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2024年上半期に読んだ30冊

今日から2024年の下半期に突入したということで、上半期に読んだ本を振り返りたいと思います。

番号は読んだ順です。

  1. 小さな暮らしは生きやすい(おふみ)

  2. ビジュアル版一冊でつかむ源氏物語(竹内正彦)

  3. マイフィンランドルーティン100ヘルシンキ暮らし編(週末北欧部chika)

  4. 精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方(樺沢紫苑)

  5. しないことリスト(pha)

  6. 深く、しっかり息をして(川上未映子)

  7. よっちぼっち 家族四人の四つの人生(齋藤陽道)

  8. 小僧の神様 他十篇(志賀直哉)

  9. こどもの夢中を推したい(佐藤ねじ)

  10. 山の上のパン屋に人が集まるわけ(平田はる香)

  11. アボカドの種(俵万智)

  12. にっぽん全国おみやげおやつ(甲斐みのり)

  13. 部屋をオシャレに、心地よく インテリア&収納10のルール(瀧本真奈美)

  14. わたしのマトカ(片桐はいり)

  15. かもめ食堂(群ようこ)

  16. ワタシは最高にツイている(小林聡美)

  17. ノニーン!フィランド人はどうして幸せなの?(スサンナベッテルソン、迫村裕子)

  18. デザインあふれる森の国フィンランドへ(ラサネン優子)

  19. エッセイストのように生きる(松浦弥太郎)

  20. 恋できみが死なない理由(最果タヒ)

  21. 手仕事をめぐる大人旅ノート(堀川波)

  22. 桃を煮るひと(くどうれいん)

  23. 口の立つやつが勝つってことでいいのか(頭木弘樹)

  24. 人生は攻略できる 君たちはこれからどう生きるか?(橘玲)

  25. #生涯子供なし なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか(福山絵里子)

  26. 誰もいない場所を探している(庄野雄治)

  27. 自分で名付ける(松田青子)

  28. 針と糸(小川糸)

  29. 私の身体を生きる

  30. なるべく働きたくない人のためのお金の話(大原扁理)

意図したわけではないけど、ちょうど30冊読んでいました。
30冊を6か月で割るとひと月5冊のペースですね。
1月と2月はほとんど読んでいなかったので、実質は1ヶ月7冊くらい読んでいたかも。わたしにしてはハイペースだ。

こうして見てみると、フィンランド旅行に行く前はフィンランドに関係する本ばっかり読んでいて面白い。

あとは30冊全部違う著者の本だったのが意外。
基本的にあんまり冒険しない(同じ作者の作品ばっかり読んだりする)ので、被っているかと思ってた。
あえて避けたわけじゃなくて、結果としてこうなったのが興味深いな。
最近は図書館を活用していて、新着図書やおすすめ本を借りている影響があるかもしれない。

今まで読んだ本を記録したことってなかったんだけど、やってみるといろんな発見があって面白いなぁ。

わたしは読書家ではないし、書評もしないのだけど、個人的に面白かったのが最果タヒさんの「恋できみが死なない理由」。
今まで読んだことのない文体で、表現がむずかしいんだけど、なんか一文が妙に長くて捲し立てられているような感じがするんだけど、全然意味不明でも読みにくくもなくて、不思議と没入しちゃうというか。(語彙力がなさすぎる)

(中略)その「好き」は一瞬でも持てたならそれだけで十分に奇跡的で、永遠だとか命懸けだとか一番とか、そんな飾りはひとつもいらないって思うのだ。

「恋できみが死なない理由」より引用

これは!まさに!そう!って思う一節がけっこうあって共感できたり、「あーそんなこともあったな」と自分を顧みたり、最果タヒさんの思考のぐるぐるのなかに一緒に入って自分の中の感受性も刺激された一冊でした。

あと松田青子さんの「自分で名付ける」は面白かったな。

当たり前と思って思考停止で受け入れてしまっている不条理なことに、ちゃんと向き合って考えていて、同じ女性としてハッとさせられた。
決して簡単な問題ではないんだけど、ライトな文体だから読みやすくて良い。

自分の、名字を変えたくない気持ちを尊重するためには、「普通」を諦めるしかないのが現状だ。制度のほうが、「普通」の枠を広げたらいいやないか、そっちの「普通」が狭いくせに、こっちにドヤ顔してくんなよ(以下略)

「自分で名付ける」より引用

あと出産のシーンがすごく丁寧に描写されていて、自分の出産をこんなに克明に覚えておいて的確に言葉にできる人がいるんだなってびっくりした。

最後に、松浦弥太郎さんの「エッセイストのように生きる」もよかった。
エッセイとは何か、エッセイストとはどんな生き方か、エッセイはどうやって書くのか、どのように考えるのか、などが丁寧に書いてあります。

わたしはマイナス思考なのだけど、この本を読んでからは何が起こっても「エッセイの種になるな」と思ってフラットに捉えるようにがんばってます。
弥太郎さんの言うように、すべての出来事には学びがあるはずなんだ。(このマインドのおかげで、フィンランド旅行でのピンチを乗り越えられた。ほんとうに)
似ていることが、以前読んだ益田ミリさんの本にも書いてあった気がする。この身に起こったことすべてネタにして昇華してやる、みたいな。

だから(?)今のわたしのお金に不安がある状況も、仕事と不妊治療がうまくいかなくて頭と心がバラバラになっちゃうことも、いつかネタになると思えば淡々と生きていける(かもしれない)。

自己啓発本は最近読むのがしんどくなってしまって疎遠なんだけど、自己啓発本じゃなくてもいろんな気づきや学びがあるよね。
自分じゃない人生を歩めたり、ちがう感性に出会うことができたりするのが、本を読む面白さのひとつだなと改めて実感しました。

下半期もできる範囲で読書の習慣を続けたいな。

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