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浪人期

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わからない、わかりたい。

私は(ちなみに兄も)父と10年近く話していない

単身赴任ではない。離婚もしていない。

同じ家で普通に一緒に暮らしている。

なぜこうなったのか。今となってはよくわからないし、きっかけはもうどうでもいい。

話さない分私は父をよく観察していた。どんなときに機嫌が悪くなるか、どんなときに喜ぶのか。それをなるべく先回りして母にさりげなく伝えて家庭を穏便に保とうとしてきた(つもり)。なぜか自分がそれを

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自分とのうまいつきあい方

自分とのうまいつきあい方

最近自分の中のバランスをとる、ということが少しわかってきた。
今まで嫌なことがあったり、やる気がでなかったりというときは、なんでもいいから自分がんばれ!みたいな感じでがんばることを強制してきた。周りの人はそんな風に言うから。でも納得してないからがんばれない。自己嫌悪に陥る。

最近になって、自分の気持ちをよく観察してみると、やはりある一定の規則はあることがわかった。例えば、大勢の人が集まっていろい

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思いを表現すること

思いを表現すること

考えているだけ、思っているだけでは伝わらない、
ということを毎日しみじみと感じる。

私は背が小さく目線を合わせにくく、声も小さくて聞き取りづらい。ただでさえコミュニケーションに向かない条件だ。

それに加え、自分を知られたくないというプライドや恥から、思いを心の中に封じ、表面だけ取り繕って過ごすようになった。

自分で表現しないとき、相手は、相手の枠の中で私の気持ちを想像するしかない。または、何

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嫌なこととどう向き合うか

嫌なこととどう向き合うか

誰にでも「嫌なこと」はある。しかし、その嫌なことと「どう向き合うか」は人によっていろいろだと思う。

まず一番楽で、多くの人がとる方法は「逃げる」こと。
見て見ぬ振りをしたり、違うこと(本を読む、ごはんを食べる、愚痴を言うなど)して嫌なことが過ぎ去るのをひたすら待ったり、いつかやると後回しにする。

もう一つの方法は、「嫌なこと」を「楽しいこと」に変えてしまうこと。できないことをやらなければいけ

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決意

決意

桜の花が咲き、冷たい風が吹く中、冬が過ぎて新しい春がやって来た。私は浪人生になる。新年度の目標を考えてみた。

1つ目は「逃げない」。
私は弱い人間である。私が怖いのは、自分の無知、能力の低さがばれること、人と関わって思ったことがうまく伝わらないことだ。こんなことは日常生活でしょっちゅう出会うが、なにかと理由をつけて逃げることは、意外と簡単にできてしまう。私はそうやって逃げてきた。わかったふり

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はやくおとなになりたい

はやくおとなになりたい

私はこの春高校を卒業する18歳。

よく大人が「自由だ」と言っているのを聞くと本当に羨ましくなる。

学校の選択、食べるもの、着るもの、いつどこで何をして遊ぶか、私のことはほとんど親が知っている。(たまに黙ってカフェに行くのがとてもドキドキする)親に準備してもらっている。自分自身がどこかに行ってしまったようでとても寂しい

今、私には心から好きだと思えるものがない。好きなものはあるけれど、意識する

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谷川俊太郎展

谷川俊太郎展

カーテンを開けて中に入ると、暗闇で突然かっぱの大合唱。どういうことかというと、谷川さんの詩「かっぱ」をもとに光が点滅し、壁に文字が映し出される。うん、うまく説明できない。その部屋を出ようとするとちょうど「いるか」に変わった。部屋の外には「かっぱ」と「いるか」の詩。文字でみるのと全くイメージが違う。思えば、谷川俊太郎さんの詩はよく合唱曲になっている。「二十億光年の孤独」「春に」は特に有名だ。その詩を

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こどもの世界

こどもの世界

高校を卒業して、少しだけ世界が見えてきた今だからこそ思うこと。
子どもって本当に閉鎖的です。

何も知らないのに考えろと言われる苦しい毎日です。
たいていの人は家と学校にしか居場所がありません。
たとえその場所の環境が悪くても逃げることは基本許されません。逃げてもよい、ということを周りの大人は教えてくれず、自分では何かが起こるまで気づけません。学校に通って卒業して就職するという道しか知りません。そ

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たすける、たすけてもらう、たすけあう

たすける、たすけてもらう、たすけあう

こんにちは。久しぶりに書きます。
最近は五月病というかなんというかわからないけど、とても心が疲れていました。今までだったらその気持ちを無視してがんばれ自分!と励ましていたけれど、最近は認めた上で、がんばろう、とおもっています。

さて、無性に書きたくなってしまったので、少しだけ「たすける」について。

人間関係の基本は助けること、と最近思っています。自分が助けるのか、誰かに助けてもらうのか、何気な

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人の気持ちはわかる?

人の気持ちはわかる?

わたしは幸せなことに体が弱い方ではないので、めったに学校を休まなかった。ある日、病院に行ってはじめて遅刻して化学の実験の授業に行ったとき、同じ班の友達が私の分のプリントに結果とメモを書いて渡してくれた。その友達が休んだとき、私は白紙のプリントを机にいれておくだけだった。

私は自分が「人の気持ちがわかる人」だと思っていた。それは自分がどう思われているかを気にするゆえに身につけた能力だけれど、人を思

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意味はいらない

意味はいらない

久しぶりに書きます。もうすぐ「平成最後の夏」が終わろうとしていますが、私の夏はひたすら孤独と勉強に向き合って終わりました。自分とだけつきあうのはよいこともあるけれど、なかなかつらいです。でもそのことを悔やんではいないし、むしろこれを経験せずに大学生にならなくてよかったとも思います。(もちろん羨ましいと思うこともある)

その中で私がやっとたどり着いた一つの答えのようなものは、
意味を求めない、とい

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逃げたいという気持ちはそれだけですばらしい

私はある女子中高一貫の学校に通っていた。(幼稚園、小学校からのずっとの人もいる)

今私が思う限りでは、その学校はとにかく「普通であることを求める場所」だった。どこでもそうかもしれないが、少しでも異質なものは避け、陰で叩く。それが顕著だった。だからみな普通になろうとし、大人は世間体が一番だった。

今になって振り返ると、よくあんな閉塞感で満ち溢れた場所に6年間もいられたものだと思う。卒業してはじめ

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秋にやりたいこと 言語化

言葉は強い。その強さが人を動かし感動を呼ぶ。
しかしその分怖さがある。言葉にすることで失われてしまうことがたくさんある。
ではなぜ人は言葉を使うのか。それは伝えるためだ。自分の気持ちや考えを他の人にわかってもらうためだ。そして、過去の自分から未来の自分に伝えるためだ。

私が「秋にやりたいこと」は言語化です。

いろいろなもやもやしたことに関して言葉にしていきたいと思います。それで一面的になってし

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①得意なことと苦手なこと

自分になにができるかできないか把握するために、まず得意なことと苦手なこと考えてみたい。といってもほとんど裏返しのようになってしまうが。



得意なこと

朝早く起きる
(普段は5時に起きているが必要なら3時でも4時でも起きられる)

いろんなことをじっくり考える
(昔からノートに考えをまとめるのが好き。最近さらにnoteで発信したくなってき

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