費してしまいます。
あと、知らないところで会話進んでいくことが怖くなり、ずっとログインして依存症になってしまうリスクもあります。
(24時間開いているRoomも多く、私もずっとつないだまま出かけたり用事しているときもありますw)
その代わりいわゆるserendipity(思わず予想外の話が聞けたり、思わぬ人とつながれたり)的なことが随時起こるので、ハマってしまう方も多いと思います。
以上、少しでもClubhouseに興味持っている方の参考になりましたら幸いです。
↓ 私の自己紹介です ↓
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