「見える」から「見る」へ:心理学と臨床心理学 (『心理と教育へのいざない』)
概要
心理的体験である知覚について、以下のアプローチが紹介されている
・実験心理学、知覚心理学:外的刺激との関係から体験を考える
・パーソナリティ心理学、臨床心理学:観察者の心理的属性が与える近くの歪み
・病態心理学、異常心理学:病理的な知覚体験
目次
1 はじめに
2 ものはどうしてそう見えるのか:知覚心理学
(1)ゲシュタルトの原理ー心理的世界と物理的世界
(2)誤った知覚ー恒常現象と幾何学的錯視
3 人にはどうしてそう見えるのか:近くの歪み
(1)知覚に及ぼす欲求の影響:ニュールック心理学
(2)日本人と米国人の見方の違い:文化心理学
4 適応と知覚:病態的知覚現象について
5 おわりに
演習課題
日常生活の中で体験した錯覚について、振り返る
ゲシュタルトの原理について調べる