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何度だって美しい景色を見たいから、今日も自分で自分を諦めずに生きていく

みなさんには、もう一度見たい景色はあるだろうか?

わたしがもう一度見たいのは、イタリア・フィレンツェのドゥオモからの景色だ。

最近、今までの感動した出来事、嬉しかった出来事などを思い出す機会があって、その1つに浮かんだのがこの景色だった。

行ったのは、もうかれこれ10年以上前、新卒で入社した会社の入社前研修のときのこと。

仲良くなりたての同期と一緒にドゥオモの長い長い階段を登った。
途中、たしか、螺旋階段なんかもあって、"これ、どこまで続くの?"って思ったし、"もう、しんどいし、やめよう〜"って何回も言いかけた。
1人で登っていたら、早々に諦めていたかもしれない。

そんなこんなで、延々と続きそうな階段を登り切った先に目の前に広がったのは、赤い屋根の美しい街並み。
ちょうど太陽が沈む前の夕方の時間で、街全体が夕日に照らされていて、美しいという言葉では足りないくらい美しかった。
こんな景色が見れるなんて思わなかった。
想像もしなかった景色。
"途中で諦めなくてよかった"と心から思った。

そんなドゥオモに登った思い出に浸りつつ、なんだかこれって人生に似てるなぁって思った。

人生もドゥオモの螺旋階段みたいに、延々とこんな日々が続くのかなって辛くなったり、はたまた、なんとなく先の人生が見えてしまった気がして失望にも似た気持ちになったりすることが少なからずあると思うから。

でも、諦めずに歩いていたら、ドゥオモからの美しい景色のような素敵な出来事に出会うことができるのもまた人生だと思う。

わたしは、まだ何か大きなことを成し遂げたわけじゃないし、こうしたら、こんなことができました!なんて言えないけど、それでも、自分なりに一歩、二歩と歩き続けていたら、少しずつ見える景色も変わってきているように思う。

先日、オンラインコミュニティで繋がっている仲間たちとリアルで会える機会があった。
それぞれのやりたいことに向かって進む仲間たちの集まりなのだが、1年前の自分はこんな風に全国の人たちと繋がってるなんて、1ミリも思っていなかったし、ましてや、実際に会うなんて想像もしていなかった。

画面越しに会っていた人たちが目の前にいるのは、とっても不思議で、しばらく夢を見たみたいに、ふわふわした感覚になった。会えて嬉しかったな。

1年前のわたしは、このまま坦々と日々が過ぎて、一生が終わるイメージが浮かんで怖くなっていたけど、人生でどんな景色が見られるかなんて、最後まで分からないなと思った。きっと自分の行動次第で見える景色はどんどん変わっていくんだと思う。

だから、これからも自分で自分を諦めずに歩こうと思う。もし諦めそうになってる人がいたら一緒に歩いてほしいなと思う。
休憩しながらでいい。少しずつ楽しみながら歩こう。
遠く離れていても、会ったことがなかったとしても、今日もどこかで懸命に人生の階段を登っている人がいるんだなって思ったら、心強いから。

いつか、もし会えたら、"こんな素敵な瞬間があったよ"って笑い会って話せたら嬉しい。

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