「組織で働くのが苦しいな」と感じた瞬間
思い返せば2020年の年明けから世界は変わってしまいました。
それに加え、西洋占星術の世界では2020年末に約200年に1度の大きな変化が訪れ、ここから世の中の常識や、求められるものが変わっていくそうです。
そんな時代の変化の影響を受けたのかどうかはわかりませんが、
今まで私自身が当たり前に使っていた『言葉』に違和感を感じるようになりました。
今日はそんな”感覚の変化”について書いていこうと思います。
『効率』って何?
最近仕事で、
「効率よく動きましょう」
「優先順位を考えましょう」
と注意されたことがありました。
仕事ならば当然です。
しかし、今回は”モヤッ”としたのです。
「たくさんの量の仕事をこなすってそんなに大事なの?」
と反発心が生まれました。
「いいんじゃないの?その人のペースでやれば。」
こんな思いを持った自分に驚きました。
なぜなら私自身、『効率』『優先順位』ということを考えながら長年仕事をしてきたからです。
わたしは変わってしまったんだな…
もう、昔ながらの組織で働くのは苦しいな…
そう気づいた瞬間でした。
昭和、平成は多くのモノを生産し、消費してきました。
たくさんのモノを持っている人が成功者でした。
それが今ではモノをたくさん持っていることに価値を感じられない人も多くなりました。
もう、『量』の時代ではないのです。
短時間で成果が欲しい時の罠
YouTubeなんかをみていると、
「このポーズをたった3分やるだけで体が柔らかくなります」
といった情報がたくさん出てきます。
わたしはヨガをやっているのにもかかわらず体が硬いので、
ついつい飛びつきそうになります。
人は手軽なものに弱いのです。
しかし、医療従事者として冷静に考えると
たとえよい変化だとしても、体の急激な変化は危険です。
血圧や血糖値が高いからといって、急に正常値まで下げようとすれば、かえって悪影響です。
何事も少しずつです。
「短時間で手軽に効果を感じたい」というときは、
その行為自体に魅力を感じていない
ということです。
わたしが手軽に体が柔らかくなりたいと思うのは、
その過程にある「運動」が嫌だからです。
ヨガは好きだけど、運動は好きじゃない。
これがわたしの本音です。
(ヨガといっても、あまり動かないリラックス重視のものがたくさんあります)
そのほかにも、
「たった1ヶ月で英語がペラペラに」
という広告に飛びついた時もあります。
わたしは、英語の勉強が嫌いなのです。
では、その反対にある
「時間をかけてでもやりたいこと」
とはなんでしょうか。
それこそ、本当にやりたいことなんだと思います。
たとえばこのnote。
わたしはひとつの記事を書くのに、1~2時間かかります。
文章を書くということに慣れていないため、かなりの時間をとられてしまうのです。
何度も何度も書いたものを修正して、やっとひとつ投稿できるという感じです。
しかも、こんなに時間をかけているのに「こういうことが書きたかったわけじゃないんだけどな…」ということもしょっちゅです。
TwitterやInstagramなど、手軽なSNSがたくさんあったのに、わたしはそれらを利用してきませんでした。
それなのにここにきて、note。。。
もし誰かに「そんなに手間暇かけて、何か得られるの?」と聞かれても困ります。
「いやぁ、よくわからないけど、とにかく書きたくて…」
と答えるしかありません。
本当にやりたいことなら手間がかかろうが、効率が悪かろうが、その行為自体が楽しめる。
やってもやらなくてもいいことに時間を注いでしまう。
それが本当にやりたいことで、結果に関係なくその時間が幸せなのではないでしょうか?
成果を求める世界から過程を楽しむ世界へ。
わたしの中の世界観が変わってきたような気がします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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