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自分のキャリアパスを考える 〜"その幸福は偶然ではないんです!"読書録〜

パイロットになると心に決めているし、実際その道を歩んでいる。
このことに後悔はないし、本当に幸せなことだと思っている。
そんな中、お世話になっている方から、私の彼女向けにある本を紹介された。

この本だ。
将来を考える際には、逆算していく考え方と、現在を積み上げていく考え方があり、後者の考え方を説いている本だとのことだった。

彼女に勧めたからには、自分も読む必要がある。最初はそんな義務感で本を読み始めた。

なぜ義務感なのか。答えは簡単だ。自分は将来進むべき道が決まっているからだ。
パイロットがどれだけ魅力的な職業かを私は調べてきたし、それに挑戦できるということが幸せで、キャリアプランという概念すら薄れていた。

しかし読み進めるうちに、これは危険な落とし穴だったかもしれないと思うようになる。
まずは、前提に共感を覚えた。

計画通りにいかないことが失敗なのではない。状況に応じて計画が変化していくのは自然なことである。

確かにそうだろう。パイロットになるという確固たる計画があるが、これができないことが失敗では、ない。
いや、失敗だと今までは考えていたが、状況に応じて計画が変化し、それによって取るべき行動が変わっていくのは当然のことだと気づいた。

最近"努力中毒に注意"というツイートを見かけたが、決めたことに一心不乱に取り組むことだけが、キャリアプランではない。
いくら夢見ていた職業でも、自分が思っていた世界ではないかもしれないし、途中で新たな道への可能性が開けるかもしれない。
だからこそ、うまくいっていない計画に固執するのではなく、常に行動を起こして新しいチャンスを開く意識、そして偶然を利用することが本当に大事なのだと思った。

世の中のことはコントロールできない。住む地域、親の年収、ありとあらゆるものが結局のところ決められている。
ただ2つだけ、自分でコントロールできることがあると説明されていた。それは、「自分の行動」と、「経験に対する自分の反応」である。
自分が何をするのか、何かを経験した時にどう反応するのか。そこに焦点を当てるべきだと思った。

人生の他の選択肢にもオープンになる。
こういう概念が、私にはあまりなかった。
努力が好きなので、やると決めたことには最後まで取り組みたいし、その結果が自分の価値だと思ってきた。
"パイロットになりたい"というと、"将来乗せてね"と言ってくれる人が多い。それを叶えることが、自分の中での前提になっている部分があった。
もちろん努力はすべきだろう。だが、それだけが人生ではないと考えるようになった。
状況が変わるかもしれないし、自分の考えも変わるかもしれない。

オープンマインドでいよう。可能性を逃さないために。
そう思える本だった。

まずは今を全力で。
パイロットになることを軸に、人間としての魅力を高めていきたい。
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11月9日(月)
○午前に自分もワクワクする話を聞けた
○行きの電車で読書できた
○お昼240円で済ませた!節約大事
○バイト前に空港で飛行機を撮影!楽しかった
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では、また。

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