◆松岡和子訳『夏の夜の夢・間違いの喜劇 シェイクスピア全集』ちくま文庫 から 『夏の夜の夢』
おはようございます!
一昨日の夜、マクベスを読み終わってから、次の4巻を買っていなかったので、通勤途中に読もうと思い、部屋を出た文庫本を電車の中で開けてびっくり、その本もまた、対談形式の文章でした。そんなところで、最近はずっと誰かのセリフを読んでいます。もともと、対談やインタビュー記事の話者の表現が漢字やカタカナ、時には〇〇(以下◯)など、それがその文章全体の雰囲気を表しているようで面白く、興味があって好きだったので、嬉しいのですが、あまりにも重ね重ねト書きのない文章達で驚きました。
さて、シェイクスピア月間6日目、『夏の夜の夢』でした。先の3作品はどこかで音を聞いたことがあるものだったのですが、全くのはじめて耳にする題名でした。
神や妖精、人間達と様々なメンバーが揃い、お話全体が、ふわふわとした夢のような夢にまつわるお話は夢の中にいるような気分にさせるものでした。…、何度か話の筋を見失いながらもなんとかついて行ったのでした。4作品目になり、オーロラにも慣れ、急に愛され揶揄われている、と怒るヘレナがもっと素直にその愛を受け入れてみたらどうなるのかなぁと思いながら、松岡和子先生が「原作より一語多く遊んでしまった!」という「!」に一緒に嬉しくなりました。
全体的にパステルカラーのようなイメージがある作品でした。気になった方はぜひ読んでみてください。
今、続きの『間違いの喜劇』を読んでいます。あとがきは『夏の夜の夢』と一緒に書いてあるので、それを読むのも含めて楽しみです。
皆様も楽しい1日をお過ごし下さい。
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