箱庭療法

砂の入った箱とミニチュアのおもちゃを使って、なんでもいいから作らせる。

箱庭には、「心の中に湧き上がってきたもの」が表現される。

例えば「戦い」の箱庭は、心の中の葛藤が表現されていると考えることができる。しかし、その解釈が正しいとは限らない。

箱庭を製作する過程で、自分自身の無意識層との接触が促される。自分に足りないものの気づきが得られたり、自己理解、自己実現の傾向が現れてくること。

箱の大きさは、内法が57cm x 72 cm x 7cm(子どもが全体を見渡せる大きさ)と定められている。また、箱の内側は水色に塗られているため、砂を除くと「水」を表現できるようになっている。

ミニチュアのおもちゃは、具体的には、人・動物・木・乗り物・建築物・橋・棚・石・怪獣など、様々なものを用意することが多いそう。

「イメージを用いた心理療法」(『心理と教育へのいざない』)


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