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忘れられない音をしている


やはり愛は祈りになるのだと、思う。


冷たい雨。確かにそれは秋雨で、もう半袖を着られないことが当たり前になっていく日々に、過ぎていく季節を感じたり、する。
冷たく降る雨の中、あまりにお腹が空いてコンビニで買ったほしいもがとても美味しいことに気づいた。ほしいも、苦手だったのに。


久々に記事が伸びていて、noteを開いて通知が5件とか、もっと多いと9件あったりして、本当にびっくりする。みんな、好きでしたか。
日々、心から感謝です、ありがとうございます。


夏ぶりに彼に逢った。いつもよりラフな感じがして、思わず胸が大きく鳴る。気づけば秋になって、きっとそのまま冬になって、また春になって、そうやって彼と過ごす日々が季節を越えて行く、その全てが奇跡のように嬉しくて尊い出来事だ。雨の日も、晴れの日も、風の強い日も、誰かと笑い合った日も、一人で涙を落とした日も、心の中には貴方がいて、想い続けてたまに触れて、桃色の液体で満たされていくような、本当は月の色のような、私はずっとずっと前からこの高鳴りを知っていた。出逢ったときから忘れられない、音をしている。


こんなにnoteを書きたいと思うのはいつぶりかと懐かしく思う気持ちそのものが私にとってはなんだか新鮮なものだ。秋が深まると文章を書くのはもう手癖のような心癖のような、埋められない穴の向こうに立つ彼をぼうっと見つめるような、それはいつから後ろ姿だったのか、私はもう覚えていない。

それでもただただ祈り、手を重ね、愛していると、貴方は最高なんだからと、何度も繰り返す年月の最中、私は少しずつ背が伸びたり体重が増減したり、心の機微を知ったり、学生を終えたりして、何度でも何度でも、生活の中でまた貴方と出逢う。生活という日々の中に現れた貴方はまるで青空に降ってきた銀のテープみたいだ。うまく言えていないけれどなんだか本当に、嬉しくて、ずっと、ずっと出逢っていたいのだ。

貴方を見つめ、貴方のことを話し、貴方に声をかけ、手を伸ばし、そんな日々にある高揚感を日々の喧騒で忘れてしまっていたような気がする。

満月のような、高揚感



雲がかった淡い夜空に浮かぶ
今日はスーパームーン
お願いごとはありますか?

貴方に祈りは、ありますか


私は、






言わないよ、それが祈りだから。



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