
いつも機嫌がいい人でいるために。
「この人なんでいつも機嫌が悪いんだろう」とか、「この人すぐ怒りだして嫌だな」と感じることがたびたびあります。
みんな、機嫌よく過ごしたいですよね。
でも、それができない人がたくさんいるんです。
かつてのわたしもそうでした。そもそも「機嫌がいい」という状態がよくわからなかったのです。
いつも頭の中は漠然とした未来への不安でいっぱいでした。当然、小さなことでイライラしていたと思います。
でも、今ならわかります。
機嫌よくいるって、ほんのちょっとしたことの積み重ねなんですよね。
「少しだけ気分が上がるコト」
これの繰り返しでいいんだって。
「臨時収入があった」とか、そういったラッキーを待つ必要なんてないのです。
自分でできる“好き” “うれしい”を淡々と味わうだけ。
「淡々と味わう」
これが“いつも機嫌がいい人”になるポイントだと思います。
ということで、先日、わたしの「少しだけ気分があがるコト」を書き出してみました。今までは思いつきでやっていたことをリスト化してみたのです。
★天気のいい朝に窓を全開にする
★ヨガをする
★たっぷりの泡で洗顔をする
★パン屋に行く
★玄関の掃除
★休日の前夜の晩酌
・
・
・
ざーっと書き出して、約30個。
今あらためて書いているだけでも、ちょっと気分があがります。
さらに書き出してみて気づいたことがあったので、それについても書き留めておこうと思います。
❶小さなコトでいい。
むしろ、小さなコトの方がいい。そう思います。思い立ったときに、小さな労力でできることの方がいいのです。
「旅行に行きたい」と思ったからって、たいていの人はすぐには行けませんよね。
リストに入れるのは、そういった労力の大きい事柄ではなく、「近所のパン屋に行く」くらいの方が実行しやすくていいのです。
❷できるだけ細かく書く。
たとえば「マンガを読む」をリストに書いたとします。そのなかでも、「このマンガを読むと気分があがる!」というものがあれば、タイトルまで書いておくのです。
わたしも「この人のこの曲が好き」というところまで書きました。その方が「音楽を聴く」よりも、リアルにワクワクが感じられるのです。
❸「好きなコト」と「達成感を感じられるコト」のバランスを考えて生活に取り入れる。
「お菓子とコーヒーを用意して、マンガを読む」
これらはわたしの「好きなコト」です。
たしかに気分があがるコトではあるのですが、休日にこれしかしていないとなんだか物足りないのです。
そこで「達成感を感じられて、気分があがるコト」も実行するのです。
わたしの場合、ヨガや掃除です。これらをすることで、充実感を感じられます。
逆に「達成感を感じられるコト」ばかりになってしまうと、タスクをこなしているような気分になります。
暮らしのなかに「好きなコト」と「達成感を感じられるコト」を両方組み込むことで、精神的な満足感を得られるのです。
魅力的な人はたくさんいるけれど、個人的には“機嫌がいい人”が最強だと思っています。
何に幸せを感じるかは人それぞれですし、今生の人生でどんな課題を背負ってきているかもわかりません。
理想は、十分なお金があって、家族が仲良くて、やりがいのある仕事に就けて、人間関係に恵まれていて、自分のための時間もある。
そんな生活です。
でも、そんな人なかなかいないですよね。表面上は満たされているようでも、本人がどう思っているかはわかりません。
「望みを叶えることができれば幸せ」というわけでもありません。
結局、何をもっているか、どんな環境にいるかが重要ではないのです。
先ほど「機嫌のいい人は、自分でできる“好き” “うれしい”を淡々と味わうことができる人」と書きました。
言い換えれば、自分で自分の機嫌を取れる人なんです。
もちろん、生きていれば悔しいことも腹立たしいこともあります。
そんなときでも『気分があがるリスト』のなかから、ひとつでも実行してみたら、10の怒りが9くらいに減るかもしれません。もうひとつ実行すれば8になるかもです。
気分が回復してくれば、抱えている問題についても解決策が浮かんでくることもあるでしょう。
機嫌がいい人が最強。
そんな人を目指して、今日も淡々と“好き” “うれしい”を味わう暮らしをしていきたいと思います。
ステキな一日を★