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1月のカウンセリング

久しぶりになってしまいました。年末から年明けにかけて、ひどい睡眠障害に悩まされており、冬休みの後半はとても落ち着いた休暇にはなりませんでした。

夜中に何度も夢を見て、その都度起こされる。あからさまな怖い夢を見るのではなくて、なんだか後味の悪いような夢です。九日になっても覚えているわたしの脳裏に強く残った夢をいくつか紹介します。

一つ目は、私は中学校にいる夢です。中学校にいるのに私は必死になって高校でお世話になった先生を探しています。引退したはずの哲学研究部にまだ所属しているらしく、いそいそと論文を片手に走り回っていました。

探しているときに何度も知り合いに会います。私はその都度知り合い達に先生がどこにいるのか知らないかと尋ねるのですが、みんな口を揃えて知らないといいます。途方にくれ、私は何度も窓の外を見ます。そこは一面砂漠なのです。中学校の校舎が砂漠の上にポツンと立っているのです。

二つ目はシンプルな夢です。私はきたないお弁当箱を綺麗に洗っていました。時間に追われているらしく慌てて洗っていました。洗い終わりお弁当の中身を詰めるのですが、なぜか私は大きなミートボールを一つ入れるだけなんです。そのあと何を思ったのか、私はいきなり金粉を袋から取り出し、延々とかけつづけました。終わりです。

この二つの夢が私の初夢です、。

ということを、昨日カウンセラーの先生に話してきました。

寝れない日が続くと疲れるでしょう、気持ちも辛いんじゃないか。と聞いてきてくれました。何かに追い込まれているのではないかと。

心当たりがありました。

はっきりいうことはできないのですが、私はこの九月あたりに大きな失敗をしてしまいました。あんまりみんなに相談できるような悩みではないので、誰にも話したことはありませんでした。でも、苦しくて苦しくて、自分の過ちを遅くなって後悔し、辛くてどうにもならない時が最近多くなりました。

そのことを先生にいいました。

今、ものすごく後悔しています。なんで自分はこんな失敗をしてしまうんだろうと思います。自分が恥ずかしいです。憎いです。なんで私は周りの人が普通しないことを、考えたらわかるようなことをやってしまったのか、ずっと後悔しています。

親は好きです。毒親とかでは幸いなことに、そうではありません。でも毎日のように、いうことを聞かないやつだとか、恥ずかしいやつだとか、期待していないと言われることがあります。今までは気にしていませんでしたが、最近は言われている状況をようやく理解してきたというか、真に間に受けるようになり、こんなこと言っちゃいけないことはわかっているけれど、消えてしまいたくなるんです。

親戚の人がお正月に集まってきました。みんな私を心配して「まだ睡眠薬なんか飲んでるのか。」「精神科なんて行くのやめなさい」「大学決まったんだから、もうなんにも心配することないじゃない」「薬なんか飲み続けたら、将来子供が産めなくなる」と言われます。薬なんか、飲まないことに越したことはないとわかっている。でも、これをやめたら、飲み続けているのに嫌な夢ばかり見るのにもっと悪夢を見ることになる。これをやめたら、また感情の起伏の激しさでとんでもない行動を取ってしまう。なんて無責任なことを言うんだろう。と

先生の顔は今月も見ることはできませんでした。昨日はそんなに調子が悪くなかったから、変な夢ばかり見るんですよね。という話で終えるつもりだったが、こんなこともで話してしまった。涙が止まらなかった。


人の顔を見て話すことすらできなくなった不届き者の私に、先生はどこまでも優しく接してくれた。

失敗は誰にでもあるし、その失敗から学べることってたくさんある。先生もたくさん失敗したし、ちょっと行き過ぎた悪ふざけもした。自分を責め続けたら何も成長できない、自分を許してあげないと、家の中でも生き辛くなってしまうよ、って言われた。一ヶ月よく生きたね、って。


この歳になって、最近は特に何日前に戻ってまたおんなじ日を過ごしたいな、とか思わなくなってきた。後に戻ってその日味わった苦しみをもう一度体験するなんて最悪だ。たとえ楽しいことがあったとしても、もうその日に戻りたいとは思わない。前にしか進んでいかないこの世の真理で良かったと思う。

必死に生き抜いたんだなと、過去を振り返って思った。頑張ってきたなと、ちょっと自分を褒めようと思った。

また辛い一ヶ月になるかもしれないけど、必ず終わりがあると信じて、また一ヶ月後にはこうしてカウンセラーの先生の前で泣くことができるんだと思って、頑張ろうと思った。

幸いなことに、今はバイトもしている。家にいる時間は前より比べて随分減った。バイトから帰ってきて、簡単に食事をとって寝るだけになっている。大学の英語の課題も毎日欠かさずやっている、推薦図書も頑張って読み続け、その証拠に本には無数の付箋と、ノートには本を思ったことや、ためになったことがびっしり書き留められている証拠がある。

前よりずっと自分を好きになれる頑張っている要素がある。大丈夫大丈夫と思ってまた一ヶ月頑張ろうと思いました。


高校に通うには残り18日らしい。クラスの一群のこの話を盗み聞きして知った。

感慨深いものが心を締め付けますね。



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