アダルトチルドレン回復日記 ~過去の自分がしてきたこと~
【厳しさを求めて】
20代、過去の自分を振り返ると、とても甘々だった。
その時に、僕がショックを受けた言葉がある。
「甘えん坊」
「覚悟が足りない」
「やめたら?」
この中で、一番刺さったのが「甘えん坊」だった。
おそらく、図星だったのだろう。
そして、自分はもっと強い人間だと思い込んでいた。
この言葉を受け止めきれず、人知れず泣いた。
そこから、自分に対して厳しさと苦しさを求めることが始まった。
【自分でハマった罠】
自分にできるだけ厳しくありたいと思うようになった。
そこからだった。
前の記事で書いた、「~すべき」「どうせ」という言葉を使うようになった。
これが、罠にかかった瞬間だった。
母親のに掛けられていた言葉と同じだった。
ただ、現在母親と話していると、無自覚に使っているようだったので
母親のせいにするつもりは全くない。
これには、しっかりと理由がある。
恋愛依存症(本)にも書いてあったことだが、
短絡的に親のせいにしていると、それは心理的に親に取り込まれたまま
抜け出すことができなくなってしまう。という現象が無意識に起こる
とのことだったからだ。
詳しいメカニズムはわからない。
でも、人には投影というメカニズムがあるらしい。
簡単に言うと、
自分がハゲていることを気にしている。
すると人の頭が気になって見てしまう。
こう解釈している。
たぶん厳密には、もっと複雑です。
こうかも。
相手のこの人嫌いだな~とか、承認欲求が強そうとか思うとする。
すると、他人のそこが気になって、つい心が動く。
イライラしたりする。
結果的には、自分にもそういう要素があるから
気になってしまい、イライラしてしまう。
という解釈を僕はしている。
要は、相手の気になる所は、
そもそも自分自身にある要素なんじゃん。
だから気になってた部分じゃん。
話を戻します。
【苦しむことが正義と化す】
でも、この呪いの言葉を自分にかけることで
自分で自分の首を絞める結果になったことに
その時の僕は気が付いていなかった。
でも、厳しくあらねばと思い込んでいた僕は、
自己満足ということも気が付かずに
厳しくあることを推し進めた。
毎日毎日自分を厳しくチェックしては、
できなかったからダメだったな。と落ち込む日々。
こうして、自己否定を育てることにも繋がっていった。
気が付けば、苦しむことが正義と化していた。
そんな状態だとは、自分では思いもしなかった。
正義と化すことを推し進めることになった強力な要素が
もう一つある。
これも、呪いの一つだ。
それは、「完璧主義」だ。
次回は、この完璧主義について書こうと思います。
つづく