北川

思い出の保管庫。思い出したら更新します。

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最近の記事

お金のために消しゴムを育てられる環境

私は大阪生まれ東京育ちで、母はゴリゴリの大阪人である。 私にも色濃く大阪の血が流れており、昔から私はすごくガメツかった。 小学生の頃、好き勝手に習い事をさせてもらっていたのでお小遣いがなく、友達とイオンに行くためのバス代が欲しい!と思った時のこと。 私は、この世の全てが生きていると思っていた。 何でもかんでも、植えれば生えるし、水を与えれば育つ。 それを信じ込んでいた私は、消しゴムのカケラを植えることにした。 家に小さな庭があったので、そこを掘って等間隔に消しゴムを植

    • 野良犬にゼンリー付けたらいいんじゃない

      私が大学時代にライターとして働いていた会社は、すごく仲が良くて恋バナも盛んだった。 その中でも特に恋バナが激しかったのが、社員の女性、Aさん。 Aさんがするのは恋バナというより、とにかく遊びまくりの大暴れ武勇伝のようなもの。 その武勇伝の中には、毎回違う男と初めてのフリをしてバリアンホテルに行くため、最初の1つだけ押印された『伊豆リゾート宿泊券が貰えるスタンプカード』が10枚も手元にあり、「これで10ポイント貯まったことになりませんか?」とホテル側に交渉して断られたという

      • 教授に天丼と見間違われた

        私が大学に入学した頃はコロナ禍真っ只中で、まさにオンライン第一世代と呼ばれる時代だった。 そんな中で1年生の頃に配属されたゼミの教授は、ほとんどパソコンを触ることの出来ないおじいちゃん教授。 classroomの更新は全て助手に任せないと出来ないほどで、初めて会った時は、目が悪くて字が読めないからと言って、光るルーペで紙を光らせて原稿を読んでいた。ルーペって光るんだ、と思った。 そんなある時、授業の時間になってもclassroomが更新されていないことを連絡すると、助手が

        • 胃腸炎で学校を休んだら親が離婚した

          本当の父の記憶はほとんどない。 占い師にも「あんたは父親との縁が全くない」と言い切られたくらいには、父親という存在が縁遠いものだった。 だからここで書くのは、私の二人目のお父さんの話。 ただ、母の再婚相手というだけで父と呼ぶにはあまりにも思い入れがないので、ここでは「その男」と呼ばせてもらう。 その男は、どこかの会社の社長さんだった。 母との再婚と同時に家を建てて、新婚旅行は私と姉を連れてハワイに行ってくれた。 だから多分、結構お金を持っていたのだと思う。 ただ二世だと

          初恋の相手はノンスタ井上だった

          はじめまして、北川です。 ここでは、ふと思い出した昔話を書いていきます。 私の初恋は小学生の頃で、お笑い芸人・NON STYLEの井上裕介が相手だった。 その頃はちょうど、「はねるのトびら」や「ピカルの定理」が放送されていて、「お笑いポポロ」や「お笑い男子校」といった雑誌もあり、まさにワーキャー創生期ともいえる時代であった。 そして私も例に漏れずワーキャーの波に乗っており、「エンタの神様」をきっかけにノンスタのファンになるという王道ルートを辿った。 小学生の頭の中では

          初恋の相手はノンスタ井上だった