「子どものために」でイライラする毎日を笑顔に変える3つのステップ
ゆっくりイスに座る時間もないくらい家事・育児に懸命なお母さん、ネガティブな感情がわいてくることはありませんか?
かつての私は、
「なんで私ばっかり!」
という思いが積もりに積もり、子どもたちに対してイライラをぶつけていました。
「必死で帰ってきて夕食を作っているんだから、少しは手伝ってよ!」
私が感情的になったところで、子どもたちはちっとも動きません。
(家事を手伝わないまま大人になったら大変!)
と考えいた私の言葉はどんどんキツくなり、子どもたちから反発されるように。
やがて私は、
(いったい全体、何をどうすればいいの!?)
という袋小路に入ってしまいました。
今日は、そうしたイライラを笑顔に変える3ステップについて、私の事例をもとにお伝えします。
ステップ① 子どもをジャッジしない
親子関係でありがちなのは、「いい⭕️/悪い❌」というジャッジ(判断)を親が子どもに対して下すこと。
今回のケースでは
「手伝わない子どもは❌」
「母親である私は、家事をがんばっているから⭕️」
というジャッジをしています。
「私は⭕️、相手は❌」
そう思うから、イライラしていたんですね。
正邪の判断を押しつけていた私は、子どもに反発されました。
ポイントは、まず ジャッジを手放すこと!
ステップ② 自分の感情に気づく
「なんで手伝ってくれないの⁉️」
「将来、あなたのためになるのに」
相手を非難する言葉が浮かんだら……
感情がマイナスにブレたことに、目を向けましょう。
そして、なぜ自分がそんな感情になったのか、を考えてみます。
ポイントは、自分の感情に気づくこと!
家事を手伝わなかった子どもが将来苦労するとしたら、それは "子どもの問題" なんですよね。
"子どもの問題" からはいさぎよく手を引きましょう。
まずは "自分の問題" から!
なぜマイナスの感情が起こったのか?
そこに向き合うことが先決です。
イライラの元となった感情は、「悲しい」「寂しい」「虚しい」であることがよくあります。
あなたの本当の気持ち・望みは、何ですか?
ステップ③ 子どもを変えようとしない
「少しくらい手伝ってくれてもいいじゃない!」
相手を非難する言葉が出そうになったら、ぐっと のみこみます。
子どもには子どものタイミングがあるからです。
機嫌がいいときもあれば、悪いときもあります。
ご機嫌なときに手伝ってもらえたら、しめたもの♪
↑こんなふうに自分の気もちを添えて、リクエストを伝えるのはOKです。
とはいえ、子どもがリクエストに応えてくれることを期待すると、しんどくなってしまうので 要注意!
手伝ってくれなかったとしても、文句を言わない、非難しない。
少しでも手伝ってくれることがあったなら、
「ありがとう!助かる♪」
心をこめて感謝の気もちを伝え続ける。
地道にそれを繰り返すのが、結局は近道だと私は考えています。
《注意点》
「子どもが手伝ったときはご機嫌になり、手伝わなかったら不機嫌になる」
ということがないように、ご自身の感情に注視しましょう。
↑実は、この条件づけによる褒め言葉が "褒める育児の落とし穴" になるのです……(詳細はまた別の機会に)
《まとめ》 大切なのは心のあり方
(1)家事を手伝わない子どもの将来を心配するなど、"子どもの問題" に躍起になってなんとかさせようとすると、子どもから反発されてしまいます。
(2)実はお母さん自身が
〔母親が家事をやって当たり前〕
と思っていることを、子どもたちが感じとっている場合も多々あります。
〔お母さんがそう思っているなら、僕・私はやらない〕
そう考えている子どもからすれば、
〔自分がやるべきこともしないで子どもにあたるなんて、呆れる〕
となるわけです。
この空回り、私も何度となくやってきました ^^;
〔家事はお母さんの仕事〕
と考える子どもは、ますますお手伝いをしなくなってしまう……
(1)"子どもの問題" にヤキモキするケースも、
(2)〔母親が家事をやって当たり前〕というブリーフシステムがあるケースも、
\あなた自身がどうありたいか?/
という視点がなくなってしまっているのが、イライラしたり、しんどくなってしまう理由です。
《子どもの人生という他人軸》を優先していると、《本来のあなた》からどんどん遠ざかってしまいます。
「子どものために」という言葉に惑わされず、《本来のあなた》で過ごせるように、次の3つをぜひお試しください。
「何をしてもしなくても、あなたがあなたでいてくれるだけでいい」
↑こんな気もちで子どもたちと接していると、いつしか子どもたちの言動が変わります。
そのために必要なのは
\何をしてもしなくても私は私、存在しているだけで価値がある/
あなた自身がそう実感していること。
それができれば、「手伝わない子どもは❌」というジャッジをすることがなくなり、マイナスの感情が生じることもなくなります。
子どもを変えようとするのではなく、まず、自分の心のあり方を変える。
ぜひ今日からチャレンジしてみてくださいね!
「私 は 私」を実感するためにオススメのワーク
「何がどうあると幸せなのか?」という《最高の価値観》が言語化できていると、
\何をしてもしなくても私は私、存在しているだけで価値がある/
と実感できるようになります。
やがて、子どもには子どもの《人生で最も大切に思うこと=最高の価値観》があることが腑に落ち、子どもの《最高の価値観》を自然と大切にしたくなります。
私自身、子どもたちの言動から彼らが大切にしていることがわかるようになり、親子の関係性が格段によくなりました。
「そばで支えてくれて一番の味方でいてくれてありがとう」
とは、娘の言葉です。
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Dr ディマティーニ バリューファクター®︎公認ファシリテーター
御影石 千夏
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