パリ・シャンゼリゼ ウインドーショッピング【3】🎵イッツ・オー・ソウ・クワイエット
通勤帰りはメトロ一駅乗ってから、凱旋門駅で近郊線に乗り換える私ですが、今日は少し早く終わったので凱旋門まで歩いてみました。
最近のシーンとしたシャンゼリゼを歩きながら思い出したのが、1995年にめちゃくちゃ売れたアイスランド出身のビョークのアルバム『ポスト』の中にあった"シーッ、シーッ🤫"の曲。
タイトルは「イッツ・オー・ソウ・クワイエット」でした。
初めて聴いたときの、この激-緩のギャップがかなりのインパクトで、しばらくずーっと頭から離れなかったことを思い出します。
この後彼女はこれを見たラース・フォン・トリアー監督に映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000年)に出てほしいと言われるのだからスゴいです。そしてまた、この映画の理不尽なラストに泣いたのでした。
...と今日見たショーウインドーもこの歌と同じ位、激-緩のインパクトがありました。
メトロ一駅離れた所から気になってましたから結構"激"な威力です。
フレンチ曼荼羅とでも呼びたい"激"。
お洋服も負けじと色"激"曼荼羅。
しかし一方、
白一色"緩"も美しい。
螺旋階段の"緩"なラインも美しい。
お洋服は余り詳しくないですが、ウインドーの装飾が額のように素敵な"緩"です。
ところで、先程のビョークの曲の話に戻りますが、彼女のこのバージョン実は、カバーのカバーなんですよね。
元曲は1948年にハリー・ウインターというドイツ人歌手が歌った"Und jetzt ist es still"(そして今は静か)"緩"。
音源が古く、最初のメロディがやや耳慣れないので一瞬 "?" ですが途中、確かに"プスーッ、プスーッ"と言ってます。
そしてそれを1951年にカバーしたのがベティ・ハットンです。
はじまりはなかなかセクシー...と思いきや、突然ビョークもビックリな弾けっぷり。”緩-超激”
きっとそれに感銘を受けてのカバーbyビョーク、となったことと想像します。
何事もメリハリが肝心です。
クラシック音楽でも楽章の急-緩-急は大切なポイントです。
シーッ🤫。そろそろ夜間外出禁止時間帯です。
"激"は頭の中だけで。
それではまた。