空想
すっかり久しぶりになってしまった。
私生活も仕事も慌ただしく、アプリを立ち上げてスクロールするだけで精一杯になってしまった。本当は読むのも好きなのにインプットする余裕がなかったのかもしれない。
そんな余談はさておき本題に入る。
昔から空想するのが好きだった。
なーんにもすることがない時に目をつぶれば、頭の中に物語が浮かび上がり、映像として流れていく。
現実世界の友人や知り合いをその物語に登場させることもあれば、全く関係の無い物語を描くこともある。
物心ついた頃から、今も尚続いている物語がある。
昔は寝る前に空想して、気がついたら寝て朝になっていたという感じで物語は一向に進まず、ただ、時間だけが過ぎていった。
高校生くらいから、頭の中の映像を文書に書き記し始めた。だが文章力が足りず、情景を説明することが出来ず、最低限の文章で、あとは自分の頭に残っている記憶で補うことにした。
そして今、小さい頃からの大作を文章にしようとしている。人前に出さなくても、出せなくてもいい。ただ自分が生んだ物語を記録したいと思い始めたのだ。
何かいいものはないかと調べ、このアプリと出会った。
アプリだけでなく、Web上でも執筆が出来るという優れものだ。
昨年からこのアプリを入れ、ぽちぽちと物語を記録している。
頭の中でぼんやりと都合のいいように流していたが、文章にしようとするとつじつまが合わなかったり、決めておかねば行かないことも出てきた。だが、それを考えるのも楽しい。
いつの日か完成したらどこかにあげれたらと思う。
毎日ぐーたらして今この瞬間のことしか考えていない私でも、自分で新しいものを生み出しているんだと実感したい。
ただそのために、私は今日も空想をする。