愛の形

普段の私なら 絶対に行かない
ちょっとした重たいトラウマstoryが
脳裏にザーッと溢れ出す 大嫌いな街
そこで あなたと出逢った

引きが強かったのは いったいどっちなんだろう
どんだけ思い耽っても 
答えなんてのは見つからない 多分どこにもない

だけど 惹かれあって 目と目が離せなくなったんだから
運命って 凄く怖くて 有難いものなんだと
今  目を瞑って 両の手を 顔の前で
擦り合わせてる

あなたの可愛さ それに関しては
誰にも負けない自信がある
でも 人間てとてもお馬鹿な生き物だから
幾ら可愛くたって 純真無垢な上に
度を超えたヤンチャ加減で
どんな柵でも飛び越えちゃう

そんな無茶で苦茶なあなたに手をやいたのかも
なんて誰に聞いた訳でもない
勝手なサイドstoryを想像出来ちゃうのも
あなたと言うかけがえのない大切な存在を
最期の時まで 見守れたからだと思います

あなたと言う大きな存在も
『いつの日にかは･･･』って事は
頭の中にいつの日にもあったよ でも
あなたは私が居なきゃ寂しがるから
私じゃなきゃダメだったから
あなたよりは1日でも長く生きなきゃって
少しだけだけれど 強さを覚えた
自分がいた

あなたの気配が消えて お空へ旅に出た日
『正直、あなたらしいな』って私は感じたよ
目も耳も鼻も鈍くなっても気配だけで
私のことがわかっていたあなたは
私が居る空間で旅に出た

安心しながら『行ってきます』を告げた
あなたのその繊細さと賢さが
何よりもの誇りです

ずっとずっと一緒に居たから
1人での過ごし方とかも もう忘れていたし
あなたの事だから 私の事が心配で
仕方がないと思う
だから 時々は 気にかけて欲しい

私はあなたと生きてこれて本当に幸せだった
2人が出逢える確率なんて 
本当 奇跡でしかないのに

選んでくれてありがとう 
見付けて 探してくれて 出逢ってくれて
ありがとう

これからも愛し続けて生きていきます
私がいつか そちらの国へ行く時が来たら
決して間違えないで  私を見付けてください

そして また2人で未来を築いて行けたら
それぐらいは お願いだから夢見させて

目を瞑れば まだ あなたはきっと近くにいる
ずっと そんな感じで 私らしく
これからの残りの人生を 歩んでいきます

終わりに

優里さんの『レオ』を聴いていて、自分とは重ならない部分がたくさんあるなぁ？って物足りなさを感じたんですよね。

優里さんが書かれた『レオ』は、きっと幼い頃に家族のペットとして迎い入れた愛犬であって、人の成長と共に愛犬との距離も生まれ、巣立ちもありそれが別れにも繋がるんだろうなってのはもちろん理解しております。

でも君がつけてくれた名前で良かった♡って所は温かくなりますよね。

私の場合は『レオ』とは真逆と言っても過言ではなくて、彼が私の成長を見守っていてくれた様な形の関係で、彼と奇跡的に出逢えてから当時同棲していた人と入籍をし、離婚をしまた別の恋愛をしまた別れ･･･と言う（笑）

いつの時もそばに居たのは彼で、私の中では元々好きになった人に依存してしまう人間であった私の元へ神様によって『犬に形を変えられたどれだけ愛しても構わない男性』をあてがわれたのだと感じていました。

どんな精神状態の時でも『俺がおるやろ！』と彼だけはそばに居てくれた事に感謝しております。

人生の中で最も大切な人だったと言えるくらい大きな存在を失ってしまいましたが、今でも温かくかけがえのない特別な存在です。

彼を失って2週間後、父が脳梗塞で倒れてしまい自室に居る時間も減ってしまったので、彼はそれを先読みしていたんだなぁって賢さにも頭が下がります。

一緒にいてくれた彼に最大の敬意を表し、これからも共に歩いていきます。

P.S

その1年後、父親も他界したのですが、こんな事言うのもどうかとは思いますが彼を失った時の方が断然辛かったですよ。

読んでくださった方、ありがとうございます。