頑張ってもだめなとき
「子どもに興味が持てない」と言う人がいます。
もちろん、最初から最後まで全く興味が持てないという人もいらっしゃると思います。
でも、私が話を聞いたその人の場合は
「興味が持てない」
と話してくれた日の一週間前に
お子さんのことについてたくさん話してくれていました。
「子どもを見るとどうしようもなくイライラする」
「イライラが収まらず、怒鳴ってしまう」
「私にはどうすることもできない」
「しんどい」
「苦しい」
そうやって、頑張って頑張って頑張って、
「興味がない」
という言葉になったのかと思います。
そんなとき私が聞きたいのは、
「自分の中の“感情の声”聞いてますか?」
ということです。
頑張らない時があってもいい。
自分のハートの中に住んでいる“イヤイヤ虫”(感情)の声に、そっと耳を傾けてみてください。
そうしたら、本当は
「興味がない」のではなく“興味を持つエネルギーさえも残ってないくらい”
「頑張った」のかも。
“もう抜け殻になっちゃって何にも頑張れないくらい”
「苦しかった」のかも。
イヤイヤ虫の声がかすかにでも聞こえたら、ただゆっくりねぎらってあげてください。
「頑張ったんやね」
「苦しかったんやね」
って。
頑張るか諦めるかのどちらかじゃなくてもいい。
ちょっとゆっくりして、また動き出してもいい。
回り道を楽しんでも、
その場でしばらくうずくまっていても。