アダルトチルドレンの箸休め 今の自分と過去の自分は-
【テセウスの船】
テセウスの船。ドラマのタイトルにもなった言葉だ。
◆ウィキペディア参照◆
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%88%B9
今回書いているうちに、この問題が頭に浮かんだので
ここに書くことにした。
簡単に人間で言うと、
過去の自分と今の自分は同じ自分だろうか。ということだが、
この問題と似ているなと思った。
今の自分と過去の自分は確実に内容が違う。
でも僕らが生きてきた過去と現在、そして未来は地続きであることには変わりがない。
答は、出せないけれど、これは人それぞれの解釈によるのだと思う。
【僕は】
前回、過去の自分を救う。ということを書いた。
そこで面白いな。と思える気付きがあった。
今の自分でなかったら、過去の自分は救えなかったと思っている。
今の自分が過去の自分を救うし、過去の自分が未来の自分も救ってくれると
思った。
何かをある程度やってきて、自分を客観的に少しは見られるようになったからこそ、過去の自分と向き合うことができた。
また、
これまで、20代に一つのことをやってきたからこそ、今の自分が
仕上がっている。
そう考えると、やはり過去と現在と未来は地続きだ。
だから、同じ人間か、別の人間かはどうでもよかった。
ただ、自分が地続きなのだと思った。
そして今、過去の自分と向き合い続けることは
未来の自分を救うのではないかと思っている。
【抱きしめた、その後】
前回の話では、過去の自分を抱きしめて優しく声をかけた。
とここまで書いたが、
その先の話だ。
僕は、抱きしめた過去の自分をどうすればいいのか
わからなかった。
上にも書いたが、僕は、とにかく地続きで僕だ。
だから僕は、過去の自分と一緒に歩むことにした。
抱きしめた腕を開き、両肩に手を置き
「自分で立てるようになったら立ってごらん」と
声をかけた。
そして、一緒に立ち上がった。
そして、もう一度立った状態で抱きしめた。
これからは、一緒に歩んでいけそうだった。
つづく