【短歌】夏の想ひ出
灯火か 儚い夜に 散る蛍
火照る頬にも 夏はありけり
先日友人たちと箱根温泉へ訪れた時に、詠んだものです。
ちょうど前日から蛍の鑑賞会が開催されているとのことだったので、温泉を楽しんだ後、鑑賞会に参加することに。
会場の門をくぐると明かりは殆どなく、
蛍の光だけが闇夜を照らす。
暗闇の中で、たくさんの蛍がぼうっと光っている様は
とても美しく、また灯火のように儚いものでした。
そして美しい光景を無心に見つめる者の横顔もまた、
とても美しいものです。
蛍鑑賞や花火大会、提灯輝く夏祭りなど、
大切な人の美しい横顔を見る機会が多い夏が、
私たちに再び訪れますように。
一首のみの投稿です。