アダルトチルドレン回復日記 ~AC・共依存特有の完璧主義からの脱却へ~
【白黒思考は脳内の強迫的活動】
どういう思考が、自分にとって自己否定につながるのか、
それが少しずつわかってきたころ。
ある現象に見舞われるようになった。
おそらく昔から、この現象は起こっていたが、
自覚できずにいたので気が付かなかった。
それは、強迫的な脳への縛りのようなものだった。
例えば、自己を否定する思考「どうせ」や「すべき」などを
考えてしまっているなと気が付いた時、
これは自己否定をしているから「ダメだ」というように思考する。
この気付きは良いことだと思う。
でも、これをずっと持ち続けようとしてしまう自分に気が付いた。
この思考はダメだから、常にこの思考を排除しようと言葉のカウンターを常に脳内で繰り返す。バカの一つ覚えのように強迫的に。
悲しいことに、これがすでに白黒思考に陥っているということなのだと
新たに気が付いた。
【さて、どうする?】
じゃあ、どうすんのさ?
自己否定に気が付いても、また
それが強迫的になって白黒思考で処理してしまう。
意味がわからない。自己嫌悪することもありました。
強迫的であると、思い込みが激しくなる。
想像するだけでも危険が目に浮かぶのは
僕だけだろうか。
大切だと思うのは、3つ
1.情報を整理すること
2.許可を出すこと
3.割り切る訓練をすること
1.情報を整理すること
※個人的には、ここが一番大事かなと思った。
自己否定に気が付く。→〇
ずっとその気づきを脳内で回して
言葉のカウンターを続ける(白黒思考に繋がる)→×
さらに分解。
じゃあどうする?
〇 → 自分を褒めてあげる
× → 何がダメなのか
ここで2つにパターン分けしたいと思う。
グレーゾーンのあるなし。
2.許可を出すこと
グレーゾーンなし(白黒思考への入り口)
ずっと → しないようにする
脳内で回す → 回さないようにする
カウンターを続ける → カウンターをやめる
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グレーゾーンあり(自分に優しい思考)
ずっと → 断続的に(やってることに気が付いたら)やめる。
「やってしまう」ことには許可を出す。
脳内で回す → 回すことに気が付いたら、思考を都度止める。
「回す」こと自体には許可を出す
カウンターを続ける → 自己否定に気が付いた時だけ
カウンターできればOK。全勝しなくてもいい。
自分に優しい思考だなと思います。
今までの自分が、どれだけ自分を追い詰めていたのか。
自分を大切にする。というのはこういうことかもしれない。
そう思った。
3.割り切る訓練をすること
最初はうまくできないけれど、
割り切ることに慣れていくことから始めた。
すると、脳が慣れてくるし、余計なことを考えることも減ってくる。
これは、日々やっていくしかないかなと。
人間の脳が、習慣を作るには3週間かかると言われている。
これは脳科学者、中野信子さんが言っていたことだ。
だから、まずは、3週間続けてみた。
できない日もあった。
でもそれも許可を出していく。
中野信子さん曰く、
21日間、綺麗に習慣を続けようとしなくても
3日坊主なら、3日やって2日休んでも35日で21日分となるから
続けていきましょう。
みたいなことを言ってくれている。
ここにも、グレーゾーンが入っていることに気が付いたのは
自分が意識し始めたからじゃないかと思う。
【領域ごとの見直し】
僕らの日常はグレーゾーンで溢れている。
少なくとも僕はそう感じている。
好きの中にも、
めんどくさい や ここは嫌い
といったことがある。
もちろん、嫌いの中にも。
だから、
仕事、恋愛、親、家族、友達など、
様々なことにグレーゾーンをつけていくことを僕は
日常でやってみている。
これは、思い込みを外す作業だと僕は捉えている。
そして、アダルトチルドレンから脱却するにもプラスに働くと
信じている。
【グレーゾーンはどこで役立つ?】
僕の場合は、好きな人の前で、恋人の前で本音が言えないということがわかり、恋愛から恋愛依存症を疑った。
詳しく調べてみると、アダルトチルドレンの要素を見つけることができた。
だから、僕の場合は、かもしれないけれど、
グレーゾーンは大いに役立つ。
なぜなら、恋愛は「強迫的に」なりやすいから。
恋愛依存には、いくつもの依存があり、それが絡まっていることもある。
共依存、回避依存、ロマンス依存、セックス依存、
すべての依存に共通するキーワードが、
「強迫的」だ。
強迫的であれば、どうなるのか。
極端な行動に出ることが多くなるとのことだ。(本:恋愛依存症より)
だからこそ、グレーゾーンを意識して持つことが
非情に大切になると思っている。
「極端な思考・行動」へのブレーキになる。
そして、恋愛だけでなく、仕事やその人間関係においても良好な関係を
築くうえで役に立つ。という一石二鳥のものだと思っています。
僕は今、日常で起こることを捉え直している最中です。
これからも、やることは多いけど行動しながら
成長していきたいと思っています。
つづく