【シネマでおジャマ】 ナマステ🙏ぼりうっど③〜JAWAN
フランスヘ行こうか、と思い立ったのはきっとフレンチ・シネマが好きすぎて。
フレンチ・シネマが日常になり、暑い国シンガポールで出会ったナマステ🙏ぼりうっど!
ブームは去ったと思いきや!
焼けぼっくりに火が付いた!
いやいや姐さん、「松ぼっくり」じゃないんですから、
「焼け木杭(ぼっくい)」に火が付いたんでしょ!
だって9月に入ったってぇのにこの連日の30℃超え。こんなに暑くちゃ、パリがインドになっちゃったかと思うじゃないですか。
だって、ふと気がつくとボリウッドの新作が出てるじゃないですか。
しかもTHE KINGの登場ですよ。
チャロチャロ! ですよ。ヒンディ語でレッツゴーですよ。
そしてなんと本日(2023年9月7日)、全世界一斉公開。
するってぇとおフランスはもうラスト近いんですよ。姐さんがお仕事終わった頃にYoutubeで、「予告見ちゃお🤩」
てな頃にはもう本国インドでは、既に公開されていて、『フルムービー・レヴュー』とかがアップされちゃってるわけですよ。
だけど日本はどんなかな?と思って検索してみても、どこの映画館でもやってないんですよ。
あれ? 日本だけ仲間はずれ?
とか思って色々検索してると、今年始め頃に公開したTHE KINGの前作が今頃出てきてたりするわけですよ。
あれ? なんですよ。
実は姐さんも観てないんですけどね。
そんで、ところでTHE KINGってダレ?
いや、よくぞ聞いてくれましたっ!
コレを知らなきゃ始まんない。
インド映画界でTHE KINGと呼ばれるのは、こちらシャー・ルク・カーン(Shah Rukh Khan、शाहरुख़ ख़ान、)。
インド人俳優の中でもズバ抜けた稼ぎ頭の年収は約4千万円だそうですからねっ!
そりゃあTHE KINGだわ。そこへ名前のKHANをくっつけてTHE KING KHAN。通常縮めてKK。
または名前の頭文字を取ってSRKと呼ぶのがボリウッド流。
姐さんもSRK・My LOVE💖、でございますん。
現在57歳ですが、ボリウッドでは年齢は全く関係ネイン。
今回の『JAWAN』では、SRKが父と子二役に挑戦!
怖いモンなしです!
まさにインドが誇る、IT産業と映画産業がタッグを組んだ渾身の一本!
な訳でして、その作品の公開をこの9月7日に選んだ、というのもボリウッド的には意味深いチョイス。
インドでは宗教的にヒンズー教徒が80%、イスラム教徒14%、ターバンを巻くシーク教徒は1.7%。
1947年の英国独立運動の際に、宗教上の違いからイスラム共和国パキスタンができる訳で、その時に多くのイスラム教徒はパキスタンへ移動してますしね。
そのため、ボリウッドに於いてもヒンズー教行事は大変重要な位置を占めております。
そのヒンズー教カレンダーによりますと、9月7日はクリシュナ・ジャンマシュタミ(Krishuna Janmashtami)と言う、神クリシュナ様のお誕生日、ということでございます。
このクリシュナ様、インドでは最もポピュラーな神様で、守護神は孔雀。冠にも羽根が。
見た通りのイケメン、モテ男。名前は「黒い」を意味しておりますが、ここはインド。「黒い」のがイケてるんです。SRK然り♥
ココでは「暑いの苦手〜、ノンノンノン」とか言ってる白いおフレンチくんには出番ナシ🍐
なのでクリシュナ様は絵に描かれる時はいつも青い肌。イケてるんですから。額に赤いU字を掲げ、横笛の名手ミュージシャン。その音色に数々の女達は虜となって、妻は1万6千人! さすがの絶倫🤩
大好物はバターだそうで(オジサマ方、聞きました!?)、そのバターを舐めくり回した後の青い肌は、暑さと共にぷ〜ん匂ってくるような立ち姿...😑
そんなクリシュナ様が最も愛した妻が右側のラダ。
クリシュナ様、ラダをおスキになった理由は?
「牛飼いの娘だったから。」
ハ〜ン。姐さん首を横に振って納得。
だからお牛サマがご一緒に♥そりゃあ、大好物のバターは一生食いっぱぐれないわ。モテ男、結構やり手。
以前娘ちゃんの部屋にもクリシュナ様を飾っていた姐さんですが、どっかに片付けられちまいましたね。
でも小さい時から、きちんと叩き込んであるので大丈夫。
クリシュナ様のお誕生日を祝いますと、続いてお祭り行事としてダヒ・ハンディ(Dahi Handi)、人間ピラミッドしてクリシュナ様の如くバター壺を手に入れる、という行事ですが、インド人の皆さんカラダ張ってます。
だけどSRKは苗字がKHAN姓ですので、イスラム教徒。しかし奥様はヒンズー教徒であったため、当時「愛は宗教を越える♥」と絶賛されたものです。
ちなみにターバンがシンボルのシーク教徒はシンSINGH姓が多いですね。
ちなみにSRK・My LOVE♥は、ボリウッド=ヒンディー語圏の超ビッグなんですが、インドと一口に申しましても大変大雑把でしてね。
これは、インド国内の言語地図なんですが、ざっと12語以上あるんですよ。
東京弁と大阪弁とか、青森弁と沖縄弁とかいうレベルとは違います。
日本語、韓国語、中国語位な違いに匹敵するでしょうね。だから学校では一生懸命英語を教えます。しかし小さな地方都市ではやはり地元語強し。
なので、一本新作ができる度、予告編も多言語で。
基本、ヒンディですが、南の方のタミール語、もう一つのテルグー語バージョンがそれぞれ。
何気にタイトルも三種三様。
予告編解禁も約一週間前で、公開までインドの人々がこれを何度も何度も繰り返し見るわけです。
アクションあり、犯罪あり、コメディあり、ロマンスあり、メロメロあり、ユニフォームあり(?)、の何でもあり!
でこういうのをいわゆるマサラ映画、と呼んでおりますね。
マサラ、というのはカレーに使うスパイスのことですからまさに言い当て妙。
そして、この予告が劇場で流れた時の様子がこちら。
まさに狂気。
予告見ただけでコレですから、本編見たらどうなるのか。
その他の重要ポイントとしてはやはりメインとなる歌&ダンスシーン。
『ジンダ・バンダ』という曲ですが、のっけからSRKが強い風に煽られながら登場し、見たことなくたって、「おーーーー。」と拍手したくなりますよね。(え、ならない?)
いや実際インド人ナンダ・ズンダやるんです。ナンダ・カンダ言いながらも、おフランスの映画館であろうがなかろうが伝統なんでやるんです。
ブラジルのバチュカーダのようなリズムに合わせ、『ジンダ・バンダ』する動きと共に体操のお兄さんのような動きとアツい胸板。あはん♥しかもこれだけの大人数だってボリウッド技。
そして、そのダンスシーンを見たインド人は...
もうお祭り騒ぎ😅
根っからアツい人種なんですね。
その後、打って変わってソフトな憧れのヨーロッパのイメージでイシク♥しちゃいますん。イシクは石工でなく、LOVEですからね。いわゆる濡れ場のシーンですね。今回雨降らせてませんのでライトですね。
「ザーザーぶりの雨の中で激しく踊りまくるふたり」となればコレはめっちゃ濃厚な濡れ濡れラブシーン、ってことですからね。ご了承ください。
このくらい抑えておけば、インド人との会話も弾みます。(姐さん実証ズミ)
え、弾んでもしょうがないって?
だけど、コレ姐さんのセールストークには大いに役立つんです。
やっちゃいましたよ。今日も。
早速インド人のお客さん捕まえて。
「お客さ〜ん、見ました〜!? SRKの新作! 見てきましたよ〜。良かったっすよ〜。あれ? 時計は? SRK見たいなヤツ、一本いかが? あら、いらない?高すぎる!? あ、じゃあまた。ナマステ〜🙏ナマスカ〜ル🙏」
もし日本でも公開ありましたら、ぜひ。
これでアナタもボリウッド通。
ナマステ🙏ぼりうっど。
あはん♥
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