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やさしい選択をするということ


「サスティナブル」「エシカル」「SDGs」が聞きなれてきた。

私が初めてそれらを知ったのは、1,2年ほど前でそのときは「よく聞く言葉」ではなかったように思う。

今回のnoteはまだまだ「SDGs初心者」の私がそれらについて思うことを綴ります。まだまだ知らないことばかり、学び始めたところなので的外れなことも多々あるかもしれませんが、少しずつ学んで成長記録として残しておきたいと思います。


世の中は便利で安価なもので溢れている

日本では、ちょっと前に不便だなと感じていたものはどんどん便利に、そして安くで手に入る。ちょっと高いな~と思っていた商品に似たような商品が100円ショップにすぐに並ぶし、毎シーズンファッショナブルで手軽に買える服がある。なんて便利な世の中なんだろう。

企業努力のたまものであり、こんな世の中に生まれてよかったなぁと思う。

「『安くて』『それなりのもの』を手に入れたい」というのは、多くの消費者の思うところかなと私は思う。同じようなデザインで安価なものと高価なものが並べば間違いなく安いほうを選ぶだろうな。

「安価なもの」ほど裏で誰かが泣いているかもしれない

ちょっといいものでもすぐに安くで買えるのは企業努力であると思うが、その安さの理由はなんだろうか。

コストカットし、その分値段をさげているのは人件費だったり原料にあるのではないかと思う。

お給料が「安くてもいい」国で作り、「それなりの」原料やつくりにする。もちろん消費者にはさほど問題にはならないから「安くていいじゃん」となって高い製品は売れない。
それが労働に見合っていない賃金でも、過酷な労働でも、原料を生み出す際にヒトや動物が犠牲になっていたとしても、消費する私たちには見えない。

だからこそ、生産過程は他人事で便利なものを好きなだけ消費しているような気がする。


持続可能な社会とは

見えないものに思いを馳せるなんて気持ち悪い。綺麗事だ。という人もいると思う。なんとなく言いたいことは分かるし、製品を使う私たちには関係ないように見える。

だけど、昨今の異常気象や地球温暖化、環境汚染のことは割と身近なのでは、と思う。毎年のように日本のどこかで大災害が起こっていて、だんだんと暑くなる夏、汚れた海は今までヒトが利益を追求してきた結果なんだろうなと思う。

それでも、なんとなく「自分事」として考えるのは少し難しいけれど。

調べれば調べるほど、この状況って間違いなく人間(その中でもより発展している人たち、先進国と言われるのかもしれない)がもたらしたものだろうし、今まで消費する人以外のことについて深く考えていなかった分なのではと思うようになった。

過去は取り戻せないけれど今から自分たちの影響を考え、負荷を少なくする生き方を始めれば、もう手遅れになるというところは避けられるかもしれない。自分たちがおじいちゃん、おばあちゃんになったときも快適に住める世界であり、未来の子どもたちにも素敵な景色が残せるようにできたらと私は思う。

今のままでは、私たちにとって快適なこの世界が続かないことを知って、後々しんどい思いをしないようにすることが持続可能ということだと私は考えている。


難しいことはわからない私にできること


調べれば調べるほど、「SDGs」「サスティナブル」「エシカル」というのはとっても複雑。様々な環境問題、格差社会、人権など問題は多岐にわたっていて、「こっちを気にかけるのであれば、あっちはどうするんだ」という問題に直面する。

私が最近驚いたのは

・お肉は環境にめちゃくちゃ負荷をかけている
・ファッション業界はたくさんのCO2排出、水を使用、大量廃棄
・プラスチックの多くはリサイクルされていない(エネルギーには換えられているが、、)

ということ。表現が拙いのはご容赦ください。

もともとお洋服が好きだったので、大量生産・大量廃棄には昔から疑問に思っていたがCO2をここまで排出するとは思っていなかった。また、大好きなお肉の環境負荷や動物たちが苦しい生活を強いられていることを知ると胸が痛くなった。さらにはあれだけ積極的に回収されているプラスチックは燃やされてエネルギーにしており、実際に何かの製品にされているのはごく少数なのはとてもショックだった。

かといって、これをいきなりゼロにするのは不可能だ。

お肉や乳製品をやめていきなりヴィーガンになれないし、エシカルなブランドだけを選んだり、ゴミをなくすのも難しい。


ただ、浅く知っていっている今わかるのは、不要なものを買わない・使わない、高くても長く使えるものを選ぶという選択を積極的にとっていくことも大事なことだということ。

食べる分・使う分だけを買う、迷ったら買わない、代替できるものがあるなら代替する。とか。

出先で飲み物を買うってわかっているのならタンブラーを持って行ったり、冷蔵庫の食物がほとんどなくなってからスーパーに行く、拭き掃除はキッチンペーパーではなく不要な布を使う。とかをやってみている。
それらから感じたのは、案外必要だと思っていることが必ずしも必要じゃなかったりするなということ。

あとは100円ショップの便利グッズや「流行り」という理由、そのときの「可愛い」だけでモノを買わないようにしたり、少しずつその企業の生産過程を知るということを心がけている。



広告やSNSには「これがあったほうがいい!」「これが必要!」という文字がたくさん並んでいるから、いるものだと思ってしまいがち。

「本当に私にとって必要?」ということが限りある資源を使う私たちが考えないといけないことになっていると思う。


自分だけではなく、でも自分の心の充実や満たされるということを大切にしながらも、未来や環境も考えることというのが、やさしい選択だと思っている。そんな暮らしをブームで終わらせず、継続してできるよう少しずつ考えていきたいと思います。


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