☆「無意識ことば」を「有意識ことば」に変換★
あなたが普段何気なく使っているその言葉は、
もしかすると無意識に人を傷つけていたり、
気付かぬうちに人に不愉快な想いをさせているかもしれないよ〜!
街を歩いているとき。
すれ違った男女のカップルの会話が耳に入ってきた。
女「あっ、そういえばこの服、ネットで買ったの!どお〜?」
男「うん、普通に可愛いよ」
一見、何の問題もないように映るこの会話。
しかしその一方で、「なんだかムカつく」という感情を抱く人も一定数いるだろう。
そしてここからは、ぼくの実体験。
ぼくの場合は女友達だったのだが、
女友達「このネイルかわいくない?」
ぼく「そだね、普通にかわいい」
と、深く考えず思ったまんま言った。
先ほどの男の人と同じリアクションを取った。
すると、その女友達は間髪入れずに
「え? 何その"普通に"って?
なんでわざわざ"普通に"ってつけるの?」
彼女は明らかにイライラしながらぼくに言った。
その瞬間、ハッとした。
「あぁ、自分は今までこうやって、無意識に人を傷付けていたんだな」と。
今回のことを整理すると、おそらくこういうことになるだろう↓
【伝え手側の主張】
・あえて「すごいかわいい!」とか、口に出してまでわざわざ強調して言う必要はないと思ってる
or
・素直に「かわいい」というのは恥ずかしい、だからその照れ隠し
or
・無意識で「普通に」と付けていた
【受け手側の主張】
・「普通に」ってことは、
「飛び抜けて可愛くはない」ってこと?
・その「普通に」ってことば、余計じゃない?
・褒めてんの?褒めてないの?
と、まぁ、こういう感じではないだろうか。
このように、
お互いの受け取り方にギャップが生まれることで、無意識にしろ、お互いに損するコミュニケーションを取ってしまっている。。
もちろん、人によって引っかかる言葉は変わってくるだろう。
けれど現実的に考えて、相手が引っかかる全てのことばなど確かめようがない。
それでも、相手が良い気持ちになっていないことに気がついたのならば、そこでスルーしない!
言った側はなんの悪意がなかったとしても
言われた側にとって引っかかる言い方なら
変えた方がいい!
ぼくは「かわいい」に限らず、感想を述べるときには、頭に「普通に」を付けないよう意識して生活するようになった。
でも、ただ「かわいい」「おしゃれ」だけだと、なんだか味気ないよね。。
そこでぼくは「普通に」の代わりとして、
「やっぱり」と「っぽいね」を採用している。
■本当にそう思ったのなら「やっぱり」
・「元々思っていたんけど、さらに」感を表現
・「あらためて思った」という、強調の役割
・褒めワードの〈素朴さ・ありきたりさ〉をなくし、特別感を演出
ex)
「やっぱり、かわいいね」
「やっぱり、センスあるね」
■実はそんなに思わなかったんなら「っぽいね」
・これは「(〇〇)っぽいね」と、単独で使う
(〇〇の中には相手の名前)
・具体的なことは言ってないのに、それだけで
相手の想像にお任せすることが可能
・下手に嘘をつかずに、リアクションできる
たったひとつのことばで、人間関係は変化する。
これを機に、悪気なく無意識に使っていた自分の言葉たちを振り返ってみると面白いよ!
自分なりにしっくりくる言い換えを見つけて、実践してみてはいかが?
〆
ps.
ぼくの身近にいる人から聞いたのは、
その人は、リアクションするときの第一声に使う「ほんとですか!」という返しが嫌いらしい。
ex)
「いま外から帰ってきたんだけどさ、雨降ってたよ」
「ほんとですか!」
どうやら、「いや、ほんとだよ!疑ってんの?」と思ってしまうらしい。
これはぼくも無意識に言ってしまっている言葉なので、
思わず言ってしまってるという人は気をつけた方がいいかもね。。
「ほんとですか?」に代わる言葉はまだ見つかっていないので、探し中であります。。